ASIL-Bの機能安全性に対応し、コスト効率に優れた車載グレード対応 MEMS慣性計測モジュールを発表
[24/05/24]
提供元:PRTIMES
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カーナビゲーション、ボディ・エレクトロニクス、自動運転システムの高精度化と信頼性向上に貢献
[画像: https://prtimes.jp/i/1337/1386/resize/d1337-1386-17a164b376849a89bfe7-0.jpg ]
STマイクロエレクトロニクス(NYSE:STM、以下ST)は、3軸加速度センサと3軸ジャイロセンサを搭載した車載グレード対応のMEMS慣性計測モジュール(IMU)「ASM330LHBG1」を発表しました。同製品には、安全性を考慮したソフトウェア・ライブラリが用意されており、機能安全性が要求されるアプリケーション向けにコスト効率に優れたソリューションを実現します。
ASM330LHBG1は、-40°C〜125°Cの動作温度(Ta)範囲でAEC-Q100グレード1規格に準拠しているため、エンジン・ルーム付近や直射日光が当たる場所などでも使用可能です。カーナビゲーションやボディ・エレクトロニクス、運転支援システム、高度な自動運転システムなどにおいて、高い精度と信頼性を提供します。代表的な用途として、ナビゲーション・システムの高精度測位や、デジタル式ブレ補正カメラ、LiDAR、レーダー、アクティブ・サスペンション、ドア・モジュール、V2X(車車間・路車間)通信、アダプティブ・ライト、衝撃・傾斜検出機能などに最適です。
STの機械学習コア(MLC)とプログラム可能なステート・マシン(FSM)を搭載するASM330LHBG1は、AIアルゴリズムをセンサ内部で動作させることにより、スマートな機能を超低消費電力で提供できます。また、より動作温度範囲が低いSTの従来製品とピン配置互換性があり、レジスタ構成も同じであるため、シームレスなアップグレードが可能です。
温度補正機能を内蔵しているため、さまざまな動作条件下で安定性を確保することができます。また、6軸分の信号を同期して出力できるため、推測航法アルゴリズムの精度が向上します。さらに、I?C、MIPI I3C、およびSPIシリアル・インタフェース、設定可能なスマート割込み処理、3KBのFIFOを搭載し、センサ・データの管理を簡略化してホスト・プロセッサの負荷を最小限に抑えることができます。
ASM330LHBG1に用意されているソフトウェア・ライブラリは、独自に評価されて認証を取得しており、ISO 26262に準拠しています。このソフトウェアと2個のASM330LHBG1を使って機能安全に準拠した冗長性を実現可能です。汎用のハードウェアをベースに組み合わせたこの方法は、SEooC(Safety Element out of Context)を満足しているため、自動車安全性レベルB(ASIL-B)(※1)までのシステム認証に対応しています。このライブラリが提供するソフトウェアは、センシング・モジュールの設定機能、データ取得を開始する前に動作が正常であることをチェックする機能、およびセンシング・モジュールから出力されるデータの取得を処理する機能を備えています。また、これらの機能それぞれにエラー・コードが割り当てられており、異常が検出された場合に確認することができます。同一のセンサ2個で構成されるこのソリューションは、2つの異なるセンサ・ハードウェアから得られるデータが一致しているかどうかをチェックすることで、冗長性を確保します。
ASM330LHBG1は現在量産中で、14リードのプラスチック製VFLGAパッケージ(2.5 x 3mm)で提供されます。単価は、1000個購入時に約9.40ドルです。
詳細については、ウェブサイト( https://www.st.com/content/st_com/ja/campaigns/safer-driving-smarter-life-mems-mc4auto.html )をご覧ください。
(※1) ASIL Bは、ISO 26262(道路を走行する自動車の機能安全に関する規格)によって定義されたリスク分類スキームのASIL(自動車安全性レベル)における2段階目の分類レベルです。
STマイクロエレクトロニクスについて
STは、50,000名以上の従業員を擁し、包括的なサプライ・チェーンと最先端の製造設備を有する世界的な総合半導体メーカーです。約20万社を超えるお客様や数千社のパートナー企業と協力しながら、お客様のビジネス創出や持続可能な社会をサポートする半導体ソリューションの開発ならびにエコシステムの構築に取り組んでいます。STのテクノロジーは、スマート・モビリティ、電力エネルギー管理の効率化、クラウド接続型自律デバイスの普及を可能にします。STは、2027年までのカーボン・ニュートラル(スコープ1、2、および3の一部)の実現を目標にしています。さらに詳しい情報はSTのウェブサイト(http://www.st.com)をご覧ください。
