無線対応32bitマイコンに低コストのバリュー・ラインを追加
[19/12/10]
提供元:PRTIMES
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STマイクロエレクトロニクス(NYSE:STM、以下ST)は、無線対応32bitマイクロコントローラ(マイコン)のSTM32WBシリーズに、新たにバリュー・ライン「STM32WB50*」を追加しました。STM32WB55システム・オン・チップの完全な派生品としてピン互換性を持ち、Bluetooth(R) 5.0やZigBee(R) 3.0、および OpenThreadをサポートするコスト重視のネットワーク接続機器向け製品です。Bluetooth 5.0モードにおける100dBや802.15.4モードにおける104dBなど、優れたリンク・バジェットを提供します。
アプリケーション・ソフトウェア実行用のArm(R) Cortex(R)-M4プロセッサと、プロトコル・スタックやセキュリティ機能といった無線サブシステム実行用のCortex-M0+プロセッサを搭載しているため、それぞれの処理が高度に分離され、リアルタイムの処理を要する無線通信アプリケーションに適しています。
STM32WB50は、バリュー・ラインとして低コストで入手しやすいだけでなく、AES-256やその他基本的なセキュリティ機能を搭載し、堅牢なアプリケーションを実現します。また、Flashメモリ(1MB)とRAM(128KB)を内蔵しており、OTA(Over The Air)によるプロトコル・スタックのアップデートが可能です。STM32WB55と同様に低消費電力モードも使用できるため、省電力アプリケーションにも適しています。
また、無線信号調整用のバラン回路も内蔵されているほか、最少で基板層数を2層まで削減できるパッケージになっており、部品数や基板コストの削減が可能です。
STM32WB50は、STM32WB55と同様に、STM32Cube開発エコシステムを活用することができます。この開発エコシステムでは、Bluetooth(R) 5.0、Bluetooth(R) Low Energy、ZigBee(R) 3.0またはOpenThreadのスタックを含む無償のSTM32CubeWBソフトウェア・パッケージや、通信性能評価の専用ツールであるSTM32CubeMonRFをはじめとする包括的なツールセット、およびRFスタックのセキュアなプログラミング機能を含む、STM32マイコンのプログラミング用ソフトウェア・ツールSTM32CubeProgなども無償で提供されています。
STM32WB50は現在量産中で、QFN48パッケージで提供されます。大量購入時における参考価格は、約1.89ドルです。
詳細については、ウェブサイトをご覧ください。
( https://www.st.com/ja/microcontrollers-microprocessors/stm32wbx0-value-line.html )
* STM32は、STMicroelectronics International NVもしくはEUおよび / またはその他の地域における関連会社の登録商標および / または未登録商標です。STM32は米国特許商標庁に登録されています。
STマイクロエレクトロニクスについて
STは、私たちの暮らしに欠かすことのできないエレクトロニクス機器に、優れた性能と高い電力効率を特徴とした半導体を提供する世界的な総合半導体メーカーです。あらゆるシーンで活躍するSTの製品は、お客様が開発する次世代モバイルやIoT機器の他、よりスマートな自動車、工場、都市および住宅を可能にします。STは、生活をより豊かにする技術革新を通じ、「life.augmented」の実現に取り組んでいます。STは、10万社を超えるお客様に半導体を提供しており、2018年の売上は96.6億ドルでした。さらに詳しい情報はSTのウェブサイト( http://www.st.com )をご覧ください。
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