パナソニックが「BIRTV2015」に出展〜中国での放送用・業務用AV機器事業を強化
[15/08/31]
提供元:PRTIMES
提供元:PRTIMES
[画像: http://prtimes.jp/i/3442/1886/resize/d3442-1886-623552-1.jpg ]
パナソニック チャイナ(以下、パナソニック)は、2015年8月26日(水)〜28日(金)に中国・北京にて開催された「BIRTV2015」 (Beijing International Radio, TV & Film Exhibition)において、放送用・業務用AV機器の最新技術と製品を出展しました。会期中に行われたプレスカンファレンスでは、今後、中国における同分野のBtoBソリューション事業を強化していく方針を発表しました。
▼【速報動画】中国市場に向けたプロ向け4Kソリューションを強化〜BIRTV2015
http://channel.panasonic.com/jp/contents/16253/
https://www.youtube.com/watch?v=5JQB9iSqWCg
[動画: http://www.youtube.com/watch?v=5JQB9iSqWCg ]
1987年以来、中国における放送技術の発展の核となっている同展示会は、国際的な放送機器展の中でもその専門性、エンターテインメント性で世界第3位、アジアでは第1位の評価を得ています。今回の「BIRTV2015」では、『メディアからの期待とその実現』というスローガンのもと、世界中から512の出展者が集まり、5万平方メートルを超える大規模な会場での開催となりました。
パナソニックは、中国の放送機器業界の技術革新を牽引する存在として、30年に及ぶ技術開発の実績に基づいた最新製品の展示を実施。新世代型4KスタジオハンディカメラAK-UC3000MC、4KマルチパーパスカメラAK-UB300MC4K、4KインテグレーテッドカメラAW-UE70、新世代型メモリーカード付ハンディカメラレコーダーAJ-PX398MCなどが披露されました。
会場では、新しいP2クラウドサービス対応製品「ストリームレシーバー」も初披露。また、4Kメモリーカード・カメラレコーダーAG-DVX200MCも初めて公開されました。この製品は4/3型大判センサー、13倍ズームレンズ、4K/60pの高解像度を実現しています。
パナソニックはBtoB分野を強化しており、さらなる事業成長を促進するために製品の差別化を図り、お客さまのニーズに応じたビジネスソリューションをご提供していきます。また、映像文化の発展への貢献にも注力していきます。
同社では『技術革新を切り拓き、顧客価値を高める』という考えをもとに、中国の放送業界をHDから4K-8K時代の最前線へと導くべく、4K製品、システムインテグレーション、オンラインアプリケーションの開発計画を立案。4Kの新製品、ワークシステムを革新するP2クラウド技術などにおいて、製品販売からソリューション提供まで、イノベーションのために一貫した努力をしていきます。
パナソニックがソリューション事業に注力している例として、中国・四平テレビ局に向けた小型放送車両の開発が挙げられます。四平テレビ局は、HD画質の映像制作ができる放送車両を実現できる企業として、製品とソリューションの両方を提供できるパナソニックを選択。完成した放送車両(メルセデス 524ミニバス)には、 5チャンネル型 AK-HC3500AMC-16ビットスタジオハンディカメラと、AV-HS6000MC-2M/E HD マルチライブスイッチャ―が搭載されました。これにより車両内での8チャンネルシステムが実現しました。
パナソニックのAVC事業は、中国市場において3.4%の売上を占めています(2015年3月時点)。この数字には政府や企業、教育現場へのソリューション提供も含んでいますが、イメージシステム・放送分野の割合は50%にも達しています。同社は引き続き、中国市場の特色あるソリューションと現地パートナーとの協力関係をベースに、2018年までに売上を2倍にすることを目標にしています。
「BIRTV2015」のプレスカンファレンスでは、パナソニック チャイナの総代表である大澤 英俊が「2015年は順調なスタートを切っており、パナソニックが提供するBtoBソリューションが市場に認められてきています」と述べました。同社は、売上10兆円の目標を掲げ、BtoB事業が売上の80%を担うことを目標としています。今後はAVC事業のほかにも、住宅関連、環境ソリューション、車載関連、デバイスシステム事業で、新エネルギー分野や住宅、車載分野へのトータルソリューションを提供してまいります。
今回のプレスカンファレンスでは、中国映画テレビ技術学会の何宗就理事長、中国メディア総局 科学技術委員会の杜百川主任によるスピーチも行われました。パナソニックと現地メディア関係者の方たちとで直接交流する機会が設けられ、今後につながる有意義な交流が実現しました。
これからもパナソニックは、中国において、様々な分野におけるBtoBビジネスを支援し、積極的に現地メディアや生活者の皆さまに情報を伝え、新たな課題とチャンスに挑戦し続けます。
<関連情報>
・パナソニックの放送・業務用放送システム
http://panasonic.biz/sav/
・パナソニック チャイナ
http://panasonic.cn/