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ウクライナ危機:子どもたちへの支援〜ユニセフの活動ハイライト(3/21-28)【プレスリリース】




[画像1: https://prtimes.jp/i/5176/1933/resize/d5176-1933-c26139eeefcd956f624b-0.jpg ]

【2022年3月30日 東京 発】

[画像2: https://prtimes.jp/i/5176/1933/resize/d5176-1933-62ce9002fa30f664d9b5-1.jpg ]

今月28日付でユニセフ(国連児童基金)本部がまとめたウクライナおよび周辺国での支援活動ハイライトを、一部抜粋してお伝えします。

■ 緊急支援物資の配送状況
23日現在、1,047トンの緊急物資(医薬品、医療機器、子ども用冬服、衛生キット、教育キット、幼児教育キット、レクリエーションキットなど)を積んだトラック94台をウクライナおよび近隣諸国に派遣しました。そのうち63台分の物資がウクライナに到着し、200万人の子どもを含む800万人以上の支援ニーズに対応する予定です。

■ 緊急現金給付支援
ウクライナ国内5万2,000世帯を対象に準備しています。(28日の週に開始予定)

■ 心理社会的支援(心のケア)

2月24日以降、ルハンスクとドネツクで、地下壕などに避難している4,000人以上の人々に、オンライン、対面、電話を通じ、心理社会的支援を提供しました。
全国フリーダイヤルの「子どもヘルプライン」を通じて、子どもや保護者、若者に電話相談を提供しました。(平均で週に約1,000件)
近隣諸国で心のケアなどを提供するワンストップの支援拠点である「ブルードット」の設置拡大を進めています。(モルドバ:3カ所稼働中、4カ所の追加を準備。ルーマニア:3カ所稼働中。12カ所の追加を準備)
チャットボット・プログラムを通じ、おとなの同伴者のいない子ども、家族と離ればなれになった子ども、迷子を一時的に保護するボランティア家庭の識別、審査、支援を促進しています。
モルドバでは、子どもと家族の保護支援拠点である3つの「ブルードット」が、難民の多くが入国するウクライナとの国境付近と、首都キシナウにある最大の難民センターですでに支援を提供しました。ユニセフは短期間にさらに4つの「ブルードット」を追加するために活動しています。


■ 医療/保健・栄養分野での支援

リヴィウ、ヴィシュゴロド、ハリコフ、ミコライフ、キエフ市・州、チェルニヒフ、ドニプロ、ジトミールにある23の小児保健施設と産科センターに、約50万人分の医療物資(救急医療キット、応急処置キット、助産・産科・外科用医療キットなど)を提供しました。
0〜5カ月の子どもや妊娠・授乳中の母親への栄養補給品(高エネルギービスケット、微量栄養素サプリメント)の提供、母乳育児の推進、前線の医療従事者等の能力強化を支援しています。
ルハンスクとドネツクで、低所得世帯の女性に処方薬購入のためのeバウチャーを提供ました。
モルドバで、約3,000人の乳幼児(6 〜25カ月)に、栄養補助食品や医薬品を提供しました。


■ 水と衛生分野での支援

ドネスクとルハンスクのコミュニティセンターや保健センター、社会施設などを拠点に、2万人以上にペットボトルや給水車で飲料水を提供しました。5万人分の給水システムの改修に必要な資機材もシュミーに到着しました。
リヴィウ、ドニプロ、ハリコフ、キエフのコミュニティセンターなどに避難している2万6,000人、ドネツクとルハンスクのコミュニティに衛生キットを配送しました。幼稚園に、36台の給湯設備を設置し、1万人分の施設用衛生キットと水と衛生サービス復旧のための資機材を社会施設に配布しました。
モルドバのパランカやキシナウの難民受け入れセンターに衛生用品、清掃用品、消毒用品を提供しました。またキシナウのマネジにある難民受け入れセンターに20台の移動式トイレを提供しました。28日の週には、赤ちゃんと子どもの衛生キットの配布を予定しています。
ルーマニアでは、現地で調達した衛生キット1,000個を配布しました。
ベラルーシでは、2,600個の基本的な衛生キットを現地で調達し、支援拠点に配置しました。


■ 教育分野での支援

ウクライナ国内13地域で遠隔教育が再開しました。他の地域は、遠隔教育へのアクセスさえ困難な状況です。
幼稚園の先生や保護者が、3〜6歳の未就学児のための様々な学習資材にアクセスできるオンライン幼稚園のプラットフォームを展開しています。
約1万7,400人が避難しているハリコフ市内の29カ所の地下鉄駅に、アートセラピー、遊び、読み聞かせ、学習、情緒的支援のための学習教材を備えた「子どもにやさしい空間」を設置し、未就学児や子どもたちに学習支援や心のケア支援を提供しています。
ウクライナ・ボランティア・サービスの6万人以上の若者ボランティアと連携し、学習支援や心理社会的支援などを展開。ウクライナ西部では、現地NGOと連携し、「子どもにやさしい空間」に加え、100組の移動式教員チームが避難民の子どもたちを支援しています。
6,000人分の「幼児教育キット」をハリコフとキエフのパートナー団体が運営する社会福祉センターに提供しました。さらに1万人分のキットを、ウクライナ西部に送付しました。


* * *

ユニセフ「ウクライナ緊急募金」ご協力のお願い
8年にわたる東部地域の紛争や、昨今の武力行為の激化の影響を受けるウクライナの子どもたちのために、ユニセフは緊急支援を行っています。その活動を支えるため、(公財)日本ユニセフ協会は、ユニセフ「ウクライナ緊急募金」を受け付けております。水や電気を絶たれたり教育の機会を奪われたり、避難を余儀なくされるなど、紛争による直接的・間接的な影響を受ける子どもたちをはじめ、最も支援を必要としている子どもたちとその家族に支援を届けるため、ご協力をお願い申し上げます。

1. ホームページから
https://www.unicef.or.jp/kinkyu/ukraine/
※ クレジットカード/インターネットバンキング/Amazon Pay/携帯キャリア決済/コンビニ支払がご利用いただけます。

2. 郵便局(ゆうちょ銀行)から
振替口座:00190-5-31000/口座名義:公益財団法人 日本ユニセフ協会
*通信欄に「ウクライナ」と明記願います。
*窓口での振り込みの場合は、送金手数料が免除されます。

※ 公益財団法人 日本ユニセフ協会への寄付金には、特定公益増進法人への寄付として、所得税、相続税、法人税の税制上の優遇措置があります。また一部の自治体では、個人住民税の寄付金控除の対象となります。

* * *

■ ユニセフについて
ユニセフ(UNICEF:国際連合児童基金)は、すべての子どもの権利と健やかな成長を促進するために活動する国連機関です。現在約190の国と地域※で、多くのパートナーと協力し、その理念を様々な形で具体的な行動に移しています。特に、最も困難な立場にある子どもたちへの支援に重点を置きながら、世界中のあらゆる場所で、すべての子どもたちのために活動しています。 https://www.unicef.or.jp/
※ ユニセフ国内委員会(ユニセフ協会)が活動する33の国と地域を含みます
※ ユニセフの活動資金は、すべて個人や企業・団体からの募金や各国政府からの任意拠出金で支えられています

■ 日本ユニセフ協会について
公益財団法人 日本ユニセフ協会は、先進工業国33の国と地域にあるユニセフ国内委員会のひとつで、日本国内において民間として唯一ユニセフを代表する組織として、ユニセフ活動の広報、募金活動、政策提言(アドボカシー)を担っています。 https://www.unicef.or.jp/
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