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警察小説の最高峰「隠蔽捜査」シリーズ文庫最新刊、『探花 隠蔽捜査9』(新潮文庫)が8月28日発売!

日本の警察小説をリードしてきた今野敏さん。
その作品の中でもとりわけ人気の高い、警察官僚・竜崎伸也を主人公とした「隠蔽捜査」シリーズ、待望の文庫最新刊が新潮社より刊行されます。




[画像: https://prtimes.jp/i/47877/1618/resize/d47877-1618-7efb820c117632a14feb-0.jpg ]

横須賀基地付近で殺人事件が発生。
神奈川県警刑事部長の竜崎伸也は、極めて異例ながら、米海軍の要望にしたがい、同犯罪捜査局のリチャード・キジマ特別捜査官の参加を認め、そのまま日米合同捜査の指揮を執ることになりました。
同じ頃、八島圭介が警務部長として県警本部に着任します。竜崎の同期で警察庁トップ入庁、決して腹の内を見せぬ男、八島には、前任地福岡での黒い噂がつきまとっていました。さらに、留学先ポーランドで長男の竜崎邦彦が逮捕されたとの一報が飛び込みます。合同捜査が生む軋轢。殺人事件の波紋。竜崎家を襲う混乱。竜崎伸也は、すべての難題を一身に引き受け、道を切り拓いてゆきます。


本書の読みどころは主にふたつ。

神奈川県に属する神奈川県警と同盟国のアメリカ海軍の犯罪捜査局がタッグを組んで捜査にあたるという未曽有の事態。指揮官として新任刑事部長の竜崎伸也がこれをどうさばくのかという点。

もうひとつは、新キャラクターとしてこの巻に初登場する八島圭介です。
彼は、竜崎伸也の東大法学部の同級生で、警察官僚としても同期にあたりますが、竜崎の印象には全く残っていないようです。なおかつ、どことなく不気味な存在で「奴に気をつけろ」と周囲から忠告されるほど。入庁時の試験で最優秀の成績をおさめたことをずっと誇りに思っているようですが、警察官としての能力は未知数。今回の事件にも彼は絡んできます。

解説を担当するのは、宇田川拓也さん。
船橋のときわ書房の書店員で、ミステリ文学賞の選考も手掛けるミステリ通です。エンターテインメント小説としての本作。そして、書店員から見た「隠蔽捜査」シリーズについて熱く語って頂きました。

■書籍内容
横須賀基地付近で殺人事件が発生。竜崎は米海軍犯罪捜査局からリチャード・キジマ特別捜査官の参加を認め、異例の日米合同捜査が始まった。その一方、同期キャリアで腹の内を見せぬ男、八島圭介が警務部長として県警本部に着任。八島には前任地福岡での黒い噂がつきまとっていた。合同捜査が生む軋轢、殺人事件の波紋。神奈川県警刑事部長・竜崎伸也は、頭脳と決断力で難局を打開してゆく。

■著者紹介
今野敏(こんの・びん)
1955年北海道生まれ。上智大学在学中の1978年に「怪物が街にやってくる」で問題小説新人賞を受賞。レコード会社勤務を経て、執筆に専念する。2006年、『隠蔽捜査』で吉川英治文学新人賞を、2008年、『果断 隠蔽捜査2』で山本周五郎賞と日本推理作家協会賞を、2017年、「隠蔽捜査」シリーズで吉川英治文庫賞を受賞。2023年、ミステリー文学の発展に著しく寄与したとして日本ミステリー文学大賞を受賞。さまざまなタイプのエンターテインメントを手がけているが、警察小説の書き手としての評価も高い。『イコン』『同期』『サーベル警視庁』『一夜 隠蔽捜査10』『夏空 東京湾臨海署安積班』『海風』など著書多数。

■書籍データ 
【タイトル】『探花 隠蔽捜査9』
【著者名】今野敏
【発売日】8月28日
【造本】文庫版
【定価】825円(税込)
【ISBN】978-4-10-132165-3
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