歯科インプラント市場:高齢者のニーズが不況克服のカギ
[09/09/30]
提供元:DreamNews
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先端分野の市場情報を提供する株式会社グローバル インフォメーション(神奈川県川崎市、代表取締役社長:小野 悟)は、米国調査会社Kalorama Informationの最新英文調査報告書「Implant-Based Dental Reconstruction: World Dental Implant and Bone Graft Market,3rd Edition」の販売を開始いたしました。
ニューヨーク − ライフサイエンス分野の市場調査会社Kalorama Informationが発行した報告書Implant-Based Dental Reconstruction: World Dental Implant and Bone Graft Market, 3rd Editionによると、この不況の中、30億米ドル規模といわれる世界の歯科インプラント市場は、数年来の2桁成長とはいかないまでも、高齢者からのニーズによって、着実に拡大すると見られています。
「歯のホワイトニングや審美歯科が不況のあおりを受ける中、治療や予防といった日々の基本的な歯科処置分野は衰えを見せることはないということがこれまでの調査から判明しています。これらは、巨大な購買力ですが、不況の中では一次的な支出となる傾向にあり、我々が経験してきた急速な成長基調というものは徐々に衰退していくでしょう。」同社のアナリストBruce Carlson氏は述べています。
人口統計データを見ると、同市場ではある程度の成長が見られます。米国では、2030年の高齢者人口は2000年の2倍になると予測されています。しかし、高齢者層における歯の欠損率は高いにもかかわらず、未だにインプラントをためらう人もいます。多くの米国人は、歯科保険に入っていないため経済的問題が足かせとなっているのです。他の年齢グループと比べ、収入が固定的な高齢者が歯科治療のための費用を工面するのは特に困難で、また、民間の歯科保険に入っている高齢者は、4分の1以下となっています。
歯科インプラント業界では、患者がその可処分所得から治療費を支払う能力に大きく依るところがあるため、この不況は歯科インプラントの将来的な売上にも影を落とすものと見られています。また、歯科インプラント市場の成長と比例する義歯市場にも同様な影響があります。Kaloramaの予測によると、両市場は2009年に5%増となりますが、いずれも年間成長率はこの10年で最低となる見込みです。
同報告書では、米国および世界市場での経済状況の変化に伴い、同業界においても変化が生じていると述べています。償還と同時に、合併や新製品、コンピューターデザイン、高度な技術をもった歯科医の増加などが同市場の拡大を推進するだろうと見ています。
【 英文市場調査報告書 】
Implant-Based Dental Reconstruction: World Dental Implant and Bone Graft Market, 3rd Edition
インプラント歯科再建:世界の歯科インプラントおよび骨移植市場(第3版)
http://www.gii.co.jp/report/kl99249-implant-based-dental.html
出版社Kalorama Information
出版日2009/09
関連するその他レポート一覧
http://www.gii.co.jp/topics/BO06_jp.shtml
http://www.gii.co.jp/topics/MC06_jp.shtml
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