日本工学院にて電子教科書活用実証事業を開始〜データ利活用による個別最適な学修の仕組み化を実現します〜
[24/03/21]
提供元:PRTIMES
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学校法人片柳学園 日本工学院専門学校・日本工学院八王子専門学校(東京都大田区、東京都八王子市、校長:山野 大星、以下「日本工学院」)と東日本電信電話株式会社(東京都新宿区、代表取締役社長:澁谷 直樹、以下「NTT東日本」)、株式会社NTT EDX(東京都千代田区、代表取締役社長:金山 直博、以下「NTT EDX」)は、電子教科書教材配信システムを利活用した教育・学修支援に関する共同実証事業(以下、本実証事業)を2024年4月1日(月)より開始し、学生個々人の個性・才能に応じた個別最適な学修に取り組みます。
本実証事業では、高等教育機関において、いつでもどこでも学べる学修環境と個々の学生の学修データを可視化する仕組みを構築し、個々の学生に最適化された深い学びを提供するために学修データを利活用する教育のあり方の確立をめざします。
[画像1: https://prtimes.jp/i/98811/950/resize/d98811-950-8bb9ef6c4f2fd27783d5-0.png ]
1.背景
現在、高等教育では、予測不能な時代の到来を見据えた人材育成のために、学修者本位の教育への転換が求められています。具体的には「何を教えたか」から「何を学び、身に付けることができたのか」へ転換していくこと、個々人の学修成果の可視化、個々人に最適化された学修指導の実現といった、質の高い教育の提供が求められています。※1
そのような時代背景の中で、NTT東日本では教育分野におけるDX推進に積極的に取り組んでいます。なかでも高等教育機関での電子教科書普及率は非常に低く、学修データを利活用した教育効果のさらなる向上をめざし、本取り組みを実施する運びとなりました。なお、NTT EDXは2021年10月に電子教科書教材配信システム「EDX UniText※2」を提供開始、システムで蓄積した学修ログを可視化する機能をリリースし、機能拡充に向けて継続的な開発を行っています。
日本工学院では、「理想的学びは理想的環境にあり」の理念のもと、卒業までに学生が身に付けなければならない専門力、人間力、創造力を習得していくとともに、資格取得、就職活動を行う過程を明確にスケジューリングした日本工学院独自の「教育設計図」によるオリジナル教育システムの実践をめざしています。「教育設計図」は6カレッジ・34学科に適用されており、学生一人ひとりの理解度や習熟度に合わせて段階的にスキルを身に付け、専門職業人である「若きつくりびと」を育成します。
そこで三者は「教育設計図」に則り、知識や技術の習得状況を把握して、学生一人ひとりの理解度や習熟度に合わせた指導を実施することを目的に本実証事業を実施します。
2.主な取り組み内容
【トライアル】
日本工学院では本実証事業の開始に向け、2023年7月からEDX UniTextを活用した学修環境整備の検討を進め、2023年10月より実証事業に向けて多くの学生から意見を収集するためにEDX UniText活用トライアルを実施しました。トライアルでは、24年度の実証事業に向けて多くの学生から意見を収集するため、51名の学生が従来紙で配られていた教材をEDX UniTextに取り込み、学生は授業前の事前学習、授業中の閲覧および書き込み、授業後の復習を実施しました。結果として、利用した9割以上の学生から利用しやすいという回答があり、他には「通学時に大きい教科書を広げることなく端末で閲覧できるのが便利」、「今後もEDX UniTextを利用し続けたい」といった声を得ることができました。
【実証事業】
トライアルで得た知見を元に、2024年度からはEDX UniTextを活用する授業を拡大し、個々人にマッチした学修環境を提供するためのデータ分析・利活用の方法を検証・確立していきます。実証事業では一律的な教育ではなく、学生一人ひとりの理解度や習熟度に合わせて段階的にスキルを身に付けさせることで、専門職業人である「若きつくりびと」を育成していくことを目的に以下を実施します。
<実証イメージ>
[画像2: https://prtimes.jp/i/98811/950/resize/d98811-950-a99fc928cc3280df805b-1.png ]
<概要>
・実証期間:2024年4月1日〜2025年3月31日
