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停電時に気になる「冷蔵庫の食品へのダメージ」 冷蔵庫の冷却技術で停電時も食品のおいしさを維持※1




パナソニック株式会社と味の素冷凍食品株式会社(以下味の素冷凍食品)は冷凍食品の保存に関する共同検証を実施し、一定の条件下※2で冷凍室に保存している冷凍食品※3は、停電後も24時間はおいしく食べられることを確認しました。

自然災害の多い日本。近年では、異常気象による自然災害は増加傾向にあります。その被害の大きさから災害対策は必須の取り組みであると言えます。住んでいる地域や自宅が災害に見舞われれば、生活インフラも被害を受け、停電してしまうことがあります。災害時にまず最優先は自身や家族の安全の確保です。次に大切なのは、水と食事の確保です。当社が実施した調査では※4、「災害時に自宅が停電になった場合を想定して、困る状況」の1位は、「冷蔵庫が使えず、食品が傷む」でした。また、冷凍食品や加工食品の需要は年々増加し※5、今後も堅調に推移していくと考えられます。当社は冷凍食品をおいしく保存することに取り組むことで、食事ができるという安心を提供していきたい考えています。
今回、冷凍食品の活用によるフードロスの削減に取り組んでいる味の素冷凍食品株式会社と共同で検証することで、当社の冷却技術に加え、味の素冷凍食品の衛生管理や調理性の観点からも有用性を確認することができました。
[画像1: https://prtimes.jp/i/24101/791/resize/d24101-791-11a8210132bbf20a699d-14.png ]

「災害時にご自宅が停電になった場合、困る状況」に関する調査 2021年11月30日〜2021年12月7日 N=442 当社調べ
[画像2: https://prtimes.jp/i/24101/791/resize/d24101-791-a0d22fd2eeb77cc70cdf-14.png ]

味の素冷凍食品(株)調べ

※1:保存状況や食品の種類・状態や量、保存する前の食品の状況によって、効果が異なります
※2:外気温25℃/32℃
※3:対象商品:味の素冷凍食品(株)「ギョーザ」
※4:「災害時にご自宅が停電になった場合、困る状況」に関する調査 2021年11月30日〜2021年12月7日 N=442 当社調べ
※5:味の素冷凍食品(株)調べ

◆共同検証の経緯
日本の停電の大半は5時間以内に復旧していることが多く※6、冷蔵庫は庫内が十分に冷えている状態で停電になった場合、ドアを開けなければ約2〜3時間は庫内の温度を保つことができます※7。停電時の冷凍食品の安全性に加え、災害時等の不安な場面でもおいしい食事ができる安心感を提供したいという当社と味の素冷凍食品両社の思いから、それぞれの強みを活かし合うかたちで共同検証を実施しました。
※6:「過去5年以内に経験された停電時間」に関する調査 2020年11月6日〜2020年11月9日 N=500 当社調べ
※7:冷えを保てる時間は目安です。設置場所や季節、天候、食品の保存状況などにより異なります。

<味の素冷凍食品株式会社 研究・開発センター 技術開発部 基盤技術グループ 道岡 拓也様>
手軽でおいしく食べることができる冷凍食品の市場は、近年大きく成長しています。またローリングストック※8という考え方も広がる中、停電時や災害時の食の大切も注目されています。冷凍食品は「保存」という観点から、我々の持つ知見以外の側面から有用性を検証する必要があり、以前より冷蔵庫やスチームオーブンレンジで繋がりのあったパナソニック様に声をかけ、今回の取り組みに至りました。
冷凍食品は-18℃以下の温度帯で保存・流通することで、おいしさ・安全性(品質)が保たれるように設計されています。一方、世の中のニーズの多様化に伴い、自然解凍製品(お弁当用)や総菜、外食向けなど解凍調理後のおいしさを実現するため、安全・安心をベースに技術開発を行っています。
※8:いつも利用している食品や日用品を少し多めにストックし、使用した分を補充するという備蓄方法。

