GMO JMI、『住宅に関する調査』を東アジア主要4カ国・地域で実施
[11/11/15]
提供元:PRTIMES
提供元:PRTIMES
2011年11月15日
報道関係各位
GMOジャパンマーケットインテリジェンス株式会社
=================================================================
GMOジャパンマーケットインテリジェンス
『住宅に関する調査』を東アジア主要4カ国・地域で実施
=================================================================
GMOインターネットグループでインターネットリサーチ事業を展開するGMO
リサーチの連結子会社、GMOジャパンマーケットインテリジェンス株式会社
(東京都渋谷区、代表取締役社長 細川慎一、以下GMO JMI)は、GMO JMIが
保有する日本・中国・韓国・台湾のモニターおよび提携モニターを対象に
「住宅に関する調査」を実施いたしました。
●調査対象:18歳以上の男女 4,000名
●調査期間:2011年7月18日〜2011年9月15日
●調査方法:インターネット調査
●調査地域:日本、中国、韓国、台湾
【まとめ】
-------------------------------------------------------
■住宅・住居を購入する際に重視する点について(参考資料:図1)
-------------------------------------------------------
・調査を実施したすべての国・地域で「交通の便」と「価格」が住宅購入に
おいて重視されている。
・日本、中国、台湾では「買い物に便利」という視点で選ぶことや、
「地域のセキュリティと安全性」も重視されている。
・台湾では「価格」と同じくらい「地域のセキュリティと安全性」が重視
されており、また「隣人の人柄」を重視する人も他の3カ国と比べて多い
傾向にある。
-------------------------------------------------------
■理想の居住形態と、現実の居住形態について(参考資料:図2〜4)
-------------------------------------------------------
・日本、中国、台湾では約7割が居住形態に一戸建てを、韓国では約半数が
マンションを望んでいる。
・一戸建て住まいが好ましいと考えている人のうち、実際に一戸建てに住んで
いる人は日本では約7割だが、台湾では約5割、韓国では約3割、中国に至っ
ては1割以下という結果になった。
・すべての調査対象国・地域で8割以上が一戸建てに住んでいない理由として
「金銭的な問題」と回答。
・中国と韓国では一戸建てに住んでいない理由として6割が「維持や管理が
心配」と回答。
・その他、日本では「家族の人数がそれほど多くない」、台湾では「好みの
一戸建てが見つからなかった」の回答が4割を超え、一戸建てに住んでい
ない理由の一つとなっている。
-------------------------------------------------------
■一戸建ての利点、欠点について(参考資料:図5、6)
-------------------------------------------------------
・4ヶ国・地域すべてにおいて、一戸建ての魅力に「庭がある」ことを挙げる
人が多数を占めた。
・韓国を除く3ヶ国では、周囲を気にせずに自分の生活を楽しめることが一戸
建てに住む利点だと感じている人が多い傾向にある。
・一戸建ての欠点としては、中国を筆頭に4ヶ国・地域すべてにおいて「維持
費がかかる」と回答。日本、韓国、台湾では、それ以上に「セキュリティの
不十分さ」を欠点と捉える傾向にある。
-------------------------------------------------------
■マンションの利点、欠点について(参考資料:図7、8)
-------------------------------------------------------
・日本、韓国、台湾では、マンションに住む利点は「防犯システムが優れてい
ること」であると回答した人が多かったのに対して、中国では「交通の便」
や「近隣にショッピングモールがあること」など、利便性が利点であると
回答した人が多数を占めた。
・マンションに住む欠点については、4カ国・地域すべてにおいて「上下階層
からの騒音でストレスがたまる」ことと「庭や占有スペースがない」ことを
挙げる人が多い。
・日本、中国では4割以上が「駐車スペースが確保されていない」ことがマン
ションの欠点だと感じている。
-------------------------------------------------------
(総論)東アジア地域における住宅事情について