・参加学生数:日本工学院ITカレッジの1年生520名
<主な実証項目>
・より効果的な学修データの収集・可視化方法の実証
・可視化された学修データの教員への有効的なフィードバックのあり方に関する実証
・学生個々へのフィードバックによる学生の主体的な学びの促進への効果測定
・教員の指導効率化や省力化に関する実証
<各社の主要な役割>
日本工学院 :データ利活用による授業の実施と検証、学修データ利活用の実証
NTT東日本 :データ利活用のための通信環境構築・データ利活用支援
NTT EDX :EDX UniTextの提供、電子教科書の活用支援、書店と連携した教科書の電子化許諾の推進
3.今後の取り組み
日本工学院は学生の学修効果、教員の教育支援の有効性を検証し、より多くの授業科目への展開をめざします。また、2024年度から開始するeポートフォリオ※3で学修達成度データの可視化を実現しますが、将来的にはこれらのデータとEDX UniTextから収集可能な閲覧履歴や学習時間などの学修ログを掛け合わせた学修データの収集・分析を実施します。得られた結果を教育にフィードバックするというサイクルをベースに学生一人ひとりへのきめ細やかなサポートを実現する「データ利活用教育メソッド」を確立し、「若きつくりびと」として社会を支える人材の輩出をめざします。 NTT東日本は教育分野のさらなる発展に向け、EDX UniTextに加えて高等教育機関が保有する多様なデータを掛け合わせた学修データの利活用を促進し、効果的な高等教育機関での課題解決に取り組んでまいります。NTT EDXは教育分野のさらなる進展のため、日本工学院で教科書販売を担う株式会社有隣堂とも連携し、電子教科書コンテンツの充実に取り組むとともに、EDX UniTextの有効な活用や展開、普及に継続的に取り組みます。
※1文部科学省「2040年に向けた高等教育のグランドデザイン」より抜粋
https://www.mext.go.jp/b_menu/hakusho/html/hpab201901/detail/1421755.htm
※2 EDX UniTextの概要
(1)出版社が提供する電子化された市販教科書の配信
(2)各教員が独自で作成したオリジナル教材の配信
(3)授業科目と履修する学生、教科書、教材との紐づけ
(4)学生による学修履歴の記録(マーカー、学習時間 等 )
(5)学修ログの可視化
※3 eポートフォリオの説明
学生の学修成果や課外活動、資格・検定などの実績を「学びのデータ」として蓄積する仕組み
4.本件に関するお客さまからのお問い合わせ先
https://business.ntt-east.co.jp/service/industry/edu.html
本実証事業では、高等教育機関において、いつでもどこでも学べる学修環境と個々の学生の学修データを可視化する仕組みを構築し、個々の学生に最適化された深い学びを提供するために学修データを利活用する教育のあり方の確立をめざします。
[画像1: https://prtimes.jp/i/98811/950/resize/d98811-950-8bb9ef6c4f2fd27783d5-0.png ]
1.背景
現在、高等教育では、予測不能な時代の到来を見据えた人材育成のために、学修者本位の教育への転換が求められています。具体的には「何を教えたか」から「何を学び、身に付けることができたのか」へ転換していくこと、個々人の学修成果の可視化、個々人に最適化された学修指導の実現といった、質の高い教育の提供が求められています。※1
そのような時代背景の中で、NTT東日本では教育分野におけるDX推進に積極的に取り組んでいます。なかでも高等教育機関での電子教科書普及率は非常に低く、学修データを利活用した教育効果のさらなる向上をめざし、本取り組みを実施する運びとなりました。なお、NTT EDXは2021年10月に電子教科書教材配信システム「EDX UniText※2」を提供開始、システムで蓄積した学修ログを可視化する機能をリリースし、機能拡充に向けて継続的な開発を行っています。
日本工学院では、「理想的学びは理想的環境にあり」の理念のもと、卒業までに学生が身に付けなければならない専門力、人間力、創造力を習得していくとともに、資格取得、就職活動を行う過程を明確にスケジューリングした日本工学院独自の「教育設計図」によるオリジナル教育システムの実践をめざしています。「教育設計図」は6カレッジ・34学科に適用されており、学生一人ひとりの理解度や習熟度に合わせて段階的にスキルを身に付け、専門職業人である「若きつくりびと」を育成します。
