AdaSkyとST、自動車向けに高分解能の視認能力の提供で協力
[18/03/12]
提供元:PRTIMES
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・遠赤外線サーマル・カメラへの新たなインフォメーション・レイヤを追加することにより、ADASセンサ・フュージョン機能を拡張し、あらゆる環境下での完全な自動運転の実現に貢献
・現在、自動車メーカー各社が試作品を評価中で、2020年の量産開始を目標
[画像: https://prtimes.jp/i/1337/849/resize/d1337-849-268904-0.jpg ]
多種多様な電子機器に半導体を提供する世界的半導体メーカーのSTマイクロエレクトロニクス(NYSE:STM、以下ST)と、イスラエルのベンチャー企業で、より広範かつ良好な視認機能を可能にする遠赤外線(FIR)技術を自動車市場に提供するAdaSkyは、AdaSkyのFIRサーマル・カメラに、両社が共同設計し、ST独自の28nmFD-SOI(1) 技術で製造するカスタム・シリコンを実装することで協力することを発表しました。AdaSkyの包括的なセンシング・ソリューションであるViperは、さまざまな環境下において自動運転車が道路や周囲の状態を視認し、理解することを目指しています。
特に厳しい照度や天候の条件下において、道路、他の車両、路側器、障害物などを完全に視認することは、次世代の自動運転車が安全に走行するために不可欠です。常時自動運転を実現するため、自動車は、さまざまなセンサから提供される補完情報の統合して判断することになります。今日使われているセンサやカメラは、必要な情報のすべてを捉えることはできず、それぞれ特定の照度や天候下で弱点を有します。しかし、AdaSkyのViperに使われるパッシブ赤外線映像を統合し、ソリューションとして用いた場合、照度が変化する状況や直射日光の下、対向車からヘッドライトを受けている際や悪天候下などにおいても、各センサやカメラから得られる情報間の差異を補うことができ、周囲の状況を正確に認識することが可能です。
FIRマイクロボロメータ・センサを使用する新しいカメラは、対象物の温度を検出します。Viperは、高度運転支援システム(ADAS)ソリューションにおいて、Convolutional Neural Networks(畳み込みニューラル・ネットワーク)に基づく独自のアルゴリズムにより障害物を分類し、コックピット・ディスプレイに表示してドライバに早期に警告します。この警告は、従来の可視波長を使用したセンサよりも数秒早く発することができるほか、人間が目視で把握するよりも高速です。
AdaSkyのハードウェア担当バイスプレジデントであるAmotz Katsは、次のようにコメントしています。「STの協力により、当社は初の自動運転車向け高分解能サーマル・カメラを、最小サイズ、最軽量、最低消費電力で、かつ可動部品を用いることなく製造することができました。超低消費電力設計や車載アプリケーションに最適なIP、そして28nm FD-SOI技術など、STならではの専門知識や技術があってこそ、センサの性能に課された厳しい消費電力の制約を満たすことができました。当社は、自動運転車市場を革新する飛躍的なソリューションを提供する立場にあり、STの車載用半導体に関する習熟した技能と、強力な製造サプライチェーンに支えられています。このSTのサプライチェーンにより、自動車メーカーは生産を続ける限り、信頼性、長期的サポート、および事業継続性という恩恵を受けることができます。」
STのグループ・バイスプレジデント 兼 自動運転デジタル部門ジェネラル・マネージャであるFabio Marchioは、次のようにコメントしています。「AdaSkyは、赤外線ベースの強力な視覚センサと、優れたアルゴリズムを開発しました。これにより、非常に有用な補完的インフォメーション・レイヤが既存のセンサ群に追加され、自動運転車の実現は目前に迫っています。真の「常時オン」、つまり24時間いつでも走行可能な自動運転車の実現に残された最大の課題のひとつである、運転が困難な状況への対応に取り組むことで、AdaSkyはドライバレスなシステムを実現に貢献しています。」
Viperは、ST独自の28nm FD-SOI製造技術で設計され、車載アプリケーションに最適なSTのIPを使用しています。2020年の量産開始を目標に、自動車メーカー各社にて試作品を評価中です。
