女優の久本雅美が落語に初挑戦。古典落語の名作で迫真の演技を見せ「落語ってカッコイイ!」と大興奮
[12/03/19]
提供元:PRTIMES
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日本独特の話芸である“落語”に人気女優の久本雅美が初挑戦。WOWOWプライムで放送する「落語家Xの快楽スペシャル」の企画として、2月18日、東京・日経ホールにて初高座に上がった。舞台女優として長いキャリアを誇り、コミカルな演技を得意とする久本が選んだ演目は、意外にも古典落語の名作「たちきり」。実力派若手真打の古今亭菊之丞に指導を受け、半年間の準備期間を経て、愛しあう男女が運命に切り裂かれていく悲劇に挑んだ。
日頃から1000人以上を動員する舞台に立つ久本だが、この日だけは勝手が違った。「朝起きて初めてステージに行きたくないと思いました。もう心臓がバクバクして」と緊張の面持ちを見せながらも、幕が上がると、まずは“枕”で芸能界の裏話を語り、コメディエンヌの才能を存分に発揮。観客の笑いを誘い、その心をぐっとつかんだ。「自分の実話の中から鉄板ネタを盛り込んでみました」と久本もここは自分に合格点を。上演後、菊之丞師匠も「枕は僕よりずっと上手い」と絶賛するほど順調なスタートを切った。
そして、いよいよ「たちきり」の物語に入ると、がらりと雰囲気が変わり、大店の放蕩息子である“若だんな”と純心な芸妓“小春”が運命のいたずらによって永遠に会えなくなってしまう、せつないラブストーリーを熱演。クライマックス、小春が死んだと知った瞬間の若だんなを演じる段では、会場がシンと静まり返るほどの迫真の演技を見せた。そして、ついに終演となり幕が下りると、思わずそのまま高座の上で仰向けにひっくり返ってしまった。「もう涙しか出なくて、舞台の袖に行って師匠と抱き合いました」と久本。菊之丞師匠は「こっちがプレッシャーを与えられるぐらいの『たちきり』でした。最終の稽古は一昨日でしたが、そこで私が指導したことが本番では全部直っていた。素晴らしいです」と本番での出来ばえを絶賛。終演後、久本は「今回、高座に挑戦してみて、落語ってカッコイイなと思いましたね。座ったままひとりで何役も演じることの面白さがあって、話芸としても本当に奥深い。今はとにかく終わった安堵感で、早く師匠とお酒を飲みたい!という気分でいっぱいですけど、これからも菊之丞師匠についていきますんで」と興奮した面持ちで、噺家初挑戦の感想を語っていた。
久本雅美が落語に初挑戦した「落語家Xの快楽スペシャル 久本雅美×古今亭菊之丞」は3月24日(土)午後3:00からWOWOWプライムで放送。
また、名優・伊武雅刀が同じく落語に初挑戦した「落語家Xの快楽スペシャル 伊武雅刀×柳家喜多八」も3月25日(日)午後3:00からWOWOWプライムで放送する。
【放送情報】
「落語家Xの快楽スペシャル 久本雅美×古今亭菊之丞」 3月24日(土)午後3:00
WOWOWプライム
<キャスト>
師匠:古今亭菊之丞
弟子:久本雅美
「落語家Xの快楽スペシャル 伊武雅刀×柳家喜多八」 3月25日(日)午後3:00
WOWOWプライム
<キャスト>
師匠:柳家喜多八
弟子:伊武雅刀
番組HP: http://www.wowow.co.jp/pg_info/release/001915/index.php