-------------------------------------------------------
住宅に対する意識、あるいはその背景となる住宅事情について4ヶ国・地域
間で比較した結果、共通点が多いことがわかりました。総じてマンションよ
りも一戸建てに住むことが望まれているにも関わらず、金銭面の問題から実
現できていないケースが多いことはその代表例といえるでしょう。
一方、一戸建てのメリット・デメリットの質問では細部に対しての意識で
は各国で違いが見られました。例えば、日本では近隣への影響を気にしなく
ても良い点をメリットとして考えられていますが、中国や韓国では日本ほど
にはメリットとして認識されていません。「隣人が多くない」ことを中国で
はデメリットと強く認識されていますが、韓国では殆どそういった認識はあ
りません。こうした違いは各国の文化、風習の違いからも生じていると考え
られ、日常生活上の意識においてもそれらを垣間見ることができるのではな
いでしょうか。
【調査背景】
海外市場での売上拡大あるいはアジア新興国への進出といった日本企業の
海外進出の動きが活発化する中、文化的な背景や経済成長のステージが異な
るアジア新興市場において日本企業が成長を遂げるためには、各市場のニー
ズの把握など、詳細な市場理解が不可欠です。GMO JMIは、GMOリサーチと共
同で日本、中国、韓国、台湾の東アジア主要4ヶ国・地域の市場理解を目的に、
本年4月から定期的にオンラインアンケート調査を実施しています。
今回の調査では、「住宅」を調査テーマに選び、日本・中国・韓国・台湾
においてアンケート調査を実施いたしました。各国・地域の住宅事情に加え、
一戸建てやマンションなど住居形態への意識など、日常生活のベースとなる
「住宅」に関して探っていくことで、各国・地域の生活実態を理解すること
を調査の目的としています。
【GMOジャパンマーケットインテリジェンス株式会社について】
GMOインターネットグループのGMOリサーチの子会社で、市場調査・分析お
よび調査データを基にしたコンサルティングサービスを提供しております。
市場調査方法においては、従来どおりの市場調査はもちろん、ソーシャルメ
ディアリサーチ、CAPI(*1)/CATI(*2)、オンライン調査や携帯電話を通じて
の調査など、市場調査のスピードを大幅に短縮する方法を積極的に取り入れ
ています。また、CVG(Consumer Vision Goggles)やウェブ・アイ(Web Eye)
等、弊社独自の調査手法を用いた視覚的リサーチ(アイトラッキング)も提
供しております。最先端の技術を駆使したGMO JMIの市場調査は、迅速かつ最
適な意思決定のお手伝いをいたします。
(*1)CAPIとは、Computer Assisted PersonalInterviewの略で、コンピュータ
を使いながら実施する、聞き取り調査のこと。
(*2)CATIとは、Computer Assisted TelephoneInterviewの略で、コンピュータ
を使いながら実施する、電話調査のこと。
以上
【参考資料】
※調査データのグラフ等は省略させていただいております。
詳細は下記URLをご参照下さい。
URL:http://www.gmo.jp/news/article/?id=3865
■住宅・住居を購入する際に重視する点について(図1)
――――――――――――――――――――――――――
住宅・住居の購入に際して、4カ国・地域すべてで「交通の便」と「価格」
が重視されていており、特に韓国においてこの傾向が強いことが窺える結果
となっています。韓国を除く他の3カ国・地域では「買い物に便利」や「地域
のセキュリティと安全性」を重視する回答も多く見受けられ、台湾では「価
格」と同じくらい「地域のセキュリティと安全性」が重視されています。加
えて台湾では、他の3カ国では回答数の少なかった「隣人の人柄」にも比較的
回答が集まっていることから、価格・利便性以外の暮らしやすさも重視され
ている傾向にあるといえます。
■理想の居住形態に関する調査(図2〜4)
―――――――――――――――――――
日本、中国、台湾では、約7割が「一戸建ての方が好ましい」と回答したの
に対して、韓国では約半数が「マンションの方が好ましい」と回答しており、
意見がほぼ二分される結果となりました。また、「一戸建ての方が好ましい」
と回答の中で、実際に一戸建てに住んでいる人は韓国・台湾では約3〜5割程
度であるのに対して、日本では約7割が一戸建てに住んでいます。一方中国で
は4カ国・地域で最も一戸建てを好ましいと回答する人が多かったのにもかか
わらず、実際に一戸建てに住んでいると回答した人は1割にも満たず、一戸建
てを理想にしながらも実際に購入に至るのは僅かのようです。
現在一戸建てに住んでいない理由は、4カ国・地域すべてで「金銭的な問題」
が大半を占めており、一戸建て購入の障壁となっているのが金銭的な問題で
