GMOリサーチ:女子中高生とその母親世代に「働き方改革に関する意識調査」を実施
[17/12/25]
提供元:PRTIMES
提供元:PRTIMES
〜女子中高生の「働き方改革」の認知度は6割弱、家庭への影響は「特になし」が約9割という結果に〜
2017年12月25日
報道関係各位
GMOリサーチ株式会社
=============================================================
女子中高生とその母親世代に「働き方改革に関する意識調査」を実施
〜女子中高生の「働き方改革」の認知度は6割弱、
家庭への影響は「特になし」が約9割という結果に〜
=============================================================
GMOインターネットグループでインターネットリサーチ事業を展開するGMOリ
サーチ株式会社(代表取締役社長 細川 慎一 以下、GMOリサーチ)は、日本
の未成年・成人モニターを対象に「働き方改革に関する意識調査」を実施いた
しました。
*--------------------------------------------------------*
●調査テーマ: 働き方改革に関する意識調査
●調査地域 : 日本
●調査対象 : 11〜18歳の女子中高生・・・・・・・・・・・595名
女子中高生の娘を持つ30〜59歳の有職女性・・600名
計1,195名
●調査期間 : 2017年12月7日〜12月10日
●調査方法 :・女子中高生
LINEリサーチ(LINE Research Platform)を活用した
スマートフォン調査
・30〜59歳の有職女性
GMOリサーチの提携モニターへのインターネット調査
*--------------------------------------------------------*
※女子中高生に対しては、保護者の同意を得て実施
-----------------------------
【調査背景】
-----------------------------
日本政府が内閣官房に「働き方改革実現推進室」を設置し、本格的に労働環
境改善に取り組み始めて1年が経ちました。この「働き方改革」のもと、「在
宅勤務(テレワーク)」や「裁量労働制」の導入など、新たな取り組みを始め
る企業・団体も増加しています。
また、2016年4月には「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」
(通称:女性活躍推進法)が施行され、労働者数300名を超える企業に対して
は、女性の活躍推進に向けた取り組み状況の把握や課題分析、行動計画の策定、
実施状況の公表などが義務づけられました。
このように、「働き方改革」に関する取り組みが官民一体となって推進され
ることで、今後はさらに、働く女性が個性や能力を最大限に発揮し活躍できる
環境が整っていくことが期待されています。
そこで、GMOリサーチは、今後社会を担っていく女子中高生およびその母親
世代の有識者が、働き方改革に何を望んでいるのか、また希望する職業につい
て娘と母親のギャップを探るべく、アンケート調査を実施いたしました。
-----------------------------
【調査結果】
-----------------------------
■回答者の分布(表1)
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
「女子中高生」および「女子中高生の娘を持つ有職女性(以下、母親)」が
ほぼ同数の構成となるようサンプルを回収した。また、女子中高生の場合は本
人の学年、母親の場合は末子の学年について、中学1年生から高校3年生まで各
学年で人数のばらつきがないよう構成している。
■将来働く業種について(図1〜4)
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
〜「医療・福祉」が女子中高生・母親ともに最多〜
女子中高生に「将来就きたい業種」、母親に「娘に将来就いてほしい業種」
を尋ねたところ、ともに「医療・福祉(女子中高生:23.2%、母親:29.8%)」
が最多となった。
2位以降の業種を属性別に見ると、女子中高生は「教育(18.7%)」「広告・
出版・デザイン(15.8%)」「サービス・レジャー(10.4%)」と続いた。
母親は「官公庁・公社・団体(27.3%)」、「メーカー(13.7%)」「教育
(13.3%)」の順となった一方、「あてはまるものはない(27.0%)」が約3割
に上っていることから、娘に将来就いてもらいたい職業について具体的なイメー
ジを持っていない人も多いことがうかがえる。
〜女子中高生と母親のギャップ〜
女子中高生と母親が希望する業種の上位5位を抜粋し、回答割合を比較した
ところ、母親の希望2位だった「官公庁・公社・団体(母親:27.3%、女子中
