ヒューマンタッチ総研が独自分析 建設業の給与動向
[19/10/29]
提供元:PRTIMES
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〜建設業の給与は増加傾向 2ヵ月連続マイナスの全体水準を上回る〜
ヒューマンホールディングス株式会社の事業子会社で、人材紹介事業を行うヒューマンタッチ株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役:高本和幸、以下「ヒューマンタッチ」)が運営するヒューマンタッチ総研は、厚生労働省が発表した毎月勤労統計調査(速報、従業員5人以上)から建設業の給与動向をまとめた。
[表: https://prtimes.jp/data/corp/5089/table/933_1.jpg ]
厚生労働省が10月8日に発表した8月の毎月勤労統計調査(速報、従業員5人以上)によると、常用労働者の1人平均月間現金給与総額が2カ月連続で減少した。
このように雇用は増加するが給与は上昇しない状況の中、深刻な人手不足となっている建設業で働く人の給与を調査。毎月勤労統計調査のデータを中心に分析した。
■2019年8月、建設業の常用労働者1人平均月間現金給与額は大幅に増加
2019年月別の常用労働者の1人平均月間現金給与総額の伸び率を見ると、全産業計ではわずかに前年を上回った6月以外はすべての月で前年割れとっなった一方で、建設業では前年割れとなった7月以外はすべての月で前年を上回っている。特に、8月は6.2%増と大幅な伸びになっており、産業全体の平均では給与が減少する中、建設業では増加基調であることが分かる(図表1.)。
*現金給与額=所定内給与+所定外給与(残業手当等)+特別給与(ボーナス等)
<図表1. 常用労働者1人平均月間現金給与額伸び率の推移>
[画像1: https://prtimes.jp/i/5089/933/resize/d5089-933-854248-0.jpg ]
出典:厚生労働省「毎月勤労統計調査」より作成
■建設業の常用労働者1人平均月間現金給与額は2015年に製造業を上回る
次に、常用労働者1人平均月間現金給与額の年平均推移を見ると、建設業の給与は2012年以降製造業を上回るペースで増加し、2015年には製造業を上回った。2018年における建設業の1人平均月間給与総額は40万3,700円となり、製造業の39万1,462円を1万円以上上回っている。
<図表2. 常用労働者1人平均月間現金給与総額の推移>
[画像2: https://prtimes.jp/i/5089/933/resize/d5089-933-335108-1.jpg ]
出典:厚生労働省「毎月勤労統計調査」より作成
■所定内給与は微減だがボーナスが大幅に増加
月間現金給与額の伸び率を給与の内訳別に見ると、所定内給与は微増にとどまっているが、特別に支払われた給与(主にボーナス)が大幅に増加していることが分かる。
直近の2018年については、所定内賃金の伸び率が前年度比0.5%にとどまっているのに対して、特別に支払われた給与が前年比16.3%も増加しており、平均現金給与額の増加はボーナスの増加によるものと言える。(図表3.)
*所定内給与=決まって支給する給与のうち所定外給与(残業代等)を除いたもの
*所定外給与=所定の労働時間を超える労働に対して支給される給与(残業代、休日出勤手当等)
*特別に支払われた給与=夏季、年末賞与等
<図表3. 内訳別現金給与の前年伸び率の推移>
[画像3: https://prtimes.jp/i/5089/933/resize/d5089-933-139655-2.jpg ]
出典:厚生労働省「賃金構造基本統計調査」より作成
■ヒューマンタッチ総研所長・高本和幸(ヒューマンタッチ代表取締役)のコメント
[画像4: https://prtimes.jp/i/5089/933/resize/d5089-933-210041-3.jpg ]
全産業平均では給与が伸び悩む中、建設業においては給与の増加傾向が続き、2015年には常用労働者1人平均
月間現金給与総額が製造業を上回った。給与増加の内訳を見ると、所定内給与は微増にとどまるなかボーナスを中心とした特別に支払われた給与が大幅に増加しており、建設業各社が人材確保のためにボーナスを優先的に引き上げていることが分かる。
また、大学新規卒業者の初任給も製造業を上回っており、建設業各社では若手人材獲得のために新卒の給与水準も引き上げていることが分かる。
ヒューマンタッチ株式会社 会社概要 ------------------------------
●代表者:代表取締役 高本 和幸
●所在地:東京都新宿区西新宿7-5-25 西新宿プライムスクエア1F
●資本金:1億円
●コーポレートサイトURL:https://human-touch.jp/
