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モバイルの筐体とUVカットパネルの組立てに適した「時間差硬化UV接着剤」を製品化




[画像: http://prtimes.jp/i/3442/2403/resize/d3442-2403-883144-1.jpg ]

パナソニック株式会社 オートモーティブ&インダストリアルシステムズ社(以下、パナソニック)は、モバイル機器の筐体とパネルの接着・組立てに適した「時間差硬化UV(紫外線)接着剤(※1)(Fine Glue:ファイングルー)」を製品化、2016年9月から量産を開始します。紫外線の照射後、一定時間経過した後に硬化する液状の材料で、照射後の組立てがしやすく、紫外線を通さないUVカットパネルなどを照射後に接着することも可能です。接着剤を厚く、細く塗布することができるため、モバイル機器などの狭いスペースの接着にも対応できます。

・UVカットパネルも接着できる「時間差硬化UV接着剤」【動画あり】
http://industrial.panasonic.com/jp/electronic-materials/products/sp_fineglue
・パナソニックの電子材料トップページ
http://industrial.panasonic.com/jp/electronic-materials

現在、モバイル機器やカメラなどの筐体とパネルの接着に採用されている両面テープは、狭いスペースの接着が難しく、熱硬化性接着剤(※2)は、高温で硬化時間が長い、また速硬化UV接着剤は紫外線照射後、すぐ硬化するため、UVカットパネルは接着できないなどの課題がありました。パナソニックでは独自の樹脂設計技術の開発により、紫外線の照射後、一定時間経過した後に硬化する新たな接着剤を製品化しました。硬化するまでの時間に余裕ができ、部材の位置調整や紫外線が透過しない素材の接着が可能で、低温・短時間で狭い塗布面積での接着にも対応します。

<特長>
1. 紫外線照射後、一定時間経過した後に硬化するため、部材の組立て時の位置調整が可能。筐体とUVカットパネルなど、紫外線が届かない箇所の接着にも対応
・照射後、2分後に硬化開始(現行のUV接着剤は照射後、すぐに硬化開始)
2. 熱硬化性接着剤に比べ、低温・短時間での硬化が可能で、リードタイム短縮に貢献
・摂氏60度10分処理で硬化完了(現行の熱硬化性接着剤の場合、摂氏150度60分で硬化)
3. 高アスクペクト比(※3)の塗布形状(断面)を実現、高い接着力で狭いスペースの接着に対応
・最大アスペクト比:5/4(塗布横幅/高さ)
・接着剤の最細塗布幅:300μm(0.3mm)(現行の両面テープの場合、1mm)
・接着剤の接着幅:400μm以上

<用途>
筐体とディスプレイパネルの接着、紫外線を通しにくいフィルムの接着、カメラモジュールの組立て、カバーガラスやバックライトの接着、ウエアラブル機器の組立てなど

【商品のお問合せ先】
パナソニック株式会社 オートモーティブ&インダストリアルシステムズ社 電子材料事業部
https://industrial.panasonic.com/jp/contact-us?ad=press_20160825

<用語説明>
※1 時間差硬化UV接着剤(Fine Glue)
紫外線照射後、すぐに硬化せず、時間をかけて硬化するUV接着剤。
※2 熱硬化型接着剤
接着剤のうち、一方の材料に塗布し、もう一方の材料を貼り付け後、過熱により反応が進行し、再度熱をかけても融けないタイプの接着剤。
※3 高アスペクト比
塗布した線幅に対して縦横比が高いこと。

全文は以下プレスリリースをご覧ください。
▼[プレスリリース] モバイルの筐体とUVカットパネルの組立てに適した「時間差硬化UV接着剤」を製品化(2016年8月25日)
http://news.panasonic.com/jp/press/data/2016/08/jn160825-3/jn160825-3.html
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