縁結び効果抜群の恋愛の聖地にもタブーがある!? 禁足地、心霊現場、秘祭など禁断のエリアを取材した“オカルト探偵”・吉田悠軌が警告する「禁足地帯の歩き方」とは?
[17/10/25]
提供元:PRTIMES
提供元:PRTIMES
聖地のパワーで運命の出会いを果たした!? オカルトスポット現地ルポの新鋭による怪奇紀行
株式会社 学研ホールディングス(東京・品川/代表取締役社長:宮原博昭)のグループ会社、株式会社学研プラス(東京・品川/代表取締役社長:碇 秀行)は、「禁足地帯の歩き方」(定価:本体1,000円+税)を10月26日(木)に発売します。
[画像1: https://prtimes.jp/i/2535/1334/resize/d2535-1334-371267-0.jpg ]
●「禁足地帯」=精神的な異世界に通じる場所
「禁足地」であれば、文字通り「入ってはいけない場所」だが、「禁足地帯」という語は、単なる法的な立ち入り禁止の場所ではなく、風習や信仰も含めて安易に深入りしてはいけない場所を意味する。心霊スポットや都市伝説・怪談の現場、廃墟、聖地など「オカルトスポット探訪」を10年以上も取材してきた吉田悠軌は、それら「禁足地帯」を「精神的な異世界に通じる場所」と定義している。
[画像2: https://prtimes.jp/i/2535/1334/resize/d2535-1334-962286-1.jpg ]
たとえば、上記の写真は、壱岐の聖域「剣の池」である。立ち入り禁止ではないが、地元の人たちしか知らない、まさに隠された聖地だ。
ここには「異国人の幽霊が現れる」「“しゃべる牛”と遭遇した」という逸話が伝わっているほか、「剣の池には壱岐海人族の王が隠した宝が眠っている」という噂も。池を覗くと「いちばん欲しいもの」が浮かび上がるが、手を伸ばせば引きずりこまれる呪いも伝わる。なぜ、人知れぬ池に、多種多様な伝説が紐づけられ、畏れられているのか?
島への上陸は、物理的には制限されていないが、これらの怪奇譚には、まさしく「精神的な異世界」へ連れていかれそうな気持ちを抱かせる。
●恋愛の聖地も「禁足地帯」である
このように、いかにもな心霊スポットや廃墟など、オドロオドロしい場所ばかりが「禁足地帯」というわけではない。
たとえば吉田は、恋愛の聖地として親しまれる各地の南京錠スポットも、ある種のタブーを感じさせる場所だとして「禁足地帯」に連ねている。
[画像3: https://prtimes.jp/i/2535/1334/resize/d2535-1334-768118-6.jpg ]
日本なら神戸のヴィーナスブリッジ、韓国だと南山のNソウルタワー(写真左)、そしてパリのセーヌ川にまたがるポンデザール(芸術橋・写真右)は、恋人たちが訪れた証に愛の南京錠を取り付けていく名所だ。客観的には愛情いっぱいの、ほのぼのとした光景ではあるが、この風習自体、いつどこで始まったのか謎なのだ。
吉田の調査では、2000年代に韓国やヨーロッパで流行する以前、90年代半ばにはすでに湘南のテレビ塔に「愛の南京錠」が無数に取り付けられる事例が確認されているが、ここが発祥ともいいきれないという。
恋愛の聖地とされつつも、その場所にも、その行為にも、なんの根拠もないまま、ひたすらに南京錠が取り付けられ、テレビ塔や橋の管理人はむしろ撤去の手間を強いられている。
風景の一部を永遠に我が物としようとし、鍵によって他者の干渉を排除する。これは愛という名のもとに生み出された、一種の「禁足地帯」なのだ。
●吉田悠軌、本人も禁断のパワーの恩恵を受けていた!
恋愛聖地も、実はおそるべき場所なのだ……と、警告を発しつつも、吉田悠軌本人は、とある恋愛聖地で多大な恩恵を受けている。
[画像4: https://prtimes.jp/i/2535/1334/resize/d2535-1334-933886-2.jpg ]
具体的な場所については本書内に譲るが、吉田自身、国内でも屈指の恋愛聖地とされる場所で恋愛祈願をしたためたことがある。
その効果はてきめん!