●ヒューマンタッチ総研サイトURL:https://kensetsutenshokunavi.jp/souken/
ヒューマンホールディングス株式会社の事業子会社で、人材紹介事業を行うヒューマンタッチ株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役:高本和幸、以下「ヒューマンタッチ」)が運営するヒューマンタッチ総研は、厚生労働省が発表した毎月勤労統計調査(速報、従業員5人以上)から建設業の給与動向をまとめた。
[表: https://prtimes.jp/data/corp/5089/table/933_1.jpg ]
厚生労働省が10月8日に発表した8月の毎月勤労統計調査(速報、従業員5人以上)によると、常用労働者の1人平均月間現金給与総額が2カ月連続で減少した。
このように雇用は増加するが給与は上昇しない状況の中、深刻な人手不足となっている建設業で働く人の給与を調査。毎月勤労統計調査のデータを中心に分析した。
■2019年8月、建設業の常用労働者1人平均月間現金給与額は大幅に増加
2019年月別の常用労働者の1人平均月間現金給与総額の伸び率を見ると、全産業計ではわずかに前年を上回った6月以外はすべての月で前年割れとっなった一方で、建設業では前年割れとなった7月以外はすべての月で前年を上回っている。特に、8月は6.2%増と大幅な伸びになっており、産業全体の平均では給与が減少する中、建設業では増加基調であることが分かる(図表1.)。
*現金給与額=所定内給与+所定外給与(残業手当等)+特別給与(ボーナス等)
<図表1. 常用労働者1人平均月間現金給与額伸び率の推移>
[画像1: https://prtimes.jp/i/5089/933/resize/d5089-933-854248-0.jpg ]
出典:厚生労働省「毎月勤労統計調査」より作成
■建設業の常用労働者1人平均月間現金給与額は2015年に製造業を上回る
次に、常用労働者1人平均月間現金給与額の年平均推移を見ると、建設業の給与は2012年以降製造業を上回るペースで増加し、2015年には製造業を上回った。2018年における建設業の1人平均月間給与総額は40万3,700円となり、製造業の39万1,462円を1万円以上上回っている。
<図表2. 常用労働者1人平均月間現金給与総額の推移>
[画像2: https://prtimes.jp/i/5089/933/resize/d5089-933-335108-1.jpg ]
出典:厚生労働省「毎月勤労統計調査」より作成
■所定内給与は微減だがボーナスが大幅に増加
月間現金給与額の伸び率を給与の内訳別に見ると、所定内給与は微増にとどまっているが、特別に支払われた給与(主にボーナス)が大幅に増加していることが分かる。
直近の2018年については、所定内賃金の伸び率が前年度比0.5%にとどまっているのに対して、特別に支払われた給与が前年比16.3%も増加しており、平均現金給与額の増加はボーナスの増加によるものと言える。(図表3.)
*所定内給与=決まって支給する給与のうち所定外給与(残業代等)を除いたもの
*所定外給与=所定の労働時間を超える労働に対して支給される給与(残業代、休日出勤手当等)
*特別に支払われた給与=夏季、年末賞与等
<図表3. 内訳別現金給与の前年伸び率の推移>
[画像3: https://prtimes.jp/i/5089/933/resize/d5089-933-139655-2.jpg ]
出典:厚生労働省「賃金構造基本統計調査」より作成
■ヒューマンタッチ総研所長・高本和幸(ヒューマンタッチ代表取締役)のコメント
[画像4: https://prtimes.jp/i/5089/933/resize/d5089-933-210041-3.jpg ]
全産業平均では給与が伸び悩む中、建設業においては給与の増加傾向が続き、2015年には常用労働者1人平均
月間現金給与総額が製造業を上回った。給与増加の内訳を見ると、所定内給与は微増にとどまるなかボーナスを中心とした特別に支払われた給与が大幅に増加しており、建設業各社が人材確保のためにボーナスを優先的に引き上げていることが分かる。
また、大学新規卒業者の初任給も製造業を上回っており、建設業各社では若手人材獲得のために新卒の給与水準も引き上げていることが分かる。
ヒューマンタッチ株式会社 会社概要 ------------------------------
●代表者:代表取締役 高本 和幸
●所在地:東京都新宿区西新宿7-5-25 西新宿プライムスクエア1F
●資本金:1億円
●コーポレートサイトURL:https://human-touch.jp/
●ヒューマンタッチ総研サイトURL:https://kensetsutenshokunavi.jp/souken/