高生:6.4%)」で、女子中高生の回答と20ポイント以上もの差がつく結果となっ
た。その他、母親の3位「メーカー(母親:13.7%、女子中高生:5.9%)」で
7.8ポイント、5位「学術研究・技術(母親:12.5%、女子中高生:4.0%)」で
8.5ポイント、女子中高生が下回っている。
一方、女子中高生の3位だった「広告・出版・デザイン(女子中高生:15.8%、
母親:9.3%)」では6.5ポイント、5位「マスコミ・報道・メディア(女子中高
生:9.7%、母親:3.5%)」でも6.2ポイント、母親が下回っており、「医療・
福祉」や「教育」を除いては女子中高生と母親で希望する業種にギャップがあ
ることが垣間見える結果となった。
■働く上で重視する点(図5)
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
〜女子中高生は「休暇制度」や「安定性」、母親自身は「勤務地」や「時間」を重視〜
続いて、女子中高生には「将来働く上で重視する点」を、母親には「ご自身
が働く上で重視する点」を尋ねた。女子中高生は、「休暇制度(52.6%)」
「勤め先の安定性(50.6%)」が過半数に上り、次いで「勤務時間帯(43.0%)」
「通勤時間(34.8%)」「育児支援(30.3%)」で3割を超える結果となった。
一方、母親は「勤務地(69.5%)」「通勤時間(61.7%)」「勤務時間帯
(60.5%)」で6割を超え、居住地や生活リズムを基盤に、働きやすい場所・
時間を重視していることがうかがえる。
また、「働き方改革」の重要な目標であり、企業の導入が進みつつある「テ
レワーク・在宅勤務(女子中高生:1.2%、母親:1.3%)」や、「副業の可否
(女子中高生:8.1%、母親:4.3%)」は1割未満と低い結果となった。
■働き方改革について(図6〜9)
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<働き方改革の認知度・関心度> 〜若年層の方が認知・関心ともに低い〜
続いて、「働き方改革」に関する意識を調査した。まず「働き方改革を耳に
したことがあるか」と尋ねたところ、女子中高生の6割弱(57.0%)、母親の7
割超(70.7%)が「はい」と回答した。女子中高生は母親より13.7ポイント下
回っており、若年層の認知は母親世代ほどは進んでいないと言える。
また、「働き方改革」を認知している人の関心度を探ったところ「関心があ
り、そういった制度を取り入れている企業で働きたい(女子中高生:36.6%、
母親:33.7%)」が、ともに3割を超える結果となった。また、「関心がある」
という回答を合算すると、女子中高生は過半数(55.8%)、母親は7割超(71.2
%)となり、認知度同様、若年層の方が関心は低いことがうかがえる。
<働き方改革に期待すること>
「働き方改革」を認知している人に、「働き方改革に期待すること・必要だ
と思うこと」を尋ねたところ、女子中高生・母親ともに「性別・年齢・障がい
の有無などに関わらず活躍できる会社になる(女子中高生:57.5%、母親:38.2
%)」「残業が少なくなる(女子中高生:50.4%、母親:39.4%)」「有給休
暇が取りやすくなる(女子中高生:49.9%、母親:48.6%)」「始業・終業の
時間が柔軟に決められるようになる(女子中高生:31.0%、母親:37.7%)」
が3割を超え、上位4位に挙がった。
特に女子中高生は「性別・年齢・障がいの有無などに関わらず活躍できる会
社になる(57.5%)」が約6割に上り、誰もが活躍できる環境に期待をしてい
ることがわかった。その他、「残業が少なくなる(50.4%)」「有給休暇が取
りやすくなる(49.9%)」で約5割の回答を集めており、仕事だけでなくプラ
イベートにも時間を割ける環境も必要だと考えていることがうかがえる。
<働き方改革による家庭への影響>
女子中高生に、「働き方改革による家庭の変化」を聞いたところ、「特にな
い(89.1%)」が約9割を占めた。「働き方改革」の取り組みが各企業・団体
で進む一方で、家庭の影響はまだ少ないことが垣間見える結果となった。
--------------------------------
【総論】
--------------------------------
今回の調査により、女子中高生の望む働き方と母親世代のギャップ、そして
両者の「働き方改革」への意識が明らかとなりました。
女子中高生・母親ともに、将来就きたい(就いてほしい)業種は「医療・福
祉」が最多となりました。一方で、母親の希望で2位だった「官公庁・公社・
団体」は、希望する女子高生は少なく、ギャップが垣間見える結果となりまし
た。
「働き方改革」の認知度については、女子中高生で6割弱、母親で7割超程度
に留まることがわかりました。同じく関心度も母親に比べ女子中高生の方が低
い傾向にあることから、今後は若年層への「働き方改革」の周知と関心の喚起
が課題と言えそうです。
また「働き方改革」について、様々な取り組みを始める企業・団体が増加し
