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デイビッド・ベッカム親善大使:インドネシアでいじめに取組む子どもたちを訪問【プレスリリース】

『7』子どもたちの持つ可能性の実現を使命に




[画像1: https://prtimes.jp/i/5176/1130/resize/d5176-1130-420641-0.jpg ]

【2018年3月28日 スマラン(インドネシア)/ロンドン/ニューヨーク 発】

ユニセフ(国連児童基金)親善大使のデイビッド・ベッカムは今週、インドネシアを訪問し、自身が設立した『7(セブン):デイビッド・ベッカム・ユニセフ基金』がサポートする、学校でのいじめ防止プログラムの支援現場を訪れ、クラスでいじめを経験したことのある子どもたちと会いました。

『7(セブン):デイビッド・ベッカム・ユニセフ基金』は2015年の設立以来、世界の何百万人もの子どもたちの人生に変化をもたらせてきました。ジブチでは40万人の子どもにポリオの予防接種を実施し、ブルキナファソでは1万5,000人の子どもに飲料水を提供し、カンボジアでは1万4,500人の子どもたちを暴力や虐待から保護する支援をするなど、ベッカム大使はユニセフが子どもたちの可能性に投資することでどれだけ多くのことが達成できるかを実感してきました。

『7(セブン):デイビッド・ベッカム・ユニセフ基金』は現在、ユニセフがインドネシア、エルサルバドル、ネパール、およびウガンダでおこなっている、子どもたちがあらゆる壁を打ち破り自身のもつ素晴らしい可能性を解き放つためのプログラムを支援しています。たとえば、子どもに対するいじめ、暴力、早婚、そして教育の中断の問題に取り組み、子どもたち、特に女の子たちが自分の持つ可能性を実現するために真に必要な機会を得られるように支援しています。その一環として、インドネシアでは、暴力を経験したり目撃したときに、声をあげて、変化を呼びかける子どもたちを育成するプログラムを支援しています。

ベッカム大使は、ジャワ島中部ジャワ州のスマランを訪問した際に、15歳のスリプンさんに会い、彼女がどうやって学校でのいじめを防止する活動のリーダーになったかを聞きました。スリプンさんはベッカム大使のインスタグラム・ストーリーに彼女の話を投稿して、彼女の家や家族、学校の友達を世界に紹介していました。

「スリプンさんという素晴らしい少女と時間を過ごしました。彼女は同級生たちから選ばれて、学校での暴力を止めるためのいじめ防止プログラムに参加するようになりました」とベッカム大使は述べました。「彼女は革命家で、生徒達が安心できる前向きな学習環境を創る手助けをしています。この活動を通じて彼女は自信を持つようになり、またかつて彼女自身が受けたようないじめを他の生徒達が経験しないで済むように望んでいます」

[画像2: https://prtimes.jp/i/5176/1130/resize/d5176-1130-875509-1.jpg ]

生徒同士の暴力やいじめは、インドネシアの若者が抱える重要な問題のひとつです。13歳から15歳の子どものうち、5人に1人に相当する約1,800万人がいじめを受けたことがあり、さらに3人に1人は校内で身体的暴力を受けたことがあります。暴力は子どもの精神衛生に支障をきたし、学校中退の要因にもなります。

ベッカム大使は、インドネシアの学校がいかに生徒中心のアプローチを取り、いじめを受けた子どもだけでなく、過去に他の子をいじめた経験がある子どもたちも巻き込んでいることを自身の目で確認しました。このプログラムでは、他の生徒に選ばれた生徒によるグループが、いじめの問題に関する研修を受け、前向きな環境の作り方を教わり、また教員は暴力のない教室を維持するためにいかに前向きなしつけを行うかを学びます。ベッカム大使は、インドネシアで行っているこのいじめ防止プログラムからすでに7,000人の子どもたちが恩恵を受け、パイロット・プログラムの初期結果は、いじめが約30%削減したことを示しています。

「私が世界中の子どもたちに会って、何よりも驚かされるのは、すべての子どもたちが持っている可能性です」とベッカム大使は言います。「可能性は、すべての教室に、すべての校庭に、すべての家にあるのです。私は、いかに『7(セブン):デイビッド・ベッカム・ユニセフ基金』が、ユニセフがインドネシアの学校におけるいじめと暴力の問題に取り組み、最終的には子どもたち、特に女の子たちが、安心して学校に行き、教育を続け、より良い未来に希望を持てるようにすることに役立っているかを見ることができて、とても誇りに思います」

* * *

■ 『7(セブン):デイビッド・ベッカム・ユニセフ基金』について
『7(セブン):デイビッド・ベッカム・ユニセフ基金』は、すべての子どもが持っている素晴らしい可能性を解き放つことを使命としています。その使命は、子どもたちに対するいじめ、暴力、早婚、そして教育の中断の問題に取り組み、特に女の子たちが自分の持つ本来の可能性を実現するために真に必要な機会を得られるようにすることで果たします。
この基金は2015年の設立以来、世界の何百万人もの子どもたちの人生を変化させてきました。また、ベッカム大使はユニセフが子どもたちの可能性に投資することでどれだけ多くのことが達成できるかを実感してきました。3年が経過した基金は今後、世界中のすべての子どもたち、特に女の子たちが、彼らの持つ可能性を奪おうとするあらゆる壁を取り除く手助けをしたいと考えます。基金は、インドネシア、ネパール、およびウガンダおよびエルサルバドルで、子どもたちの夢を守り、彼らが未来を自ら切り開けるようになるための支援をしています。( www.7.org )

* * *

■ユニセフについて
ユニセフ(UNICEF:国際連合児童基金)は、すべての子どもの権利と健やかな成長を促進するために活動する国連機関です。現在190の国と地域※で、多くのパートナーと協力し、その理念を様々な形で具体的な行動に移しています。特に、最も困難な立場にある子どもたちへの支援に重点を置きながら、世界中のあらゆる場所で、すべての子どもたちのために活動しています。(www.unicef.org)
※ユニセフ国内委員会(ユニセフ協会)が活動する34の国と地域を含みます
※ユニセフの活動資金は、すべて個人や企業・団体からの募金や各国政府からの任意拠出金で支えられています

■日本ユニセフ協会について
公益財団法人 日本ユニセフ協会は、先進工業国34の国と地域にあるユニセフ国内委員会のひとつで、日本国内において民間として唯一ユニセフを代表する組織として、ユニセフ活動の広報、募金活動、政策提言(アドボカシー)を担っています。 (www.unicef.or.jp)
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