GMOリサーチ:『中国版 結婚に関する実態調査』を実施
[15/11/12]
提供元:PRTIMES
提供元:PRTIMES
〜一人っ子世代の80年代、90年代生まれの結婚意識が明らかに〜
2015年11月12日
報道関係各位
GMOリサーチ株式会社
==========================================================
『中国版 結婚に関する実態調査』を実施
〜一人っ子世代の80年代、90年代生まれの結婚意識が明らかに〜
==========================================================
GMOインターネットグループでインターネットリサーチ事業を展開するGMO
リサーチ株式会社(代表取締役社長 細川 慎一 以下、GMOリサーチ)は、
GMOリサーチが提携する中国のモニターを対象に「中国版 結婚に関する実態
調査」を実施いたしました。
●調査テーマ:中国版 結婚に関する実態調査
●調査地域 :中国(北京、上海、広州、西安、瀋陽、陝西省、遼寧省)
●調査対象 :婚姻歴のある男性:514名、女性:502名 計1,016名
●調査期間 :2015年7月27日〜2015年8月3日
●調査方法 :インターネット調査(クローズド調査)
-------------------------------
【調査背景】
-------------------------------
先日、少子高齢化による労働力人口の減少を背景に、中国政府は1979年か
ら続けてきた「一人っ子政策」の廃止を決定し、世界的に大きく報道されま
した。この政策下に誕生した80后(バーリンホウ)といわれる1980年代生ま
れはすでに結婚年齢で、続く90后(ジウリンホウ)といわれる1990年代生ま
れも結婚可能年齢を迎えています(*1)。彼らは一人っ子ゆえに両親・祖父
母から「小皇帝」「小皇后」と呼ばれ寵愛を受けつつ、改革開放政策の中で
中国の発展とともに成長してきた世代です。
この度GMOリサーチは、彼らが結婚(*2)をどのように捉えているのか、ま
た性別や学歴、年収別でどのような結婚意識の差異があるのかを調査するべ
く、1980年代以降生まれをメインターゲットに、婚姻経験者(*3)を対象と
したアンケートを実施しました。
(*1)中国における法的な結婚可能年齢は、男性22歳、女性20歳以上。
(*2)本調査における「結婚」は、初婚のみを対象としています。
(*3)調査対象者1,016名のうち、都市部戸籍が902名を占め、都市部に偏っ
たサンプルとなっているため、中国全体の公的統計と比較して差異が
生じている可能性があります。
-------------------------------
【調査結果】
-------------------------------
■初婚年齢の推移(図1)
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
・配偶者との初婚年齢を尋ねたところ、1980-90年代生まれが婚期を迎えた
2011〜15年の平均初婚年齢は、男性27.9歳、女性27.2歳となった。1991〜
95年と比較して、2011〜15年は男性で1.3歳、女性で1.9歳上昇しているこ
とがわかる。また、1990年代から2000年代前半にかけて晩婚化の進行が見
られるが、近年は男性28歳、女性27歳前後に落ち着いている。
■配偶者の最終学歴、初婚時の年収(図2〜図3)
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
・1980年以降に生まれた男性301名、女性338名を対象に、本人および配偶者
の最終学歴、初婚時の年収を尋ねた。
・最終学歴では、「中学/高等学校/高専/専門学校」「大学」「大学院」
の3区分から選択してもらったところ、大学院卒の男性を除いて、7割前後
が同じ最終学歴の配偶者と結婚していることがわかった。
・一方、年収別では、10万元未満の階層は過半数が同一階層の配偶者と結婚
しているものの、年収10万元以上の高所得層については男女で傾向が異な
ることがわかった。高所得層の男性における同一階層の女性との結婚率は、
10万元〜20万元未満で29.9%、20万元以上で40.0%にとどまるのに対して、
女性では前者で66.7%、後者で84.6%に達する。
・このことから、高学歴・高年収の男性は、学歴・収入が自分と同一もしく
は低い相手と結婚することが多いが、高学歴・高年収の女性の多くは自分
と同程度の学歴、年収の相手と結婚する傾向にあることがうかがえる。
■結婚相手に求めること(図4〜図5)
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
・1980年以降に生まれた男女を対象に、配偶者に求める条件を計21項目から
