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厳しい安全性要件に対応する高速起動のハイサイド・スイッチを発表




[画像: https://prtimes.jp/i/1337/1077/resize/d1337-1077-993396-0.jpg ]

STマイクロエレクトロニクス(NYSE:STM、以下ST)は、インテリジェント・パワー・スイッチの製品ファミリに安全計装システム用の高速起動インテリジェント・ハイサイド・スイッチ「IPS160HF」および「IPS161HF」を追加しました。両製品は、起動時の遅延時間が60µs未満で、安全度水準(SIL)クラス3のアプリケーションにおけるインタフェース・タイプCおよびDの要件を満たしています。

IPS160HFおよびIPS161HFは、8V〜60Vの広範な入力電圧範囲、120mΩの最大オン抵抗(RDS(on))、10µsの立上り / 立下り時間、および20µsの伝搬遅延といった性能を備え、設計の柔軟性、低消費電力、および高速応答を実現します。その他にも、オープン負荷の検出や過電流カットオフ、サーマル・シャットダウンをはじめとする診断・保護機能を備えているため、安全計装システムの設計簡略化に貢献します。

両製品は片側をグランドに接続して、バルブやリレー、ランプといった複雑な抵抗負荷、容量負荷、誘導負荷を安全に駆動します。セーフティ・センサなどのSIL規格のアプリケーションに加え、プログラマブル・ロジック・コントローラ(PLC)、I/Oペリフェラル、コンピュータ数値制御(CNC)加工機など、汎用のファクトリ・オートメーション機器やプロセス制御装置に使用することも可能です。

また、インテリジェント・パワー・スイッチとしてロジック・インタフェースや駆動回路、さまざまな保護機能、Nチャネル・パワーMOSFET出力段を内蔵しています。出力段の最小出力電流は、IPS160HFで2.5A、IPS161HFで0.7Aに内部制限されています。さらに、最大65Vの電源電圧までの耐圧を備え、誘導負荷に対応するためにアクティブ・クランプ回路を内蔵しています。

両製品ともにグランドとの断線やVCC断線からの保護、サーマル・シャットダウン、低電圧ロックアウト、短絡カットオフなどの安全機能を搭載しているため、IC、アプリケーション、および負荷を過度なストレスから保護することが可能です。また、外付けキャパシタを使用してカットオフの遅延時間を設定することもでき、損失ゼロの保護により過熱の発生を最小限に抑えます。

IPS160HFおよびIPS161HFは現在量産中で、熱効率に優れたPowerSSO12パッケージで提供されます。参考価格は、1000個購入時に約1.49ドルです。

詳細については、ウェブサイトをご覧ください。
https://www.st.com/ja/power-management/high-side-switches.html?icmp=tt16804_gl_pron_aug2020

STマイクロエレクトロニクスについて
STは、約46,000名の従業員を擁し、包括的なサプライ・チェーンと最先端の製造設備を有する世界的な独立系総合半導体メーカーです。約10万社のお客様や数千社のパートナー企業と協力しながら、お客様のビジネス創出や持続可能な社会をサポートする半導体ソリューションの開発ならびにエコシステムの構築に取り組んでいます。STのテクノロジーは、スマート・モビリティ、電力エネルギー管理の効率化、IoT・5G通信の普及を可能にします。さらに詳しい情報はSTのウェブサイト(http://www.st.com)をご覧ください。

◆ お客様お問い合わせ先
〒108-6017 東京都港区港南2-15-1
品川インターシティA棟
STマイクロエレクトロニクス(株)
アナログ・MEMS・センサ製品グループ
TEL : 03-5783-8250 FAX : 03-5783-8216
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