メキシコ:搾取、暴力、虐待などに晒される「移民キャラバン」の子ども2,300人【プレスリリース】
[18/10/31]
提供元:PRTIMES
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ユニセフ、飲料水や衛生キット、心理社会ケア提供
[画像: https://prtimes.jp/i/5176/1227/resize/d5176-1227-621307-0.jpg ]
【2018年10月26日 ジュネーブ/ニューヨーク/メキシコシティ(メキシコ)発】
ユニセフは本日、現在メキシコ南部を北上している「移民キャラバン」には推定2,300人の子どもが含まれ、保護や、保健ケア、安全な水、および適切な衛生環境(トイレなど)などの生活に欠かせないサービスを必要としていると警鐘を鳴らしました。長く過酷な旅路で、子どもたちは危険なほど高い気温など厳しい天候に晒され、適切な仮設施設に入ることができる人数も限られています。現地にいるユニセフ・チームによると、すでに病気に罹ったり脱水症状を起こしている子どもがいます。
移動中の移民の子どもたちや家族の多くは、中米北部地域のエルサルバドル、グアテマラおよびホンジュラスでの、ギャングやジェンダーによる暴力、恐喝、貧困、また質の高い教育や社会サービスになかなかアクセスできない状況から逃れてきています。悲しいことに、これらの状況はこの地域の何百万人もの子どもたちの日常生活の一部なのです。このような厳しい状況に直面している家族は日々、安全とより希望を持てる将来を求めて、故郷の住み慣れた場所を後にするという悲痛な決断をすることを余儀なくされています。
集団で移動することで安全を保とうとしていますが、通常とは違う移民ルートを取る危険は甚大で、特に子どもたちは、高い危険に晒されています。彼らの旅路は長く、不確定で、搾取、暴力、虐待などの危険に満ちています。
ユニセフは、ふるさとを追われた子どもたちに対し、必要な支援やサービスが確実に提供され、彼らの権利が守られるようにメキシコ政府およびパートナー団体と協力しています。当局に対する栄養および子どもの保護に関する技術的支援の提供や、心理社会的ケアを受けられる機会の拡大を支援しています。また、ユニセフとパートナー団体は、キャラバンで移動している子どもと家族に対して2万リットル以上の飲み水、衛生キット、経口補水塩(ORS)、日焼け止め、および石けんを提供しています。
ユニセフは引き続き、中米北部地域およびメキシコにおいて、移動中のあらゆる場面で暴力、搾取および虐待に耐えてきた子どもたちと家族に対して、心理社会的ケアを提供していきます。ユニセフはまた、ふるさとを追われた子どもたちの収容に代わるケアの方法を検討し、領事的保護の強化に努めていきます。
ユニセフは、すべての政府に対して、移民法や措置の実施において、子どもにとって最善の利益を優先し、家族を引き離すことなく、移民の子どもたちの収容に代わる方法の検討をあらためて求めます。
* * *
■ユニセフについて
ユニセフ(UNICEF:国際連合児童基金)は、すべての子どもの権利と健やかな成長を促進するために活動する国連機関です。現在190の国と地域※で、多くのパートナーと協力し、その理念を様々な形で具体的な行動に移しています。特に、最も困難な立場にある子どもたちへの支援に重点を置きながら、世界中のあらゆる場所で、すべての子どもたちのために活動しています。( www.unicef.org )
※ユニセフ国内委員会(ユニセフ協会)が活動する34の国と地域を含みます
※ユニセフの活動資金は、すべて個人や企業・団体からの募金や各国政府からの任意拠出金で支えられています
■日本ユニセフ協会について公益財団法人 日本ユニセフ協会は、先進工業国34の国と地域にあるユニセフ国内委員会のひとつで、日本国内において民間として唯一ユニセフを代表する組織として、ユニセフ活動の広報、募金活動、政策提言(アドボカシー)を担っています。( www.unicef.or.jp )
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【2018年10月26日 ジュネーブ/ニューヨーク/メキシコシティ(メキシコ)発】
ユニセフは本日、現在メキシコ南部を北上している「移民キャラバン」には推定2,300人の子どもが含まれ、保護や、保健ケア、安全な水、および適切な衛生環境(トイレなど)などの生活に欠かせないサービスを必要としていると警鐘を鳴らしました。長く過酷な旅路で、子どもたちは危険なほど高い気温など厳しい天候に晒され、適切な仮設施設に入ることができる人数も限られています。現地にいるユニセフ・チームによると、すでに病気に罹ったり脱水症状を起こしている子どもがいます。
移動中の移民の子どもたちや家族の多くは、中米北部地域のエルサルバドル、グアテマラおよびホンジュラスでの、ギャングやジェンダーによる暴力、恐喝、貧困、また質の高い教育や社会サービスになかなかアクセスできない状況から逃れてきています。悲しいことに、これらの状況はこの地域の何百万人もの子どもたちの日常生活の一部なのです。このような厳しい状況に直面している家族は日々、安全とより希望を持てる将来を求めて、故郷の住み慣れた場所を後にするという悲痛な決断をすることを余儀なくされています。
集団で移動することで安全を保とうとしていますが、通常とは違う移民ルートを取る危険は甚大で、特に子どもたちは、高い危険に晒されています。彼らの旅路は長く、不確定で、搾取、暴力、虐待などの危険に満ちています。
ユニセフは、ふるさとを追われた子どもたちに対し、必要な支援やサービスが確実に提供され、彼らの権利が守られるようにメキシコ政府およびパートナー団体と協力しています。当局に対する栄養および子どもの保護に関する技術的支援の提供や、心理社会的ケアを受けられる機会の拡大を支援しています。また、ユニセフとパートナー団体は、キャラバンで移動している子どもと家族に対して2万リットル以上の飲み水、衛生キット、経口補水塩(ORS)、日焼け止め、および石けんを提供しています。
ユニセフは引き続き、中米北部地域およびメキシコにおいて、移動中のあらゆる場面で暴力、搾取および虐待に耐えてきた子どもたちと家族に対して、心理社会的ケアを提供していきます。ユニセフはまた、ふるさとを追われた子どもたちの収容に代わるケアの方法を検討し、領事的保護の強化に努めていきます。
ユニセフは、すべての政府に対して、移民法や措置の実施において、子どもにとって最善の利益を優先し、家族を引き離すことなく、移民の子どもたちの収容に代わる方法の検討をあらためて求めます。
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■ユニセフについて
ユニセフ(UNICEF:国際連合児童基金)は、すべての子どもの権利と健やかな成長を促進するために活動する国連機関です。現在190の国と地域※で、多くのパートナーと協力し、その理念を様々な形で具体的な行動に移しています。特に、最も困難な立場にある子どもたちへの支援に重点を置きながら、世界中のあらゆる場所で、すべての子どもたちのために活動しています。( www.unicef.org )
※ユニセフ国内委員会(ユニセフ協会)が活動する34の国と地域を含みます
※ユニセフの活動資金は、すべて個人や企業・団体からの募金や各国政府からの任意拠出金で支えられています
■日本ユニセフ協会について公益財団法人 日本ユニセフ協会は、先進工業国34の国と地域にあるユニセフ国内委員会のひとつで、日本国内において民間として唯一ユニセフを代表する組織として、ユニセフ活動の広報、募金活動、政策提言(アドボカシー)を担っています。( www.unicef.or.jp )