優先順に上位3項目まで選択してもらい、「性別」「最終学歴」「初婚時年
収」の3つの軸で分析した。
・3つの軸で共通して、約70%が「人間性(性格など)」を上位3項目までに
選択しており、もっとも希望する条件としても40%を超えた。続いて「健康
である」も上位3項目に挙げられることが多く、最優先ではないものの配偶
者に求める人が多いことがわかった。
・「性別」での違いを分析したところ、男性の39.2%が「美人である(容姿が
優れている)」を上位3項目に選択している一方で、女性は13.6%にとどま
り、その差は約3倍となった。また、「自分より収入が多い」(男性:8.3%、
女性:22.2%)、「家(マンション)を保有している」(男性:6.8%、女
性:18.9%)と、女性は収入や資産の多さを上位3項目に挙げる割合が男性
より高い傾向にあることがわかった。
・「最終学歴」「初婚時年収」の分析軸では、学歴、年収が高いほど「美人
・ハンサムである(容姿が優れている)」「仕事で主要なポジションにあ
る」「大学、または大学院を卒業している」の項目を求める傾向にあるこ
とがうかがえる。
■結婚に対する考え方(図6〜図7)
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
・1980年以降に生まれた男女を対象に、結婚に対する考え方の17項目の中か
ら当てはまる項目を複数選択してもらい、「性別」「最終学歴」「初婚時
年収」の3つの軸で分析した。
・3つの軸で共通して、「結婚相手の家柄は重要である」を選択する割合が
高く、特に女性では71.9%(男性59.1%)に達した。また、「結婚にあたっ
ては、親や親族の意見を重視すべきである」(男性32.2%、女性39.6%)が、
「親や親族が反対しても、自分が選んだ人と結婚すべきである」(男性
19.6%、女性15.1%)「気に入った相手がみつからなければ、一生独身でも
構わない」(男性16.9%、女性28.1%)といった項目よりも割合が高く、80
后、90后世代全体として「家柄」「親」を重く見る傾向にあると考えられる。
・「性別」での違いを分析すると、「愛があれば、相手の収入や財産は関係
ない」が男性:45.8%、女性:26.0%と、男性は女性と比較して経済力より
愛を重視していることがうかがえる。また、「結婚しても家事は男女平等
に負担すべきである」(男性:44.5%、女性:57.7%)、「価値観や生活ス
タイルの違いに我慢できない場合、我慢して結婚生活を続ける必要はない」
(男性37.9%、女性:51.2%)からもわかるように、女性は男性に比べて現
実的、実利的な考え方を持っていることがうかがえる。このことから、結
婚に際して夢を追いかける男性と、現実を見据える女性といった図式が浮
かんでくる。
・しかし「最終学歴」「初婚時年収」の2つの分析軸においては、「同じ程度
の暮らしぶりの相手と結婚すべきである」という項目で、大学卒以上の高
学歴層の割合が顕著に高い以外は、明確な差異は見られなかった。
-------------------------------
【総論】
-------------------------------
1)80后、90后世代では、大学院卒以上の男性、または高年収の男性を除く
と、男女ともに自分と同階層の相手を選好する「同類婚」傾向が見られる。
特に大学卒以上の高学歴、高年収の女性は同程度の学歴、年収でなければ
結婚しない傾向が強く、近年中国都市部で話題となっている「剰女(シェ
ンニュイ=余り者の意)」の存在が調査からも垣間見える。
2)結婚相手に希望することは、「人間性(性格など)」が圧倒的で、自動
車や持ち家が何より重要、といった傾向はない。ただし、性格や健康面の
次に、男性は容姿、女性は経済面を重視する傾向が明らかである。
3)元来一族の結びつきが強く面子が重んじられる中国では、「一人っ子政
策」や改革開放政策で家族構成が変容し、家族観念や結婚に対する価値観
は変化しているものの、やはり家柄や親の意向が重視される傾向にあるこ
とがわかった。また、「小皇帝」「小皇后」と大切にされた80后、90后世
代の多くが親から離れられない、または親が子供離れできない可能性もう
かがえる。個人どうしの自由な恋愛を嗜好しつつも、「家柄」「親」の同
意の上で結婚し、結婚後も緊密な関係を継続したいと考えているのではな
いだろうか。
-------------------------------
【ご参考】
-------------------------------
より詳細な調査結果は以下のURLより「中国版 結婚に関する実態調査」分析
レポートをダウンロードいただけます。
※レポート使用の際には必ず出典として「GMOリサーチ調べ」とご記載ください。
▼レポートのダウンロードURL:http://www.gmo-research.jp/acp/studies/reportdl/151112-2