(1)Fully Depleted Silicon On Insulator(完全空乏型シリコン・オン・インシュレータ)
AdaSkyについて
AdaSkyは、将来の自動車がより広範囲をより正確に、かつ「常時」認知できるようにするための遠赤外線技術を車載機器用半導体市場に提供しています。AdaSkyの創設チームは、半導体、温度センサ、画像処理、コンピュータ・ビジョン市場それぞれの熟練者で構成されます。この10年間、最新式のFIRセンシング・ソリューションを開発してきたメンバです。現在、多くの専門分野にわたる経験豊富な技術者のチームが、さらにソリューションを革新し、自動運転車特有のニーズに対応しています。これによりAdaSkyのソリューションは、完全自動運転車の実現に向けて、自動車の視認能力における弱点を克服するために不可欠な補強機能となっています。 詳細については、http://www.adasky.com/ をご覧ください。
STマイクロエレクトロニクスについて
STは、私たちの暮らしに欠かすことのできないエレクトロニクス機器に、優れた性能と高い電力効率を特徴とした半導体を提供する世界的な総合半導体メーカーです。あらゆるシーンで活躍するSTの製品は、お客様が開発する次世代モバイルやIoT機器の他、よりスマートな自動車、工場、都市および住宅を可能にします。STは、生活をより豊かにする技術革新を通じ、「life.augmented」の実現に取り組んでいます。STは、10万社を超えるお客様に半導体を提供しており、2017年の売上は83.5億ドルでした。さらに詳しい情報はSTのウェブサイト( http://www.st.com )をご覧ください。
◆AdaSkyへのお問い合わせ先
Caster Communications
+1 401-792-7080
adasky@castercomm.com
Alex Crabb +1 401-318-2229
◆STへのお問い合わせ先
お客様お問い合わせ先
〒108-6017 東京都港区港南2-15-1
品川インターシティA棟
STマイクロエレクトロニクス(株)
オートモーティブ & ディスクリート製品グループ
TEL : 03-5783-8260 FAX : 03-5783-8216
・現在、自動車メーカー各社が試作品を評価中で、2020年の量産開始を目標
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多種多様な電子機器に半導体を提供する世界的半導体メーカーのSTマイクロエレクトロニクス(NYSE:STM、以下ST)と、イスラエルのベンチャー企業で、より広範かつ良好な視認機能を可能にする遠赤外線(FIR)技術を自動車市場に提供するAdaSkyは、AdaSkyのFIRサーマル・カメラに、両社が共同設計し、ST独自の28nmFD-SOI(1) 技術で製造するカスタム・シリコンを実装することで協力することを発表しました。AdaSkyの包括的なセンシング・ソリューションであるViperは、さまざまな環境下において自動運転車が道路や周囲の状態を視認し、理解することを目指しています。
特に厳しい照度や天候の条件下において、道路、他の車両、路側器、障害物などを完全に視認することは、次世代の自動運転車が安全に走行するために不可欠です。常時自動運転を実現するため、自動車は、さまざまなセンサから提供される補完情報の統合して判断することになります。今日使われているセンサやカメラは、必要な情報のすべてを捉えることはできず、それぞれ特定の照度や天候下で弱点を有します。しかし、AdaSkyのViperに使われるパッシブ赤外線映像を統合し、ソリューションとして用いた場合、照度が変化する状況や直射日光の下、対向車からヘッドライトを受けている際や悪天候下などにおいても、各センサやカメラから得られる情報間の差異を補うことができ、周囲の状況を正確に認識することが可能です。
FIRマイクロボロメータ・センサを使用する新しいカメラは、対象物の温度を検出します。Viperは、高度運転支援システム(ADAS)ソリューションにおいて、Convolutional Neural Networks(畳み込みニューラル・ネットワーク)に基づく独自のアルゴリズムにより障害物を分類し、コックピット・ディスプレイに表示してドライバに早期に警告します。この警告は、従来の可視波長を使用したセンサよりも数秒早く発することができるほか、人間が目視で把握するよりも高速です。
