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画像処理による異常監視システム“ANOMALY WATCHER”を発売 映像差分解析により監視精度の向上と目視による監視コストの削減に貢献

キヤノンマーケティングジャパングループのキヤノンITソリューションズ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:金澤 明、以下キヤノンITS)は、製造現場や倉庫などでの設備異常監視コスト低減と精度向上を実現する”ANOMALY WATCHER”を、2023年11月1日より販売開始します。設置環境や発生する事象に応じた試行に対応するモニターライセンスの提供も併せて開始します。




[画像1: https://prtimes.jp/i/1375/796/resize/d1375-796-b3cab5676bb9476a4111-0.png ]

■背景
製造業における生産や製品評価工程においては、想定外のトラブルに起因して、発煙や発火/液漏れなどが発生してしまうことで多大な損害に繋がることがあるため、監視の仕組みが不可欠です。設備の稼働環境によっては24時間体制での対応が求められるケースもあり、目視監視に伴う要員確保や配置コスト/教育コストが課題となっています。また、監視習熟度によって精度にバラつきが生じることや、長時間のモニター監視による身体的負担にも繋がることから、人手による監視の代替手段が求められています。

■特長
”ANOMALY WATCHER”は、ネットワークカメラを活用しリアルタイム映像と正常時との差分を画像処理によって検出し、即時アラートを上げる異常監視システムです。※1
1.画像処理による正常時との差分比較で異常を検出
正常状態として登録した基準フレームとリアルタイム映像フレームとの特徴量の類似度を算出し、類似度の閾値設定に基づいて異常検知アラートを発報します。

2.事前学習が不要でシンプルな設定のみで即時導入が可能
機械学習型のAI画像処理を応用したシステムと異なり、事前に異常映像を収集し学習させる手間が不要です。色味の変化や輪郭の変化など複数のパラメータの検知感度を設定するだけですぐに自動監視を始めることができます。

3.Milestone社製ビデオ管理ソフトウエア「Milestone XProtect(R)」との連携により、多種多様なカメラに対応
監視カメラの映像は、13,000種類以上※2のデバイスをサポートする「Milestone XProtect(R)」が受信し、異常検知処理を行うとともに録画管理も行うため、通常の監視カメラシステムとしても利用可能です。

■展望
今後、キヤノンITSのAI検査プラットフォーム「Visual Insight Station」との連携によるインテリジェント検知やサーバーレス構成の追加などを計画しており、製品のさらなる機能強化を行ってまいります。
キヤノンITSではキヤノン製品の開発で培ったソフトウエア開発技術や画像処理技術をさまざまな業界に提供し、ノウハウを蓄積してきました。今後もキヤノンITSならではの強みを活かした製品やソリューションを提供することで、お客さまとともに新たな価値を創造し、お客さまの課題のみならず社会課題解決に貢献していきます。


[表: https://prtimes.jp/data/corp/1375/table/796_1_7202bca8c7e214b5afc6a37e4feff5e5.jpg ]




※1 実装されている機能について特許出願済み
※2 Device Pack 12.8aリリース時点の機種数
※3 必要ハードウェアおよびXProtect(R)無償版はお貸出し。設置環境への移動交通費を別途頂戴します。詳細は個別見積りにて提示します。
※4 検知アプリケーションライセンス費用のみの記載。別途カメラ/PC等ハードウェア費用およびXProtect(R)ライセンス費用が必要となります

<異常検知の概念図>
[画像2: https://prtimes.jp/i/1375/796/resize/d1375-796-871c9ede61c6538b5ae8-1.png ]


<画像処理イメージ図>
[画像3: https://prtimes.jp/i/1375/796/resize/d1375-796-f7756c4d40137bfe86c0-1.png ]

■モニターライセンス
監視用のカメラ/PCを含む必要機材一式を貸し出し※、設置を検討する現場での試行ができるモニターライセンスの提供も併せて開始します。現場への設置および検知設定もサポートします。
※モニター利用でのカメラ台数は1台のみで、試用期間には限りがあります。また、価格は設置環境により異なりますので、個別見積りにて提示します

〈“ANOMALY WATCHER”が実現する監視業務DXの例〉
1.施設の天井・壁面や配管からの液漏れ、部品の落下を検知
水滴やオイルの漏れ出し、ネジの緩みによる落下など、微細な異常も直ちに知らせます。
[画像4: https://prtimes.jp/i/1375/796/resize/d1375-796-73e90d55aa9aeafeb106-3.png ]

2.工場の製造装置や評価試験装置からの発煙・発火を検知
発煙のような輪郭を捉えにくい事象や一瞬の火花なども映像として撮影されれば検知することができます。異常検知した際にPLCと連携しベルトコンベアを止めたり、パトランプを点灯させたりといった追加開発も可能です。
[画像5: https://prtimes.jp/i/1375/796/resize/d1375-796-5010b83048f258b45289-3.png ]

3.人だけでなく鳥や猫のような小動物、食品倉庫への昆虫の侵入なども検知
立入り禁止エリアへの人の侵入を映像差分として検知することが可能です。監視対象から外したいエリアは映像内でマスク指定することで、アラート対象から除外することができます。

●一般の方のお問い合わせ先:エンベデッドシステム事業部エンベデッドシステム技術営業部 044-332-3630(直通)
●ANOMALY WATCHERホームページ:https://www.canon-its.co.jp/products/anomaly_watcher/
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