▼2015年6月30日発表 日本版「結婚に関する実態調査」
URL:http://www.gmo-research.jp/4502.html
-------------------------------
【GMOリサーチ株式会社について】
-------------------------------
GMOリサーチは、従来通りの市場調査手法はもちろん、MROCやアイトラッキ
ング、スキャナマインドなど、最先端の技術と手法を駆使した市場調査サー
ビスを提供しております。現在、アジア13カ国で約1,700万人の消費者にイン
ターネットリサーチが可能な「ASIA(アジア) Cloud(クラウド) Panel(パネル)」
を利用したインターネットリサーチのほか、マーケターの調査をサポートす
るDIY型インターネットリサーチツール「GMO Market(マーケット) Observer(
オブザーバー)」を提供しております。
アジア最大規模の調査対象者とDIY型インターネットリサーチツール2つの
サービスを通じて、当社はアジアの生活者のニーズを世界中の企業にご提供
し、さらなるインターネットリサーチの発展に貢献してまいります。
■「ASIA Cloud Panel」 URL:http://www.gmo-research.jp/acp
■「GMO Market Observer」 URL:http://www.gmo-research.jp/rsp
+---------------------------------------------------+
▼本プレスリリース及び参考資料は以下のURLからご覧いただけます。
URL:http://www.gmo.jp/news/article/?id=5059
(図1)初婚年齢(性別) [男性 N=514 女性 N=502 単一回答]
(図2)本人と配偶者の最終学歴 [男性 N=301 女性 N=338 単一回答]
(図3)本人と配偶者の初婚時の年収[男性 N=300 女性 N=336 単一回答]
(図4)配偶者に求めること(性別) [男性 N=301 女性 N=338 3項目まで複数回答]
(図5)配偶者に求めること(最終学歴/年収)[男性 N=301 女性 N=338 3項目まで複数回答]
(図6)結婚に対する考え方(性別) [男性 N=301 女性 N=338 複数回答]
(図7)結婚に対する考え方(最終学歴/年収) [男性 N=301 女性 N=338 複数回答]
+---------------------------------------------------+
以上
--------------------------------------------------------------
【報道関係お問い合わせ先】
●GMOリサーチ株式会社 マーケティング部 白鳥
TEL:03-5962-0037(代表)
E-mail:pr@gmo-research.jp
●GMOインターネット株式会社
グループ広報・IR部 石井・島田
TEL:03-5456-2695 E-mail:pr@gmo.jp
--------------------------------------------------------------
【GMOリサーチ株式会社】(URL:http://www.gmo-research.jp/ )
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
会社名 GMOリサーチ株式会社 (東証マザーズ 証券コード:3695)
所在地 東京都渋谷区桜丘町26番1号 セルリアンタワー
代表者 代表取締役社長 細川 慎一
事業内容 ■インターネットリサーチ事業、国内インターネットリサーチ、
海外インターネットリサーチ、ソーシャルメディアリサーチ
資本金 2億9,903万円
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【GMOインターネット株式会社】(URL:http://www.gmo.jp/ )
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
会社名 GMOインターネット株式会社 (東証第一部 証券コード:9449)
所在地 東京都渋谷区桜丘町26番1号 セルリアンタワー
代表者 代表取締役会長兼社長・グループ代表 熊谷 正寿
事業内容 ■インターネットインフラ事業
■インターネット広告・メディア事業
■インターネット証券事業
■モバイルエンターテインメント事業
資本金 50億円
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
Copyright (C) 2015 GMO Research, Inc. All Rights Reserved.