あることは明確です。さらに中国と韓国では2番目に多い理由に「維持や管理
が心配」と居住後の金銭的な負担も懸念されている様子も窺えます。その他、
日本の「家族の人数がそれほど多くない」や、台湾の「好みの一戸建てが見
つからなかった」といった、金銭的な問題以外の理由に各国の住宅事情の違
いが現れています。
■一戸建ての利点、欠点に関する調査(図5、6)
―――――――――――――――――――――
一戸建てに住むことの利点として、日本、中国、韓国では共通して「庭が
あること」と考える人が5〜6割と多く、さらに韓国では「子供が家で遊ぶの
に良い」という回答が2番目に多い結果となっていることから、韓国では“子
供が家で遊べる庭つきの家”を理想とする人が多い傾向にあるようです。日
本・中国・台湾ではプライバシーが守られ、周囲を気にせずに個々の生活を
楽しめる点に一戸建てのメリットを感じている様子が窺えます。
一方、一戸建ての欠点としては、日本・韓国・台湾では約5割〜6割の人が
「維持費がかかる」と回答しており、中国に至っては8割を超えています。し
かし、日本、韓国、台湾では、維持費以上に「セキュリティの不十分さ」を
欠点と捉える人が多いことが判りました。
その他の回答で際立ったのが、中国では一戸建てのメリットに、「マンショ
ンよりも静か」と回答した人が約5割、一戸建てのデメリットに、「隣人が多
くない」と回答した人が同じく約5割という、他の国・地域とは異なった結果
から、中国の特殊な住宅事情を垣間見ることができます。
■マンションの利点、欠点に関する調査(図7、8)
―――――――――――――――――――――
マンションに住む利点として、日本、韓国、台湾では、「防犯システムが
優れている」ことだと回答した人が約5割という「一戸建ての欠点」と対照的
な結果となりました。中国では「交通の便が良い」ことや「近隣にショッピ
ングモールがあり便利である」等、利便性の高さが評価されたのに対して、
日本や韓国では「維持や管理が便利である」ことが利点だと感じている人が4
割以上にのぼりました。また特徴的なのが、韓国では他の3カ国・地域に比べ
て駐車スペースがあることをマンションの利点と考える人が多いことが窺え
ます。
マンションの欠点の調査では、調査を実施したすべての国・地域において、
他の居住者の存在による騒音や、一戸建てに住む利点とは対照となる「庭や
専有スペースがない」に回答が集まっています。また、特徴的なのが日本と
中国では「駐車スペースが確保されていない」ことを欠点と考える人が多く、
韓国のマンションとは異なり、日本・中国のマンションには駐車場スペース
を備えていないものの方が多い様子が窺えます。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【調査概要】
調査テーマ :住宅に関する調査
調査項目 :住宅の意識に関する内容
調査手法 :インターネット調査(クローズド調査)
調査地域 :日本、中国、韓国、台湾
調査対象 :19歳以上の男女
回収サンプル数:各地域1000サンプル 合計:4000サンプル
実施日程 :日本:2011年8月26日〜9月1日
中国:2011年8月31日〜9月15日
韓国:2011年7月18日〜7月22日
台湾:2011年8月31日〜9月15日
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
※本調査結果の引用・転載の際はクレジット記載「GMOジャパンマーケットイ
ンテリジェンス株式会社調べ」をお願いいたします。
【GMOジャパンマーケットインテリジェンス株式会社】
(URL:http://www.gmo-jmi.jp/jp)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
会社名 GMOジャパンマーケットインテリジェンス株式会社
所在地 東京都渋谷区桜丘町26番1号 セルリアンタワー
代表者 代表取締役社長 細川 慎一
事業内容 ■市場調査分析、広告、宣伝、出版に関する業務
■市場の調査並びにマーケティング調査に関するコンサルタント業務
■マーケティングリサーチ及び経営情報の調査、収集、提供
■各種市場調査の企画、実施
資本金 5,000万円
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【GMOインターネット株式会社】(URL:http://www.gmo.jp/)
会社名 GMOインターネット株式会社 (東証第一部 証券コード:9449)
所在地 東京都渋谷区桜丘町26番1号 セルリアンタワー
代表者 代表取締役会長兼社長・グループ代表 熊谷 正寿
事業内容 ■WEBインフラ・EC事業
■インターネットメディア事業
■インターネット証券事業
■ソーシャル・スマートフォン関連事業
資本金 20億円
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■GMO INTERNET GROUP■ www.gmo.jp/
