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生成AIを用いた社内情報検索システムを導入

研究所を中心に9月上旬から試験運用を開始。商品開発力強化やグループ間のイノベーション創出を目指す

アサヒビール株式会社(本社 東京、社長 松山一雄)は、株式会社丹青社(本社 東京、社長 小林統)と連携し、日本マイクロソフト株式会社(本社 東京、社長 津坂美樹)のAzure OpenAI Serviceが提供する生成AIを用いた社内情報検索システムを9月上旬から試験導入します。主にR&D部門の社員を対象に始め、将来的にはアサヒグループ社内に点在している技術情報を集約・整理し、効率的に取得しやすくすることで、グループの知見を生かした商品開発の強化や業務効率化を目指します。




 
[画像: https://prtimes.jp/i/16166/1072/resize/d16166-1072-e4fd5bda90446e49a789-0.png ]

 本システムは、丹青社が開発したシステム「saguroot」をもとにしており、社内で保有する膨大な資料やデータを一括で検索することができます。さらに、生成AIを活用することで検索だけでなく、要約された状態で情報を確認できます。

■導入するシステムの特長
Azure Cognitive SearchやCosmos DBにより、PDFやPowerPoint、Wordなどのさまざまな形式の資料データに対して、ファイル名だけではなく、ファイル内の文章、画像を含めて複合的な検索が可能

検索結果は、サムネイルや資料の概要に加え、Azure OpenAI Serviceによって生成された100字程度の要約も表示されるため、資料データが検索の目的と合致しているか一目で確認できる

「Azure OpenAI Service」をはじめとするAzureを利用することで、情報が外部に漏れない環境を構築



 アサヒグループは、中期経営方針において、3つのコア戦略のひとつとして「DX=BX(ビジネス・トランスフォーメーション)と捉え、3つの領域(プロセス、組織、ビジネスモデル)でのイノベーションを推進」を掲げています。アサヒグループジャパンでは、5月下旬に業務効率化や高度化、生活者インサイトの掘り起こしなどを目的に『ジェネレーティブAI 「やってTRY」プロジェクト』を発足し、生成AIの試行を通して同技術に関する利活用の知見を蓄積しています。

 今後、商品開発だけでなく、全社員の業務効率化を目指して、様々なシステムへの生成AIの導入を検討していきます。
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