■GMO INTERNET GROUP■ www.gmo.jp
2015年11月12日
報道関係各位
GMOリサーチ株式会社
==========================================================
『中国版 結婚に関する実態調査』を実施
〜一人っ子世代の80年代、90年代生まれの結婚意識が明らかに〜
==========================================================
GMOインターネットグループでインターネットリサーチ事業を展開するGMO
リサーチ株式会社(代表取締役社長 細川 慎一 以下、GMOリサーチ)は、
GMOリサーチが提携する中国のモニターを対象に「中国版 結婚に関する実態
調査」を実施いたしました。
●調査テーマ:中国版 結婚に関する実態調査
●調査地域 :中国(北京、上海、広州、西安、瀋陽、陝西省、遼寧省)
●調査対象 :婚姻歴のある男性:514名、女性:502名 計1,016名
●調査期間 :2015年7月27日〜2015年8月3日
●調査方法 :インターネット調査(クローズド調査)
-------------------------------
【調査背景】
-------------------------------
先日、少子高齢化による労働力人口の減少を背景に、中国政府は1979年か
ら続けてきた「一人っ子政策」の廃止を決定し、世界的に大きく報道されま
した。この政策下に誕生した80后(バーリンホウ)といわれる1980年代生ま
れはすでに結婚年齢で、続く90后(ジウリンホウ)といわれる1990年代生ま
れも結婚可能年齢を迎えています(*1)。彼らは一人っ子ゆえに両親・祖父
母から「小皇帝」「小皇后」と呼ばれ寵愛を受けつつ、改革開放政策の中で
中国の発展とともに成長してきた世代です。
この度GMOリサーチは、彼らが結婚(*2)をどのように捉えているのか、ま
た性別や学歴、年収別でどのような結婚意識の差異があるのかを調査するべ
く、1980年代以降生まれをメインターゲットに、婚姻経験者(*3)を対象と
したアンケートを実施しました。
(*1)中国における法的な結婚可能年齢は、男性22歳、女性20歳以上。
(*2)本調査における「結婚」は、初婚のみを対象としています。
(*3)調査対象者1,016名のうち、都市部戸籍が902名を占め、都市部に偏っ
たサンプルとなっているため、中国全体の公的統計と比較して差異が
生じている可能性があります。
-------------------------------
【調査結果】
-------------------------------
■初婚年齢の推移(図1)
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
・配偶者との初婚年齢を尋ねたところ、1980-90年代生まれが婚期を迎えた
2011〜15年の平均初婚年齢は、男性27.9歳、女性27.2歳となった。1991〜
95年と比較して、2011〜15年は男性で1.3歳、女性で1.9歳上昇しているこ
とがわかる。また、1990年代から2000年代前半にかけて晩婚化の進行が見
られるが、近年は男性28歳、女性27歳前後に落ち着いている。
■配偶者の最終学歴、初婚時の年収(図2〜図3)
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
・1980年以降に生まれた男性301名、女性338名を対象に、本人および配偶者
の最終学歴、初婚時の年収を尋ねた。
・最終学歴では、「中学/高等学校/高専/専門学校」「大学」「大学院」
の3区分から選択してもらったところ、大学院卒の男性を除いて、7割前後
が同じ最終学歴の配偶者と結婚していることがわかった。
・一方、年収別では、10万元未満の階層は過半数が同一階層の配偶者と結婚
しているものの、年収10万元以上の高所得層については男女で傾向が異な
ることがわかった。高所得層の男性における同一階層の女性との結婚率は、
10万元〜20万元未満で29.9%、20万元以上で40.0%にとどまるのに対して、
女性では前者で66.7%、後者で84.6%に達する。
・このことから、高学歴・高年収の男性は、学歴・収入が自分と同一もしく
は低い相手と結婚することが多いが、高学歴・高年収の女性の多くは自分
と同程度の学歴、年収の相手と結婚する傾向にあることがうかがえる。
■結婚相手に求めること(図4〜図5)
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
・1980年以降に生まれた男女を対象に、配偶者に求める条件を計21項目から
優先順に上位3項目まで選択してもらい、「性別」「最終学歴」「初婚時年
収」の3つの軸で分析した。