ている一方、女子中高生のほとんどが家庭への影響は特にないと感じているこ
とがわかりました。各施策の変化が現れるまでには時間がかかることから、将
来に向けて少しずつ「働き方改革」に向けた取り組みを進め、今後社会を担っ
ていく女子中高生が働きやすく、活躍できる環境を整えていくことが必要だと
GMOリサーチは考えます。
--------------------------------
【GMOリサーチ株式会社について】
--------------------------------
GMOリサーチは、「想いを、世界に」をフィロソフィーに掲げ、企業と生活
者の関係の再構築を実現する、新しいマーケティング・ソリューション・プラッ
トフォームを普及させる事業を展開しております。
質の高いDIY型(セルフ型)リサーチを効率的に実施できるインターネット
リサーチプラットフォーム「GMO Market Observer(マーケットオブザーバー)」
とアジア13ヶ国で1,820万人を超える消費者にインターネットリサーチが可能
な「ASIA Cloud Panel(アジアクラウドパネル)」のネットワークを活用し、
アジアの生活者の生の声を収集する調査を多数行っております。
今後は、アジアだけでなく世界の生活者の声を企業に届け、さらなるインター
ネットリサーチの発展に貢献してまいります。
■「ASIA Cloud Panel」 URL:https://gmo-research.jp/platform/cloudpanel/acp
+---------------------------------------------------+
★本プレスリリースの図表等の参考資料は以下のURLからご覧いただけます。
URL:https://www.gmo.jp/news/article/?id=5884
(表1)回答者の分布(人数)[女子中高生N=595、母親N=600 単一回答]
(図1)将来就きたい業種[女子中高生N=595 複数回答]
(図2)娘に将来就いてほしい業種[母親N=600 複数回答]
(図3)女子中高生が将来就きたい業種・上位5位の比較
[女子高生N=595、母親N=600]
(図4)娘に将来就いてほしい業種・上位5位の比較
[母親N=600、女子高生 N=595]
(図5)働く上で重視する点[女子中高生N=595、母親N=600 複数回答]
(図6)働き方改革の認知度[女子中高生N=595、母親N=600 単一回答]
(図7)働き方改革への関心度 [女子中高生N=339、母親N=424 単一回答]
(図8)働き方改革に期待すること・必要だと思うこと
[女子中高生N=339、母親N=424 複数回答]
(図9)働き方改革による家庭の変化 [女子中高生N=595 複数回答]
+---------------------------------------------------+
以上
---------------------------------------------------
【報道関係お問い合わせ先】
●GMOリサーチ株式会社 マーケティング部 白鳥
TEL:03-5962-0037(代表)
E-mail:pr@gmo-research.jp
●GMOインターネット株式会社
グループ広報・IR部 石井・島田
TEL:03-5456-2695 E-mail:pr@gmo.jp
---------------------------------------------------
【GMOリサーチ株式会社】 (URL:https://gmo-research.jp/)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
会社名 GMOリサーチ株式会社 (東証マザーズ 証券コード:3695)
所在地 東京都渋谷区桜丘町26番1号 セルリアンタワー
代表者 代表取締役社長 細川 慎一
事業内容 ■インターネットリサーチ事業
資本金 2億9,903万円
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【GMOインターネット株式会社】 (URL:https://www.gmo.jp/)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
会社名 GMOインターネット株式会社 (東証第一部 証券コード:9449)
所在地 東京都渋谷区桜丘町26番1号 セルリアンタワー
代表者 代表取締役会長兼社長・グループ代表 熊谷 正寿
事業内容 ■インターネットインフラ事業
■インターネット広告・メディア事業
■インターネット金融事業
■モバイルエンターテイメント事業
資本金 50億円
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
Copyright (C)2017 GMO Research, Inc. All Rights Reserved.
