パナソニックの国内外2工場が2016年度「GOOD FACTORY賞」を受賞
[16/10/18]
提供元:PRTIMES
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パナソニックグループは、一般社団法人日本能率協会(JMA)が主催する「GOOD FACTORY賞」において、パナソニック エコシステムズ株式会社 春日井工場が「ファクトリーマネジメント賞」を、中国の無錫松下冷機有限公司が「ものづくり人材育成貢献賞」を、それぞれ受賞しました。
「GOOD FACTORY賞」は、JMAが2011年に創設した表彰制度で、日本およびアジア地域で工場の生産性向上、品質向上をはじめさまざまな体質革新活動へ取り組んでいる事例に着目し、そのプロセスや成功要因、現場の知恵、働く方々の意識改革、社会的貢献などの内容を幅広く取り上げ、その成果を日本製造業の範として表彰するものです。
2016年10月17日、東京都内で開催された表彰式の受賞者代表挨拶で、パナソニック エコシステムズ株式会社の前田潔社長は、「マネジメントを評価するというGOOD FACTORY賞の評価ポイントにおいて、当社の事業運営を支える仕組みを評価いただいたことは非常にうれしく思っております。今回の受審を通じて、これまでの歴史を振り返ることで、今後のさらなる事業発展に向けて、当社の特徴や目指す姿を再考する機会となりました。日本だけではなく、現地拠点の自立化を促進し、アジア・中国を中心にグローバルに貢献できるよう、お互いが切磋琢磨しながら邁進していくべきだと、本日改めて感じております」と述べました。
受賞内容は以下のとおりです。
【パナソニック エコシステムズ株式会社 春日井工場】
■受賞名:ファクトリーマネジメント賞
■受賞理由:
パナソニック エコシステムズ株式会社は国内にあった3拠点を春日井に集約したことを契機に、春日井工場で先進のモノづくりを目指したマザー工場構築の取り組みを始め、工場全体が一体となって活動する仕組みを構築し、継続推進することで、グローバル化を早期実現した。製造拠点は、アジア、インド、メキシコに13あり、春日井工場はそれらのマザー工場機能を担っている。
また、「グローバル一気通貫マネジメント」として実践している各職能(事業企画、技術、品質企画、製造、人事)別の取り組みにおいて、独自の工夫を加え、グローバル一体で推進している。さらに、事業特性にあわせた運用を行っており、例えば同社独自の教育研修プログラムとして、「春日井のグローバル人材化」と「海外拠点のモノづくり基幹人材育成」を継続して実施するなどの工夫をしている。
■工場概要:
室内空気質(IAQ)関連事業、環境エンジニアリング関連事業、ならびにこれらの事業に関わる機器システム開発、製造、販売、サービスエンジニアリング
【無錫松下冷機有限公司】
■受賞名:ものづくり人材育成貢献賞
■受賞理由:
無錫松下冷機有限公司は中国・日本向けの冷蔵庫を製造しており、中国における同社冷蔵庫の基幹工場である。現地に根付く事業基盤の構築を目指し「現地人の人財育成」という長期的な目標を設定して取り組むことにより、継続的なイノベーションを生み、経営改革を実現した。また、創業者・松下幸之助の経営理念「モノをつくる前に人をつくる」をDNAとし、現地に即した階層別教育体系を整備し、「教える事で講師自身も成長するサイクル」を構築した。そしてこれらの仕組みを運営する組織として、拠点独自の「製造学校」を設立し、現地人を主体にキーマンとなる人財を育成する「現地化」を行った。さらに、育成した人財がイノベーション活動に取り組み、QCD改善を中心とした工場ロスの低減を行っており、改革の手を休めることなく継続している。
■工場概要:
中国国内向け家庭用冷蔵庫の開発・生産、日本向け家庭用冷蔵庫の生産
▼パナソニック エコシステムズ株式会社
http://panasonic.co.jp/es/peses/
▼無錫松下冷機有限公司 (中国語)
https://panasonic.cn/about/detail/id/523
▼GOOD FACTORY賞 公式サイト
http://www.jma.or.jp/mono/index.html