◆ お客様お問い合わせ先
STマイクロエレクトロニクス(株)
アナログ・MEMS・センサ製品グループ
〒108-6017 東京都港区港南2-15-1
品川インターシティA棟
TEL : 03-5783-8250
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STマイクロエレクトロニクス(NYSE:STM、以下ST)は、3軸加速度センサと3軸ジャイロセンサを搭載した車載グレード対応のMEMS慣性計測モジュール(IMU)「ASM330LHBG1」を発表しました。同製品には、安全性を考慮したソフトウェア・ライブラリが用意されており、機能安全性が要求されるアプリケーション向けにコスト効率に優れたソリューションを実現します。
ASM330LHBG1は、-40°C〜125°Cの動作温度(Ta)範囲でAEC-Q100グレード1規格に準拠しているため、エンジン・ルーム付近や直射日光が当たる場所などでも使用可能です。カーナビゲーションやボディ・エレクトロニクス、運転支援システム、高度な自動運転システムなどにおいて、高い精度と信頼性を提供します。代表的な用途として、ナビゲーション・システムの高精度測位や、デジタル式ブレ補正カメラ、LiDAR、レーダー、アクティブ・サスペンション、ドア・モジュール、V2X(車車間・路車間)通信、アダプティブ・ライト、衝撃・傾斜検出機能などに最適です。
STの機械学習コア(MLC)とプログラム可能なステート・マシン(FSM)を搭載するASM330LHBG1は、AIアルゴリズムをセンサ内部で動作させることにより、スマートな機能を超低消費電力で提供できます。また、より動作温度範囲が低いSTの従来製品とピン配置互換性があり、レジスタ構成も同じであるため、シームレスなアップグレードが可能です。
温度補正機能を内蔵しているため、さまざまな動作条件下で安定性を確保することができます。また、6軸分の信号を同期して出力できるため、推測航法アルゴリズムの精度が向上します。さらに、I?C、MIPI I3C、およびSPIシリアル・インタフェース、設定可能なスマート割込み処理、3KBのFIFOを搭載し、センサ・データの管理を簡略化してホスト・プロセッサの負荷を最小限に抑えることができます。
ASM330LHBG1に用意されているソフトウェア・ライブラリは、独自に評価されて認証を取得しており、ISO 26262に準拠しています。このソフトウェアと2個のASM330LHBG1を使って機能安全に準拠した冗長性を実現可能です。汎用のハードウェアをベースに組み合わせたこの方法は、SEooC(Safety Element out of Context)を満足しているため、自動車安全性レベルB(ASIL-B)(※1)までのシステム認証に対応しています。このライブラリが提供するソフトウェアは、センシング・モジュールの設定機能、データ取得を開始する前に動作が正常であることをチェックする機能、およびセンシング・モジュールから出力されるデータの取得を処理する機能を備えています。また、これらの機能それぞれにエラー・コードが割り当てられており、異常が検出された場合に確認することができます。同一のセンサ2個で構成されるこのソリューションは、2つの異なるセンサ・ハードウェアから得られるデータが一致しているかどうかをチェックすることで、冗長性を確保します。
ASM330LHBG1は現在量産中で、14リードのプラスチック製VFLGAパッケージ(2.5 x 3mm)で提供されます。単価は、1000個購入時に約9.40ドルです。
詳細については、ウェブサイト( https://www.st.com/content/st_com/ja/campaigns/safer-driving-smarter-life-mems-mc4auto.html )をご覧ください。
(※1) ASIL Bは、ISO 26262(道路を走行する自動車の機能安全に関する規格)によって定義されたリスク分類スキームのASIL(自動車安全性レベル)における2段階目の分類レベルです。
STマイクロエレクトロニクスについて
STは、50,000名以上の従業員を擁し、包括的なサプライ・チェーンと最先端の製造設備を有する世界的な総合半導体メーカーです。約20万社を超えるお客様や数千社のパートナー企業と協力しながら、お客様のビジネス創出や持続可能な社会をサポートする半導体ソリューションの開発ならびにエコシステムの構築に取り組んでいます。STのテクノロジーは、スマート・モビリティ、電力エネルギー管理の効率化、クラウド接続型自律デバイスの普及を可能にします。STは、2027年までのカーボン・ニュートラル(スコープ1、2、および3の一部)の実現を目標にしています。さらに詳しい情報はSTのウェブサイト(http://www.st.com)をご覧ください。
◆ お客様お問い合わせ先
STマイクロエレクトロニクス(株)
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