手紙を収めたところ、一週間後に吉田は現在の妻と出会い、トントン拍子に結婚に至ったのだ。
恋愛聖地となるには、やはりなにか、超常のパワーがあるのではないか……。史実や逸話を収集する取材の一方で、吉田悠軌は身をもって「禁足地帯」のパワーを体験している。
一方で、同じ日に参拝をした友人はお賽銭をケチったためか、事故で重傷を負ったともいう……。これはまさしく、「禁足地帯」ならではのタブーに触れたためのバチではないだろうか。
●「禁足地帯」に惹かれる理由
入ってはいけない聖地、見てはいけない秘祭、開けてはならない箱、触ってはいけない神木……それらが、なぜ、そこにあるのか。
吉田は、外から畏れるのではなく、現地を訪れることで、禁断とされるものとの人間社会の接点を探っている。謎や未知のもの、まさしくオカルト(隠されたもの)は、秘められているからこそ、人を引き付けるものだ。
吉田はそこに、生きとし生けるものすべてが逃れられない異世界=「死」の香りがあると語る。確かに、恋愛の聖地ですらも、他者を排撃し、自分たちだけの世界を作ろうとする滅亡の匂いがするではないか。
「禁足地帯」とは、おそらく、人間の想いがぶつかりあう現実において、きっちりと社会に区分けできない「隙間」や「境界」に生じてしまう「異世界」なのかもしれない。社会的動物たる人間も、ふとしたはずみで、その隙間から「禁足地帯」へ、ときには自らの意志で、足を踏み入れてしまうのかもしれない。
筆者・吉田悠軌
[画像5: https://prtimes.jp/i/2535/1334/resize/d2535-1334-689075-5.jpg ]
1980年生まれ。1980年東京都出身。怪談蒐集家、オカルト探偵。怪談サークル「とうもろこしの会」会長。オカルトスポット探訪マガジン「怪処」編集長。
怪談現場、伝奇スポットへの探訪をライフワークとし、執筆活動やメディア出演を行う。著書に『ホラースポット探訪ナビ』(学研)、『一行怪談』(PHP研究所)、『怪談現場 東京23区』『怪談現場 東海道中』(ともにイカロス出版)など。
[商品概要]
「禁足地帯の歩き方」
筆者:吉田悠軌
定価:本体1,000円+税
発売日:2017年10月26日(木)予定
判型:四六判/176ページ
ISBN:978-4-05-406602-1
発行所:(株)学研プラス
ムー公式サイト「ムーPLUS」:http://gakkenmu.jp/
【本書のご購入はコチラ】
Amazon https://www.amazon.co.jp/dp/405406602X/
楽天ブックス https://books.rakuten.co.jp/rb/15117580/
セブンネット http://7net.omni7.jp/detail/1106809405
honto https://honto.jp/netstore/pd-book_28675415.html
学研出版サイト http://hon.gakken.jp/book/1340660200
株式会社 学研ホールディングス(東京・品川/代表取締役社長:宮原博昭)のグループ会社、株式会社学研プラス(東京・品川/代表取締役社長:碇 秀行)は、「禁足地帯の歩き方」(定価:本体1,000円+税)を10月26日(木)に発売します。
[画像1: https://prtimes.jp/i/2535/1334/resize/d2535-1334-371267-0.jpg ]
●「禁足地帯」=精神的な異世界に通じる場所
「禁足地」であれば、文字通り「入ってはいけない場所」だが、「禁足地帯」という語は、単なる法的な立ち入り禁止の場所ではなく、風習や信仰も含めて安易に深入りしてはいけない場所を意味する。心霊スポットや都市伝説・怪談の現場、廃墟、聖地など「オカルトスポット探訪」を10年以上も取材してきた吉田悠軌は、それら「禁足地帯」を「精神的な異世界に通じる場所」と定義している。
[画像2: https://prtimes.jp/i/2535/1334/resize/d2535-1334-962286-1.jpg ]
たとえば、上記の写真は、壱岐の聖域「剣の池」である。立ち入り禁止ではないが、地元の人たちしか知らない、まさに隠された聖地だ。
ここには「異国人の幽霊が現れる」「“しゃべる牛”と遭遇した」という逸話が伝わっているほか、「剣の池には壱岐海人族の王が隠した宝が眠っている」という噂も。池を覗くと「いちばん欲しいもの」が浮かび上がるが、手を伸ばせば引きずりこまれる呪いも伝わる。なぜ、人知れぬ池に、多種多様な伝説が紐づけられ、畏れられているのか?