報道関係各位
GMOジャパンマーケットインテリジェンス株式会社
=================================================================
GMOジャパンマーケットインテリジェンス
『住宅に関する調査』を東アジア主要4カ国・地域で実施
=================================================================
GMOインターネットグループでインターネットリサーチ事業を展開するGMO
リサーチの連結子会社、GMOジャパンマーケットインテリジェンス株式会社
(東京都渋谷区、代表取締役社長 細川慎一、以下GMO JMI)は、GMO JMIが
保有する日本・中国・韓国・台湾のモニターおよび提携モニターを対象に
「住宅に関する調査」を実施いたしました。
●調査対象:18歳以上の男女 4,000名
●調査期間:2011年7月18日〜2011年9月15日
●調査方法:インターネット調査
●調査地域:日本、中国、韓国、台湾
【まとめ】
-------------------------------------------------------
■住宅・住居を購入する際に重視する点について(参考資料:図1)
-------------------------------------------------------
・調査を実施したすべての国・地域で「交通の便」と「価格」が住宅購入に
おいて重視されている。
・日本、中国、台湾では「買い物に便利」という視点で選ぶことや、
「地域のセキュリティと安全性」も重視されている。
・台湾では「価格」と同じくらい「地域のセキュリティと安全性」が重視
されており、また「隣人の人柄」を重視する人も他の3カ国と比べて多い
傾向にある。
-------------------------------------------------------
■理想の居住形態と、現実の居住形態について(参考資料:図2〜4)
-------------------------------------------------------
・日本、中国、台湾では約7割が居住形態に一戸建てを、韓国では約半数が
マンションを望んでいる。
・一戸建て住まいが好ましいと考えている人のうち、実際に一戸建てに住んで
いる人は日本では約7割だが、台湾では約5割、韓国では約3割、中国に至っ
ては1割以下という結果になった。
・すべての調査対象国・地域で8割以上が一戸建てに住んでいない理由として
「金銭的な問題」と回答。
・中国と韓国では一戸建てに住んでいない理由として6割が「維持や管理が
心配」と回答。
・その他、日本では「家族の人数がそれほど多くない」、台湾では「好みの
一戸建てが見つからなかった」の回答が4割を超え、一戸建てに住んでい
ない理由の一つとなっている。
-------------------------------------------------------
■一戸建ての利点、欠点について(参考資料:図5、6)
-------------------------------------------------------
・4ヶ国・地域すべてにおいて、一戸建ての魅力に「庭がある」ことを挙げる
人が多数を占めた。
・韓国を除く3ヶ国では、周囲を気にせずに自分の生活を楽しめることが一戸
建てに住む利点だと感じている人が多い傾向にある。
・一戸建ての欠点としては、中国を筆頭に4ヶ国・地域すべてにおいて「維持
費がかかる」と回答。日本、韓国、台湾では、それ以上に「セキュリティの
不十分さ」を欠点と捉える傾向にある。
-------------------------------------------------------
■マンションの利点、欠点について(参考資料:図7、8)
-------------------------------------------------------
・日本、韓国、台湾では、マンションに住む利点は「防犯システムが優れてい
ること」であると回答した人が多かったのに対して、中国では「交通の便」
や「近隣にショッピングモールがあること」など、利便性が利点であると
回答した人が多数を占めた。
・マンションに住む欠点については、4カ国・地域すべてにおいて「上下階層
からの騒音でストレスがたまる」ことと「庭や占有スペースがない」ことを
挙げる人が多い。
・日本、中国では4割以上が「駐車スペースが確保されていない」ことがマン
ションの欠点だと感じている。
-------------------------------------------------------
(総論)東アジア地域における住宅事情について
-------------------------------------------------------