そこで三者は「教育設計図」に則り、知識や技術の習得状況を把握して、学生一人ひとりの理解度や習熟度に合わせた指導を実施することを目的に本実証事業を実施します。
2.主な取り組み内容
【トライアル】
日本工学院では本実証事業の開始に向け、2023年7月からEDX UniTextを活用した学修環境整備の検討を進め、2023年10月より実証事業に向けて多くの学生から意見を収集するためにEDX UniText活用トライアルを実施しました。トライアルでは、24年度の実証事業に向けて多くの学生から意見を収集するため、51名の学生が従来紙で配られていた教材をEDX UniTextに取り込み、学生は授業前の事前学習、授業中の閲覧および書き込み、授業後の復習を実施しました。結果として、利用した9割以上の学生から利用しやすいという回答があり、他には「通学時に大きい教科書を広げることなく端末で閲覧できるのが便利」、「今後もEDX UniTextを利用し続けたい」といった声を得ることができました。
【実証事業】
トライアルで得た知見を元に、2024年度からはEDX UniTextを活用する授業を拡大し、個々人にマッチした学修環境を提供するためのデータ分析・利活用の方法を検証・確立していきます。実証事業では一律的な教育ではなく、学生一人ひとりの理解度や習熟度に合わせて段階的にスキルを身に付けさせることで、専門職業人である「若きつくりびと」を育成していくことを目的に以下を実施します。
<実証イメージ>
[画像2: https://prtimes.jp/i/98811/950/resize/d98811-950-a99fc928cc3280df805b-1.png ]
<概要>
・実証期間:2024年4月1日〜2025年3月31日
・参加学生数:日本工学院ITカレッジの1年生520名
<主な実証項目>
・より効果的な学修データの収集・可視化方法の実証
・可視化された学修データの教員への有効的なフィードバックのあり方に関する実証
・学生個々へのフィードバックによる学生の主体的な学びの促進への効果測定
・教員の指導効率化や省力化に関する実証
<各社の主要な役割>
日本工学院 :データ利活用による授業の実施と検証、学修データ利活用の実証
NTT東日本 :データ利活用のための通信環境構築・データ利活用支援
NTT EDX :EDX UniTextの提供、電子教科書の活用支援、書店と連携した教科書の電子化許諾の推進
3.今後の取り組み
日本工学院は学生の学修効果、教員の教育支援の有効性を検証し、より多くの授業科目への展開をめざします。また、2024年度から開始するeポートフォリオ※3で学修達成度データの可視化を実現しますが、将来的にはこれらのデータとEDX UniTextから収集可能な閲覧履歴や学習時間などの学修ログを掛け合わせた学修データの収集・分析を実施します。得られた結果を教育にフィードバックするというサイクルをベースに学生一人ひとりへのきめ細やかなサポートを実現する「データ利活用教育メソッド」を確立し、「若きつくりびと」として社会を支える人材の輩出をめざします。 NTT東日本は教育分野のさらなる発展に向け、EDX UniTextに加えて高等教育機関が保有する多様なデータを掛け合わせた学修データの利活用を促進し、効果的な高等教育機関での課題解決に取り組んでまいります。NTT EDXは教育分野のさらなる進展のため、日本工学院で教科書販売を担う株式会社有隣堂とも連携し、電子教科書コンテンツの充実に取り組むとともに、EDX UniTextの有効な活用や展開、普及に継続的に取り組みます。
※1文部科学省「2040年に向けた高等教育のグランドデザイン」より抜粋
https://www.mext.go.jp/b_menu/hakusho/html/hpab201901/detail/1421755.htm
※2 EDX UniTextの概要
(1)出版社が提供する電子化された市販教科書の配信
(2)各教員が独自で作成したオリジナル教材の配信
(3)授業科目と履修する学生、教科書、教材との紐づけ
(4)学生による学修履歴の記録(マーカー、学習時間 等 )
(5)学修ログの可視化
※3 eポートフォリオの説明
学生の学修成果や課外活動、資格・検定などの実績を「学びのデータ」として蓄積する仕組み
4.本件に関するお客さまからのお問い合わせ先
https://business.ntt-east.co.jp/service/industry/edu.html