島への上陸は、物理的には制限されていないが、これらの怪奇譚には、まさしく「精神的な異世界」へ連れていかれそうな気持ちを抱かせる。
●恋愛の聖地も「禁足地帯」である
このように、いかにもな心霊スポットや廃墟など、オドロオドロしい場所ばかりが「禁足地帯」というわけではない。
たとえば吉田は、恋愛の聖地として親しまれる各地の南京錠スポットも、ある種のタブーを感じさせる場所だとして「禁足地帯」に連ねている。
[画像3: https://prtimes.jp/i/2535/1334/resize/d2535-1334-768118-6.jpg ]
日本なら神戸のヴィーナスブリッジ、韓国だと南山のNソウルタワー(写真左)、そしてパリのセーヌ川にまたがるポンデザール(芸術橋・写真右)は、恋人たちが訪れた証に愛の南京錠を取り付けていく名所だ。客観的には愛情いっぱいの、ほのぼのとした光景ではあるが、この風習自体、いつどこで始まったのか謎なのだ。
吉田の調査では、2000年代に韓国やヨーロッパで流行する以前、90年代半ばにはすでに湘南のテレビ塔に「愛の南京錠」が無数に取り付けられる事例が確認されているが、ここが発祥ともいいきれないという。
恋愛の聖地とされつつも、その場所にも、その行為にも、なんの根拠もないまま、ひたすらに南京錠が取り付けられ、テレビ塔や橋の管理人はむしろ撤去の手間を強いられている。
風景の一部を永遠に我が物としようとし、鍵によって他者の干渉を排除する。これは愛という名のもとに生み出された、一種の「禁足地帯」なのだ。
●吉田悠軌、本人も禁断のパワーの恩恵を受けていた!
恋愛聖地も、実はおそるべき場所なのだ……と、警告を発しつつも、吉田悠軌本人は、とある恋愛聖地で多大な恩恵を受けている。
[画像4: https://prtimes.jp/i/2535/1334/resize/d2535-1334-933886-2.jpg ]
具体的な場所については本書内に譲るが、吉田自身、国内でも屈指の恋愛聖地とされる場所で恋愛祈願をしたためたことがある。
その効果はてきめん!
手紙を収めたところ、一週間後に吉田は現在の妻と出会い、トントン拍子に結婚に至ったのだ。
恋愛聖地となるには、やはりなにか、超常のパワーがあるのではないか……。史実や逸話を収集する取材の一方で、吉田悠軌は身をもって「禁足地帯」のパワーを体験している。
一方で、同じ日に参拝をした友人はお賽銭をケチったためか、事故で重傷を負ったともいう……。これはまさしく、「禁足地帯」ならではのタブーに触れたためのバチではないだろうか。
●「禁足地帯」に惹かれる理由
入ってはいけない聖地、見てはいけない秘祭、開けてはならない箱、触ってはいけない神木……それらが、なぜ、そこにあるのか。
吉田は、外から畏れるのではなく、現地を訪れることで、禁断とされるものとの人間社会の接点を探っている。謎や未知のもの、まさしくオカルト(隠されたもの)は、秘められているからこそ、人を引き付けるものだ。
吉田はそこに、生きとし生けるものすべてが逃れられない異世界=「死」の香りがあると語る。確かに、恋愛の聖地ですらも、他者を排撃し、自分たちだけの世界を作ろうとする滅亡の匂いがするではないか。
「禁足地帯」とは、おそらく、人間の想いがぶつかりあう現実において、きっちりと社会に区分けできない「隙間」や「境界」に生じてしまう「異世界」なのかもしれない。社会的動物たる人間も、ふとしたはずみで、その隙間から「禁足地帯」へ、ときには自らの意志で、足を踏み入れてしまうのかもしれない。
筆者・吉田悠軌
[画像5: https://prtimes.jp/i/2535/1334/resize/d2535-1334-689075-5.jpg ]
1980年生まれ。1980年東京都出身。怪談蒐集家、オカルト探偵。怪談サークル「とうもろこしの会」会長。オカルトスポット探訪マガジン「怪処」編集長。
怪談現場、伝奇スポットへの探訪をライフワークとし、執筆活動やメディア出演を行う。著書に『ホラースポット探訪ナビ』(学研)、『一行怪談』(PHP研究所)、『怪談現場 東京23区』『怪談現場 東海道中』(ともにイカロス出版)など。
[商品概要]
「禁足地帯の歩き方」
筆者:吉田悠軌
定価:本体1,000円+税
発売日:2017年10月26日(木)予定
判型:四六判/176ページ
ISBN:978-4-05-406602-1
発行所:(株)学研プラス
ムー公式サイト「ムーPLUS」:http://gakkenmu.jp/
【本書のご購入はコチラ】
Amazon https://www.amazon.co.jp/dp/405406602X/
楽天ブックス https://books.rakuten.co.jp/rb/15117580/
セブンネット http://7net.omni7.jp/detail/1106809405
honto https://honto.jp/netstore/pd-book_28675415.html
学研出版サイト http://hon.gakken.jp/book/1340660200