住宅に対する意識、あるいはその背景となる住宅事情について4ヶ国・地域
間で比較した結果、共通点が多いことがわかりました。総じてマンションよ
りも一戸建てに住むことが望まれているにも関わらず、金銭面の問題から実
現できていないケースが多いことはその代表例といえるでしょう。
一方、一戸建てのメリット・デメリットの質問では細部に対しての意識で
は各国で違いが見られました。例えば、日本では近隣への影響を気にしなく
ても良い点をメリットとして考えられていますが、中国や韓国では日本ほど
にはメリットとして認識されていません。「隣人が多くない」ことを中国で
はデメリットと強く認識されていますが、韓国では殆どそういった認識はあ
りません。こうした違いは各国の文化、風習の違いからも生じていると考え
られ、日常生活上の意識においてもそれらを垣間見ることができるのではな
いでしょうか。
【調査背景】
海外市場での売上拡大あるいはアジア新興国への進出といった日本企業の
海外進出の動きが活発化する中、文化的な背景や経済成長のステージが異な
るアジア新興市場において日本企業が成長を遂げるためには、各市場のニー
ズの把握など、詳細な市場理解が不可欠です。GMO JMIは、GMOリサーチと共
同で日本、中国、韓国、台湾の東アジア主要4ヶ国・地域の市場理解を目的に、
本年4月から定期的にオンラインアンケート調査を実施しています。
今回の調査では、「住宅」を調査テーマに選び、日本・中国・韓国・台湾
においてアンケート調査を実施いたしました。各国・地域の住宅事情に加え、
一戸建てやマンションなど住居形態への意識など、日常生活のベースとなる
「住宅」に関して探っていくことで、各国・地域の生活実態を理解すること
を調査の目的としています。
【GMOジャパンマーケットインテリジェンス株式会社について】
GMOインターネットグループのGMOリサーチの子会社で、市場調査・分析お
よび調査データを基にしたコンサルティングサービスを提供しております。
市場調査方法においては、従来どおりの市場調査はもちろん、ソーシャルメ
ディアリサーチ、CAPI(*1)/CATI(*2)、オンライン調査や携帯電話を通じて
の調査など、市場調査のスピードを大幅に短縮する方法を積極的に取り入れ
ています。また、CVG(Consumer Vision Goggles)やウェブ・アイ(Web Eye)
等、弊社独自の調査手法を用いた視覚的リサーチ(アイトラッキング)も提
供しております。最先端の技術を駆使したGMO JMIの市場調査は、迅速かつ最
適な意思決定のお手伝いをいたします。
(*1)CAPIとは、Computer Assisted PersonalInterviewの略で、コンピュータ
を使いながら実施する、聞き取り調査のこと。
(*2)CATIとは、Computer Assisted TelephoneInterviewの略で、コンピュータ
を使いながら実施する、電話調査のこと。
以上
【参考資料】
※調査データのグラフ等は省略させていただいております。
詳細は下記URLをご参照下さい。
URL:http://www.gmo.jp/news/article/?id=3865
■住宅・住居を購入する際に重視する点について(図1)
――――――――――――――――――――――――――
住宅・住居の購入に際して、4カ国・地域すべてで「交通の便」と「価格」
が重視されていており、特に韓国においてこの傾向が強いことが窺える結果
となっています。韓国を除く他の3カ国・地域では「買い物に便利」や「地域
のセキュリティと安全性」を重視する回答も多く見受けられ、台湾では「価
格」と同じくらい「地域のセキュリティと安全性」が重視されています。加
えて台湾では、他の3カ国では回答数の少なかった「隣人の人柄」にも比較的
回答が集まっていることから、価格・利便性以外の暮らしやすさも重視され
ている傾向にあるといえます。
■理想の居住形態に関する調査(図2〜4)
―――――――――――――――――――
日本、中国、台湾では、約7割が「一戸建ての方が好ましい」と回答したの
に対して、韓国では約半数が「マンションの方が好ましい」と回答しており、
意見がほぼ二分される結果となりました。また、「一戸建ての方が好ましい」
と回答の中で、実際に一戸建てに住んでいる人は韓国・台湾では約3〜5割程
度であるのに対して、日本では約7割が一戸建てに住んでいます。一方中国で
は4カ国・地域で最も一戸建てを好ましいと回答する人が多かったのにもかか
わらず、実際に一戸建てに住んでいると回答した人は1割にも満たず、一戸建
てを理想にしながらも実際に購入に至るのは僅かのようです。
現在一戸建てに住んでいない理由は、4カ国・地域すべてで「金銭的な問題」
が大半を占めており、一戸建て購入の障壁となっているのが金銭的な問題で
あることは明確です。さらに中国と韓国では2番目に多い理由に「維持や管理