■GMO INTERNET GROUP■ www.gmo.jp
2017年12月25日
報道関係各位
GMOリサーチ株式会社
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女子中高生とその母親世代に「働き方改革に関する意識調査」を実施
〜女子中高生の「働き方改革」の認知度は6割弱、
家庭への影響は「特になし」が約9割という結果に〜
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GMOインターネットグループでインターネットリサーチ事業を展開するGMOリ
サーチ株式会社(代表取締役社長 細川 慎一 以下、GMOリサーチ)は、日本
の未成年・成人モニターを対象に「働き方改革に関する意識調査」を実施いた
しました。
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●調査テーマ: 働き方改革に関する意識調査
●調査地域 : 日本
●調査対象 : 11〜18歳の女子中高生・・・・・・・・・・・595名
女子中高生の娘を持つ30〜59歳の有職女性・・600名
計1,195名
●調査期間 : 2017年12月7日〜12月10日
●調査方法 :・女子中高生
LINEリサーチ(LINE Research Platform)を活用した
スマートフォン調査
・30〜59歳の有職女性
GMOリサーチの提携モニターへのインターネット調査
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※女子中高生に対しては、保護者の同意を得て実施
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【調査背景】
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日本政府が内閣官房に「働き方改革実現推進室」を設置し、本格的に労働環
境改善に取り組み始めて1年が経ちました。この「働き方改革」のもと、「在
宅勤務(テレワーク)」や「裁量労働制」の導入など、新たな取り組みを始め
る企業・団体も増加しています。
また、2016年4月には「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」
(通称:女性活躍推進法)が施行され、労働者数300名を超える企業に対して
は、女性の活躍推進に向けた取り組み状況の把握や課題分析、行動計画の策定、
実施状況の公表などが義務づけられました。
このように、「働き方改革」に関する取り組みが官民一体となって推進され
ることで、今後はさらに、働く女性が個性や能力を最大限に発揮し活躍できる
環境が整っていくことが期待されています。
そこで、GMOリサーチは、今後社会を担っていく女子中高生およびその母親
世代の有識者が、働き方改革に何を望んでいるのか、また希望する職業につい
て娘と母親のギャップを探るべく、アンケート調査を実施いたしました。
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【調査結果】
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■回答者の分布(表1)
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「女子中高生」および「女子中高生の娘を持つ有職女性(以下、母親)」が
ほぼ同数の構成となるようサンプルを回収した。また、女子中高生の場合は本
人の学年、母親の場合は末子の学年について、中学1年生から高校3年生まで各
学年で人数のばらつきがないよう構成している。
■将来働く業種について(図1〜4)
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〜「医療・福祉」が女子中高生・母親ともに最多〜
女子中高生に「将来就きたい業種」、母親に「娘に将来就いてほしい業種」
を尋ねたところ、ともに「医療・福祉(女子中高生:23.2%、母親:29.8%)」
が最多となった。
2位以降の業種を属性別に見ると、女子中高生は「教育(18.7%)」「広告・
出版・デザイン(15.8%)」「サービス・レジャー(10.4%)」と続いた。
母親は「官公庁・公社・団体(27.3%)」、「メーカー(13.7%)」「教育
(13.3%)」の順となった一方、「あてはまるものはない(27.0%)」が約3割
に上っていることから、娘に将来就いてもらいたい職業について具体的なイメー
ジを持っていない人も多いことがうかがえる。
〜女子中高生と母親のギャップ〜
女子中高生と母親が希望する業種の上位5位を抜粋し、回答割合を比較した
ところ、母親の希望2位だった「官公庁・公社・団体(母親:27.3%、女子中
高生:6.4%)」で、女子中高生の回答と20ポイント以上もの差がつく結果となっ
た。その他、母親の3位「メーカー(母親:13.7%、女子中高生:5.9%)」で