・3つの軸で共通して、約70%が「人間性(性格など)」を上位3項目までに
選択しており、もっとも希望する条件としても40%を超えた。続いて「健康
である」も上位3項目に挙げられることが多く、最優先ではないものの配偶
者に求める人が多いことがわかった。
・「性別」での違いを分析したところ、男性の39.2%が「美人である(容姿が
優れている)」を上位3項目に選択している一方で、女性は13.6%にとどま
り、その差は約3倍となった。また、「自分より収入が多い」(男性:8.3%、
女性:22.2%)、「家(マンション)を保有している」(男性:6.8%、女
性:18.9%)と、女性は収入や資産の多さを上位3項目に挙げる割合が男性
より高い傾向にあることがわかった。
・「最終学歴」「初婚時年収」の分析軸では、学歴、年収が高いほど「美人
・ハンサムである(容姿が優れている)」「仕事で主要なポジションにあ
る」「大学、または大学院を卒業している」の項目を求める傾向にあるこ
とがうかがえる。
■結婚に対する考え方(図6〜図7)
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
・1980年以降に生まれた男女を対象に、結婚に対する考え方の17項目の中か
ら当てはまる項目を複数選択してもらい、「性別」「最終学歴」「初婚時
年収」の3つの軸で分析した。
・3つの軸で共通して、「結婚相手の家柄は重要である」を選択する割合が
高く、特に女性では71.9%(男性59.1%)に達した。また、「結婚にあたっ
ては、親や親族の意見を重視すべきである」(男性32.2%、女性39.6%)が、
「親や親族が反対しても、自分が選んだ人と結婚すべきである」(男性
19.6%、女性15.1%)「気に入った相手がみつからなければ、一生独身でも
構わない」(男性16.9%、女性28.1%)といった項目よりも割合が高く、80
后、90后世代全体として「家柄」「親」を重く見る傾向にあると考えられる。
・「性別」での違いを分析すると、「愛があれば、相手の収入や財産は関係
ない」が男性:45.8%、女性:26.0%と、男性は女性と比較して経済力より
愛を重視していることがうかがえる。また、「結婚しても家事は男女平等
に負担すべきである」(男性:44.5%、女性:57.7%)、「価値観や生活ス
タイルの違いに我慢できない場合、我慢して結婚生活を続ける必要はない」
(男性37.9%、女性:51.2%)からもわかるように、女性は男性に比べて現
実的、実利的な考え方を持っていることがうかがえる。このことから、結
婚に際して夢を追いかける男性と、現実を見据える女性といった図式が浮
かんでくる。
・しかし「最終学歴」「初婚時年収」の2つの分析軸においては、「同じ程度
の暮らしぶりの相手と結婚すべきである」という項目で、大学卒以上の高
学歴層の割合が顕著に高い以外は、明確な差異は見られなかった。
-------------------------------
【総論】
-------------------------------
1)80后、90后世代では、大学院卒以上の男性、または高年収の男性を除く
と、男女ともに自分と同階層の相手を選好する「同類婚」傾向が見られる。
特に大学卒以上の高学歴、高年収の女性は同程度の学歴、年収でなければ
結婚しない傾向が強く、近年中国都市部で話題となっている「剰女(シェ
ンニュイ=余り者の意)」の存在が調査からも垣間見える。
2)結婚相手に希望することは、「人間性(性格など)」が圧倒的で、自動
車や持ち家が何より重要、といった傾向はない。ただし、性格や健康面の
次に、男性は容姿、女性は経済面を重視する傾向が明らかである。
3)元来一族の結びつきが強く面子が重んじられる中国では、「一人っ子政
策」や改革開放政策で家族構成が変容し、家族観念や結婚に対する価値観
は変化しているものの、やはり家柄や親の意向が重視される傾向にあるこ
とがわかった。また、「小皇帝」「小皇后」と大切にされた80后、90后世
代の多くが親から離れられない、または親が子供離れできない可能性もう
かがえる。個人どうしの自由な恋愛を嗜好しつつも、「家柄」「親」の同
意の上で結婚し、結婚後も緊密な関係を継続したいと考えているのではな
いだろうか。
-------------------------------
【ご参考】
-------------------------------
より詳細な調査結果は以下のURLより「中国版 結婚に関する実態調査」分析
レポートをダウンロードいただけます。
※レポート使用の際には必ず出典として「GMOリサーチ調べ」とご記載ください。
▼レポートのダウンロードURL:http://www.gmo-research.jp/acp/studies/reportdl/151112-2
▼2015年6月30日発表 日本版「結婚に関する実態調査」
