【環境・SDGsへの意識実態調査】 SDGsの17の目標について、「関心度」は高いが「貢献意欲」には戸惑いも。<花王 生活者研究センター調べ>
[19/06/25]
提供元:PRTIMES
提供元:PRTIMES
2015年9月の国連サミットにおいて、加盟国全会一致で採択されたSDGs(Sustainable Development Goals:持続可能な開発目標)。目標達成の2030年に向けて国の内外で国、企業、個人による取り組みが広がりつつありますが、日本ではSDGsという言葉の認知度は、まだ低いのが現状です。
花王株式会社「生活者研究センター」(※1)では、SDGsの17の目標を具体的に提示し、関心や貢献意欲などについて調査。その結果、首都圏在住の20〜70代の既婚女性で、「関心がある」と答えた割合が50%を超えた目標は12、一方、「今後貢献したい」と答えた割合が50%を超えた目標はありませんでした。目標自体に関心はあっても、貢献となると戸惑いがあるようです。しかし、今の自分たちの暮らしからは少し遠いと思える目標でも、日常の何気ない体験や気づきから関心が芽生え、意識を変化させたり、自分にもできる行動に気づき始めている様子が見受けられたことから、まずは一人ひとりがSDGsに関心を持ち、考えることが大切と考えます。
【主な調査結果のポイント】
●SDGsの具体的目標について、関心は高いが貢献意欲には戸惑いも
●日常の何気ない体験や気づきが、SDGsへの関心の芽生えに
[画像1: https://prtimes.jp/i/9276/894/resize/d9276-894-423552-0.png ]
●SDGsの具体的目標について、関心は高いが貢献意欲には戸惑いも
調査によると、既婚女性に個別に17の目標を具体的に提示してみると、 「関心がある」と答えた割合が50%を超えた目標は12あり、環境や人道的な目標への関心がなかでも高いことが分かりました。一方、「今後貢献したい」と答えた割合は、関心度に比べると低い傾向にあり、50%を超えた目標はありませんでした。目標自体に関心はあっても、「自分の負担になるような貢献は無理」、「何をすれば貢献できるかわからない」といった戸惑いの声が聞かれました。
[画像2: https://prtimes.jp/i/9276/894/resize/d9276-894-330863-1.png ]
●日常の何気ない体験や気づきから、SDGsへの関心の芽生えに
貢献したいと思ったきっかけはさまざまですが、例えば、 『13.気候変動への具体的な対策を』については、「猛暑や異常気象による災害増加などへの危機感から関心が高まり、これまでも温暖化対策として取り組んでいた節電やごみの分別に、より積極的になった」という声が聞かれました。また、日本で暮らしていると意識しにくい目標でも、「勤め先の食品廃棄を見てあらためて考えた」、「知人が参加している活動に影響を受けた」など、日常の何気ない体験や気づきから関心が芽生え、「これから自分に何ができるか考えたい」と意識の変化へとつながったというが声が聞かれました。まずは一人ひとりがSDGsに関心を持ち、考えることが大切と考えます。
[画像3: https://prtimes.jp/i/9276/894/resize/d9276-894-632149-2.png ]
[表: https://prtimes.jp/data/corp/9276/table/894_1.jpg ]
詳しい情報はこちら
? くらしの研究「くらしの現場レポート」
www.kao.co.jp/lifei/life/report-53/?cid=lifei_prtimes190625a
www.kao.co.jp/content/dam/sites/kao/www-kao-co-jp/lifei/report/pdf/53.pdf?cid=lifei_prtimes190625b
(2019年6月掲載)
■慶応SFC・加藤文俊先生インタビュー/日常とつながっているSDGs
[画像4: https://prtimes.jp/i/9276/894/resize/d9276-894-749650-3.jpg ]
持続可能な社会の実現のため未来に向けて取組むSDGs、「自分ごとでも他人ごとでもなく”自分たちごと”として考えよう」と語る慶應義塾大学の加藤文俊先生へのインタビュー記事も紹介しています。私たち一人ひとりがSDGs実現のためにできること、貢献のためのアクションを継続しやすくする、そのカギとは?
? くらしの研究「達人コラム」
www.kao.co.jp/lifei/life/column-52/?cid=lifei_prtimes190625c
※1 花王株式会社「生活者研究センター」 www.kao.co.jp/lifei/about/?cid=lifei_prtimes190625d
「生活者研究センター」では、花王グループの使命である「よきモノづくりを通じて人々の豊かな生活文化へ貢献すること」の実現をめざし、生活者一人ひとりの暮らしを見つめた生活者研究をおこなっています。生活現場での観察と対話を重ねながら、行動に表れない本音、説明できないこだわりなど、行動の裏にひそむ「おもい」まで読み解いて、課題を発掘し、商品やコミュニケーション開発に活かすとともに、生活者研究のウェブサイト、花王「くらしの研究」から、広く社会に発信しています。
花王「くらしの研究」 www.kao.co.jp/lifei/?cid=lifei_prtimes190625e