AdaSkyのハードウェア担当バイスプレジデントであるAmotz Katsは、次のようにコメントしています。「STの協力により、当社は初の自動運転車向け高分解能サーマル・カメラを、最小サイズ、最軽量、最低消費電力で、かつ可動部品を用いることなく製造することができました。超低消費電力設計や車載アプリケーションに最適なIP、そして28nm FD-SOI技術など、STならではの専門知識や技術があってこそ、センサの性能に課された厳しい消費電力の制約を満たすことができました。当社は、自動運転車市場を革新する飛躍的なソリューションを提供する立場にあり、STの車載用半導体に関する習熟した技能と、強力な製造サプライチェーンに支えられています。このSTのサプライチェーンにより、自動車メーカーは生産を続ける限り、信頼性、長期的サポート、および事業継続性という恩恵を受けることができます。」
STのグループ・バイスプレジデント 兼 自動運転デジタル部門ジェネラル・マネージャであるFabio Marchioは、次のようにコメントしています。「AdaSkyは、赤外線ベースの強力な視覚センサと、優れたアルゴリズムを開発しました。これにより、非常に有用な補完的インフォメーション・レイヤが既存のセンサ群に追加され、自動運転車の実現は目前に迫っています。真の「常時オン」、つまり24時間いつでも走行可能な自動運転車の実現に残された最大の課題のひとつである、運転が困難な状況への対応に取り組むことで、AdaSkyはドライバレスなシステムを実現に貢献しています。」
Viperは、ST独自の28nm FD-SOI製造技術で設計され、車載アプリケーションに最適なSTのIPを使用しています。2020年の量産開始を目標に、自動車メーカー各社にて試作品を評価中です。
(1)Fully Depleted Silicon On Insulator(完全空乏型シリコン・オン・インシュレータ)
AdaSkyについて
AdaSkyは、将来の自動車がより広範囲をより正確に、かつ「常時」認知できるようにするための遠赤外線技術を車載機器用半導体市場に提供しています。AdaSkyの創設チームは、半導体、温度センサ、画像処理、コンピュータ・ビジョン市場それぞれの熟練者で構成されます。この10年間、最新式のFIRセンシング・ソリューションを開発してきたメンバです。現在、多くの専門分野にわたる経験豊富な技術者のチームが、さらにソリューションを革新し、自動運転車特有のニーズに対応しています。これによりAdaSkyのソリューションは、完全自動運転車の実現に向けて、自動車の視認能力における弱点を克服するために不可欠な補強機能となっています。 詳細については、http://www.adasky.com/ をご覧ください。
STマイクロエレクトロニクスについて
STは、私たちの暮らしに欠かすことのできないエレクトロニクス機器に、優れた性能と高い電力効率を特徴とした半導体を提供する世界的な総合半導体メーカーです。あらゆるシーンで活躍するSTの製品は、お客様が開発する次世代モバイルやIoT機器の他、よりスマートな自動車、工場、都市および住宅を可能にします。STは、生活をより豊かにする技術革新を通じ、「life.augmented」の実現に取り組んでいます。STは、10万社を超えるお客様に半導体を提供しており、2017年の売上は83.5億ドルでした。さらに詳しい情報はSTのウェブサイト( http://www.st.com )をご覧ください。
◆AdaSkyへのお問い合わせ先
Caster Communications
+1 401-792-7080
adasky@castercomm.com
Alex Crabb +1 401-318-2229
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〒108-6017 東京都港区港南2-15-1
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STマイクロエレクトロニクス(株)
オートモーティブ & ディスクリート製品グループ
TEL : 03-5783-8260 FAX : 03-5783-8216