URL:http://www.gmo-research.jp/4502.html
-------------------------------
【GMOリサーチ株式会社について】
-------------------------------
GMOリサーチは、従来通りの市場調査手法はもちろん、MROCやアイトラッキ
ング、スキャナマインドなど、最先端の技術と手法を駆使した市場調査サー
ビスを提供しております。現在、アジア13カ国で約1,700万人の消費者にイン
ターネットリサーチが可能な「ASIA(アジア) Cloud(クラウド) Panel(パネル)」
を利用したインターネットリサーチのほか、マーケターの調査をサポートす
るDIY型インターネットリサーチツール「GMO Market(マーケット) Observer(
オブザーバー)」を提供しております。
アジア最大規模の調査対象者とDIY型インターネットリサーチツール2つの
サービスを通じて、当社はアジアの生活者のニーズを世界中の企業にご提供
し、さらなるインターネットリサーチの発展に貢献してまいります。
■「ASIA Cloud Panel」 URL:http://www.gmo-research.jp/acp
■「GMO Market Observer」 URL:http://www.gmo-research.jp/rsp
+---------------------------------------------------+
▼本プレスリリース及び参考資料は以下のURLからご覧いただけます。
URL:http://www.gmo.jp/news/article/?id=5059
(図1)初婚年齢(性別) [男性 N=514 女性 N=502 単一回答]
(図2)本人と配偶者の最終学歴 [男性 N=301 女性 N=338 単一回答]
(図3)本人と配偶者の初婚時の年収[男性 N=300 女性 N=336 単一回答]
(図4)配偶者に求めること(性別) [男性 N=301 女性 N=338 3項目まで複数回答]
(図5)配偶者に求めること(最終学歴/年収)[男性 N=301 女性 N=338 3項目まで複数回答]
(図6)結婚に対する考え方(性別) [男性 N=301 女性 N=338 複数回答]
(図7)結婚に対する考え方(最終学歴/年収) [男性 N=301 女性 N=338 複数回答]
+---------------------------------------------------+
以上
--------------------------------------------------------------
【報道関係お問い合わせ先】
●GMOリサーチ株式会社 マーケティング部 白鳥
TEL:03-5962-0037(代表)
E-mail:pr@gmo-research.jp
●GMOインターネット株式会社
グループ広報・IR部 石井・島田
TEL:03-5456-2695 E-mail:pr@gmo.jp
--------------------------------------------------------------
【GMOリサーチ株式会社】(URL:http://www.gmo-research.jp/ )
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
会社名 GMOリサーチ株式会社 (東証マザーズ 証券コード:3695)
所在地 東京都渋谷区桜丘町26番1号 セルリアンタワー
代表者 代表取締役社長 細川 慎一
事業内容 ■インターネットリサーチ事業、国内インターネットリサーチ、
海外インターネットリサーチ、ソーシャルメディアリサーチ
資本金 2億9,903万円
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【GMOインターネット株式会社】(URL:http://www.gmo.jp/ )
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
会社名 GMOインターネット株式会社 (東証第一部 証券コード:9449)
所在地 東京都渋谷区桜丘町26番1号 セルリアンタワー
代表者 代表取締役会長兼社長・グループ代表 熊谷 正寿
事業内容 ■インターネットインフラ事業
■インターネット広告・メディア事業
■インターネット証券事業
■モバイルエンターテインメント事業
資本金 50億円
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
Copyright (C) 2015 GMO Research, Inc. All Rights Reserved.
■GMO INTERNET GROUP■ www.gmo.jp