が心配」と居住後の金銭的な負担も懸念されている様子も窺えます。その他、
日本の「家族の人数がそれほど多くない」や、台湾の「好みの一戸建てが見
つからなかった」といった、金銭的な問題以外の理由に各国の住宅事情の違
いが現れています。
■一戸建ての利点、欠点に関する調査(図5、6)
―――――――――――――――――――――
一戸建てに住むことの利点として、日本、中国、韓国では共通して「庭が
あること」と考える人が5〜6割と多く、さらに韓国では「子供が家で遊ぶの
に良い」という回答が2番目に多い結果となっていることから、韓国では“子
供が家で遊べる庭つきの家”を理想とする人が多い傾向にあるようです。日
本・中国・台湾ではプライバシーが守られ、周囲を気にせずに個々の生活を
楽しめる点に一戸建てのメリットを感じている様子が窺えます。
一方、一戸建ての欠点としては、日本・韓国・台湾では約5割〜6割の人が
「維持費がかかる」と回答しており、中国に至っては8割を超えています。し
かし、日本、韓国、台湾では、維持費以上に「セキュリティの不十分さ」を
欠点と捉える人が多いことが判りました。
その他の回答で際立ったのが、中国では一戸建てのメリットに、「マンショ
ンよりも静か」と回答した人が約5割、一戸建てのデメリットに、「隣人が多
くない」と回答した人が同じく約5割という、他の国・地域とは異なった結果
から、中国の特殊な住宅事情を垣間見ることができます。
■マンションの利点、欠点に関する調査(図7、8)
―――――――――――――――――――――
マンションに住む利点として、日本、韓国、台湾では、「防犯システムが
優れている」ことだと回答した人が約5割という「一戸建ての欠点」と対照的
な結果となりました。中国では「交通の便が良い」ことや「近隣にショッピ
ングモールがあり便利である」等、利便性の高さが評価されたのに対して、
日本や韓国では「維持や管理が便利である」ことが利点だと感じている人が4
割以上にのぼりました。また特徴的なのが、韓国では他の3カ国・地域に比べ
て駐車スペースがあることをマンションの利点と考える人が多いことが窺え
ます。
マンションの欠点の調査では、調査を実施したすべての国・地域において、
他の居住者の存在による騒音や、一戸建てに住む利点とは対照となる「庭や
専有スペースがない」に回答が集まっています。また、特徴的なのが日本と
中国では「駐車スペースが確保されていない」ことを欠点と考える人が多く、
韓国のマンションとは異なり、日本・中国のマンションには駐車場スペース
を備えていないものの方が多い様子が窺えます。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【調査概要】
調査テーマ :住宅に関する調査
調査項目 :住宅の意識に関する内容
調査手法 :インターネット調査(クローズド調査)
調査地域 :日本、中国、韓国、台湾
調査対象 :19歳以上の男女
回収サンプル数:各地域1000サンプル 合計:4000サンプル
実施日程 :日本:2011年8月26日〜9月1日
中国:2011年8月31日〜9月15日
韓国:2011年7月18日〜7月22日
台湾:2011年8月31日〜9月15日
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
※本調査結果の引用・転載の際はクレジット記載「GMOジャパンマーケットイ
ンテリジェンス株式会社調べ」をお願いいたします。
【GMOジャパンマーケットインテリジェンス株式会社】
(URL:http://www.gmo-jmi.jp/jp)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
会社名 GMOジャパンマーケットインテリジェンス株式会社
所在地 東京都渋谷区桜丘町26番1号 セルリアンタワー
代表者 代表取締役社長 細川 慎一
事業内容 ■市場調査分析、広告、宣伝、出版に関する業務
■市場の調査並びにマーケティング調査に関するコンサルタント業務
■マーケティングリサーチ及び経営情報の調査、収集、提供
■各種市場調査の企画、実施
資本金 5,000万円
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【GMOインターネット株式会社】(URL:http://www.gmo.jp/)
会社名 GMOインターネット株式会社 (東証第一部 証券コード:9449)
所在地 東京都渋谷区桜丘町26番1号 セルリアンタワー
代表者 代表取締役会長兼社長・グループ代表 熊谷 正寿
事業内容 ■WEBインフラ・EC事業
■インターネットメディア事業
■インターネット証券事業
■ソーシャル・スマートフォン関連事業
資本金 20億円
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■GMO INTERNET GROUP■ www.gmo.jp/