7.8ポイント、5位「学術研究・技術(母親:12.5%、女子中高生:4.0%)」で
8.5ポイント、女子中高生が下回っている。
一方、女子中高生の3位だった「広告・出版・デザイン(女子中高生:15.8%、
母親:9.3%)」では6.5ポイント、5位「マスコミ・報道・メディア(女子中高
生:9.7%、母親:3.5%)」でも6.2ポイント、母親が下回っており、「医療・
福祉」や「教育」を除いては女子中高生と母親で希望する業種にギャップがあ
ることが垣間見える結果となった。
■働く上で重視する点(図5)
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〜女子中高生は「休暇制度」や「安定性」、母親自身は「勤務地」や「時間」を重視〜
続いて、女子中高生には「将来働く上で重視する点」を、母親には「ご自身
が働く上で重視する点」を尋ねた。女子中高生は、「休暇制度(52.6%)」
「勤め先の安定性(50.6%)」が過半数に上り、次いで「勤務時間帯(43.0%)」
「通勤時間(34.8%)」「育児支援(30.3%)」で3割を超える結果となった。
一方、母親は「勤務地(69.5%)」「通勤時間(61.7%)」「勤務時間帯
(60.5%)」で6割を超え、居住地や生活リズムを基盤に、働きやすい場所・
時間を重視していることがうかがえる。
また、「働き方改革」の重要な目標であり、企業の導入が進みつつある「テ
レワーク・在宅勤務(女子中高生:1.2%、母親:1.3%)」や、「副業の可否
(女子中高生:8.1%、母親:4.3%)」は1割未満と低い結果となった。
■働き方改革について(図6〜9)
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<働き方改革の認知度・関心度> 〜若年層の方が認知・関心ともに低い〜
続いて、「働き方改革」に関する意識を調査した。まず「働き方改革を耳に
したことがあるか」と尋ねたところ、女子中高生の6割弱(57.0%)、母親の7
割超(70.7%)が「はい」と回答した。女子中高生は母親より13.7ポイント下
回っており、若年層の認知は母親世代ほどは進んでいないと言える。
また、「働き方改革」を認知している人の関心度を探ったところ「関心があ
り、そういった制度を取り入れている企業で働きたい(女子中高生:36.6%、
母親:33.7%)」が、ともに3割を超える結果となった。また、「関心がある」
という回答を合算すると、女子中高生は過半数(55.8%)、母親は7割超(71.2
%)となり、認知度同様、若年層の方が関心は低いことがうかがえる。
<働き方改革に期待すること>
「働き方改革」を認知している人に、「働き方改革に期待すること・必要だ
と思うこと」を尋ねたところ、女子中高生・母親ともに「性別・年齢・障がい
の有無などに関わらず活躍できる会社になる(女子中高生:57.5%、母親:38.2
%)」「残業が少なくなる(女子中高生:50.4%、母親:39.4%)」「有給休
暇が取りやすくなる(女子中高生:49.9%、母親:48.6%)」「始業・終業の
時間が柔軟に決められるようになる(女子中高生:31.0%、母親:37.7%)」
が3割を超え、上位4位に挙がった。
特に女子中高生は「性別・年齢・障がいの有無などに関わらず活躍できる会
社になる(57.5%)」が約6割に上り、誰もが活躍できる環境に期待をしてい
ることがわかった。その他、「残業が少なくなる(50.4%)」「有給休暇が取
りやすくなる(49.9%)」で約5割の回答を集めており、仕事だけでなくプラ
イベートにも時間を割ける環境も必要だと考えていることがうかがえる。
<働き方改革による家庭への影響>
女子中高生に、「働き方改革による家庭の変化」を聞いたところ、「特にな
い(89.1%)」が約9割を占めた。「働き方改革」の取り組みが各企業・団体
で進む一方で、家庭の影響はまだ少ないことが垣間見える結果となった。
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【総論】
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今回の調査により、女子中高生の望む働き方と母親世代のギャップ、そして
両者の「働き方改革」への意識が明らかとなりました。
女子中高生・母親ともに、将来就きたい(就いてほしい)業種は「医療・福
祉」が最多となりました。一方で、母親の希望で2位だった「官公庁・公社・
団体」は、希望する女子高生は少なく、ギャップが垣間見える結果となりまし
た。
「働き方改革」の認知度については、女子中高生で6割弱、母親で7割超程度
に留まることがわかりました。同じく関心度も母親に比べ女子中高生の方が低
い傾向にあることから、今後は若年層への「働き方改革」の周知と関心の喚起
が課題と言えそうです。
また「働き方改革」について、様々な取り組みを始める企業・団体が増加し
ている一方、女子中高生のほとんどが家庭への影響は特にないと感じているこ