<パナソニック株式会社 くらしアプライアンス社 キッチン空間事業部 冷蔵庫技術総括 開発戦略部 丹治 史華>
パナソニックは冷却技術を向上させることにより、お客様の食生活に貢献してきました。冷凍食品の保存については業務用レベルの急速冷凍※9の「はやうま冷凍」や食品を温度変化から守り、霜つきを抑えておいしさをキープする※10「うまもり保存」など独自の研究開発をしてきました。さらにIoT連携による「停電そなえモード」を搭載するなど、災害への備えにも取り組んできました。冷凍食品業界のリーディングカンパニーである味の素冷凍食品様では、業界基準よりさらに厳しい独自の衛生基準を設定し食品の衛生管理をされており、冷蔵庫に保存した食品の「おいしさ」に関する評価方法については、その知見を借りることでよりよい冷却技術の開発が可能だと考えました。また、冷凍食品の中でも冷凍ギョーザは近年冷凍食品の代表格となりつつあり、冷凍ギョーザ売上日本一※11の味の素冷凍食品の「ギョーザ」で検証を行うことは、生活者視点での検証になると考えました。

[画像3: https://prtimes.jp/i/24101/791/resize/d24101-791-f8e94d3ac7c3374c7d00-4.jpg ]


左からパナソニック株式会社 くらしアプライアンス社 冷蔵庫技術総括 開発戦略部 小畑
味の素冷凍食品株式会社 研究・開発センター 技術開発部 基盤技術グループ 道岡様
パナソニック株式会社 くらしアプライアンス社 冷蔵庫技術総括 開発戦略部 丹治
パナソニック株式会社 くらしアプライアンス社 冷蔵庫技術総括 開発戦略部 松山

※9:最大氷結晶生成帯(-1℃〜-5℃)を通過する時間:約28分。実験条件:牛ステーキ肉(もも肉)150gをラップ包装。
クーリングアシストルーム内のアルミプレートの上に置いて急凍した場合、外気温25℃、扉開閉なし(当社測定)
※10:当社調べ。うまもりカバー内に効果があります。保存状況や食品の種類・状態や量、保存する前の食品の状況によって、効果が異なります。
※11:市販用冷凍・チルド餃子市場2021年売上金額ベース 味の素冷凍食品(株)ギョーザブランド計 味の素冷凍食品(株)調べ


[画像4: https://prtimes.jp/i/24101/791/resize/d24101-791-5133e813fd5423d2bf74-5.jpg ]

[画像5: https://prtimes.jp/i/24101/791/resize/d24101-791-534897306b0aab95d797-6.jpg ]



[画像6: https://prtimes.jp/i/24101/791/resize/d24101-791-a171d48ea772508d4fbb-13.jpg ]


◆共同検証の概要・結果
生活者の実態を想定した検証を行うため、当社草津拠点にて、冷凍冷蔵庫にて複数の条件を設定し通電停止後の冷凍食品の衛生状態と品質の変化及び調理性を検証しました。冷凍室には、冷凍食品が多く入っている方が保冷機能を発揮し、庫内温度の上昇を抑制することができます。また、一般家庭の冷凍室収納率は80%程度が最も多い※12と言われています。
結果、味の素冷凍食品の冷凍「ギョーザ」は停電後24時間でも衛生面に大きな影響はなく、おいしさの特長である「羽根の素」も有効に機能し調理することができ、おいしく食べられることが確認できました※13。
※12:当社調べ
※13:停電時は電気・ガス・水道の生活インフラが止まることが想定されるため、調理時にはカセットコンロなどの用意が必要です。
[画像7: https://prtimes.jp/i/24101/791/resize/d24101-791-6b7bd999399a954ddf6f-9.jpg ]

[画像8: https://prtimes.jp/i/24101/791/resize/d24101-791-43a31cf0bf40bc2184e7-8.jpg ]


【実験概要】
・検証内容:家庭用冷凍冷蔵庫の通電停止後の
味の素冷凍食品(株)冷凍「ギョーザ」の品質変化
・実施期間:2022年12月〜2023年3月
・対象機種:家庭用冷凍冷蔵庫6ドアタイプ
・対象商品:味の素冷凍食品「ギョーザ」