とがわかりました。各施策の変化が現れるまでには時間がかかることから、将
来に向けて少しずつ「働き方改革」に向けた取り組みを進め、今後社会を担っ
ていく女子中高生が働きやすく、活躍できる環境を整えていくことが必要だと
GMOリサーチは考えます。
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【GMOリサーチ株式会社について】
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GMOリサーチは、「想いを、世界に」をフィロソフィーに掲げ、企業と生活
者の関係の再構築を実現する、新しいマーケティング・ソリューション・プラッ
トフォームを普及させる事業を展開しております。
質の高いDIY型(セルフ型)リサーチを効率的に実施できるインターネット
リサーチプラットフォーム「GMO Market Observer(マーケットオブザーバー)」
とアジア13ヶ国で1,820万人を超える消費者にインターネットリサーチが可能
な「ASIA Cloud Panel(アジアクラウドパネル)」のネットワークを活用し、
アジアの生活者の生の声を収集する調査を多数行っております。
今後は、アジアだけでなく世界の生活者の声を企業に届け、さらなるインター
ネットリサーチの発展に貢献してまいります。
■「ASIA Cloud Panel」 URL:https://gmo-research.jp/platform/cloudpanel/acp
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★本プレスリリースの図表等の参考資料は以下のURLからご覧いただけます。
URL:https://www.gmo.jp/news/article/?id=5884
(表1)回答者の分布(人数)[女子中高生N=595、母親N=600 単一回答]
(図1)将来就きたい業種[女子中高生N=595 複数回答]
(図2)娘に将来就いてほしい業種[母親N=600 複数回答]
(図3)女子中高生が将来就きたい業種・上位5位の比較
[女子高生N=595、母親N=600]
(図4)娘に将来就いてほしい業種・上位5位の比較
[母親N=600、女子高生 N=595]
(図5)働く上で重視する点[女子中高生N=595、母親N=600 複数回答]
(図6)働き方改革の認知度[女子中高生N=595、母親N=600 単一回答]
(図7)働き方改革への関心度 [女子中高生N=339、母親N=424 単一回答]
(図8)働き方改革に期待すること・必要だと思うこと
[女子中高生N=339、母親N=424 複数回答]
(図9)働き方改革による家庭の変化 [女子中高生N=595 複数回答]
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以上
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【報道関係お問い合わせ先】
●GMOリサーチ株式会社 マーケティング部 白鳥
TEL:03-5962-0037(代表)
E-mail:pr@gmo-research.jp
●GMOインターネット株式会社
グループ広報・IR部 石井・島田
TEL:03-5456-2695 E-mail:pr@gmo.jp
---------------------------------------------------
【GMOリサーチ株式会社】 (URL:https://gmo-research.jp/)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
会社名 GMOリサーチ株式会社 (東証マザーズ 証券コード:3695)
所在地 東京都渋谷区桜丘町26番1号 セルリアンタワー
代表者 代表取締役社長 細川 慎一
事業内容 ■インターネットリサーチ事業
資本金 2億9,903万円
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【GMOインターネット株式会社】 (URL:https://www.gmo.jp/)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
会社名 GMOインターネット株式会社 (東証第一部 証券コード:9449)
所在地 東京都渋谷区桜丘町26番1号 セルリアンタワー
代表者 代表取締役会長兼社長・グループ代表 熊谷 正寿
事業内容 ■インターネットインフラ事業
■インターネット広告・メディア事業
■インターネット金融事業
■モバイルエンターテイメント事業
資本金 50億円
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
Copyright (C)2017 GMO Research, Inc. All Rights Reserved.
■GMO INTERNET GROUP■ www.gmo.jp