【実験結果】
味の素冷凍食品の「ギョーザ」は、停電が発生した際の夏場の想定温度下でも1日程度はおいしく安心して食べることができる状態※14であることが確認できました。多くの人が購入している味の素冷凍食品の「ギョーザ」を常にローリングストック※8しておけば、もしもの時にも安心して無駄なくご活用いただけます。
冷凍食品は-18℃以下「要冷凍」を順守することが大前提ですが、もしもの時には冷凍「ギョーザ」も防災食として役立つ事が確認されました。
※14:ご家庭の環境により差が出ることが考えられますので、調理の際は匂いなどを確認し、異臭・違和感を感じるようであればご使用はお控えください。

◆冷蔵庫の断熱性能に加えて、IoT連携でさらにかしこく「災害への備え」
冷蔵庫内の冷気を守る断熱性の向上に加えて、当社2023年発売の新商品では、冷蔵庫専用アプリ「Cool Pantry」※15と連携すれば省エネはもちろん、災害にも備えることができます。「停電そなえモード」を活用することで、停電時の保冷時間を約2倍にすることができます※16

・断熱技術
高性能真空断熱材「U-Vacua」が、外部から熱が伝わるのを防いで冷気を守ります。
[画像9: https://prtimes.jp/i/24101/791/resize/d24101-791-9dde0ecffa0c310fd196-12.png ]


・停電そなえモード
IoT連携により停電時の保冷を長続きさせる、業界初※17の「停電そなえモード」。アプリで気象警報※18を受信すると自動で予冷運転を開始し※19、停電時の保冷時間を約2倍にすることで※16食品廃棄ロスを減らせます。
[画像10: https://prtimes.jp/i/24101/791/resize/d24101-791-9b5be3c3357da93f3aea-11.jpg ]

停電そなえモード 紹介動画
URL:https://www.youtube.com/watch?v=LOGZUMdHPW0

※15:スマートフォンの対応OSについて詳細はホームページをご覧ください。「Cool Pantry」アプリはタブレット端末には対応していません。
※16:当社調べ。食品の状態や量、周囲温度や扉開閉の状況によって、効果が異なります。当社環境試験室において、以下の当社試験条件にて測定。
条件:冷凍室「中」・冷蔵室「中」・切替室「パーシャル中」設定。冷凍室に模擬負荷20.5 kgを投入、周囲温度25℃、扉開閉無し。
停電時、2023年新商品NR-F609WPX(停電そなえモードON)において、模擬負荷の温度を-18℃以下に保てる時間が5.9時間。
※17:IoT機能により、気象情報と連携した予冷運転で停電に備える。国内家庭用冷蔵庫において。2023年2月17日発売。
※18:暴風/暴風雪警報のみ。
※19:自動化設定にするとスマホに通知なしで開始。事前の設定が必要です。


◆従来機種もアプリのアップデートにより「停電そなえモード」対応
IoT連携の新機能は、2023年発売の新商品に加え、2022年発売の従来機種にも対応。新搭載の「AIクーリング」と「停電そなえモード」は、冷蔵庫専用アプリ「Cool Pantry」※15の2023年6月29日からのアップデートにより、順次2022年発売の従来機種にも対応します。
対象機種:8WPXタイプ、8HPXタイプ、8MEXタイプ、8PXタイプ
URL:https://panasonic.jp/reizo/app/setup/typeA.html

当社は冷却技術の向上とIoT技術により、食品のより良い保存だけでなく、災害の際にも食事の「おいしさ」や「安心」を提供するとともに、フードロス削減に取り組んでいきます。

◆関連情報
《「はやうま冷凍」搭載冷凍冷蔵庫 NR-F659WPX ほか》
製品サイトURL:https://panasonic.jp/reizo/products/NR-F659WPX.html

[画像11: https://prtimes.jp/i/24101/791/resize/d24101-791-0a456211477f94ecfa4c-12.png ]


《「Cool Pantry」アプリ》
URL:https://panasonic.jp/reizo/app.html
[画像12: https://prtimes.jp/i/24101/791/resize/d24101-791-c78b5391a3f04110bd7f-13.jpg ]
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