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鳥取県長和瀬漁港にて青谷高校の学生がウニ駆除と試食を実施!

2024年10月16日【鳥取県立青谷高等学校】




鳥取ブルーカーボンプロジェクト「豊かな海の再生を目指して」実行委員会(公益財団法人鳥取県栽培漁業協会)では、大量発生し、藻場衰退の要因の一つとなっているムラサキウニの利活用を図るとともに、ムラサキウニの商品化をモデルケースとした海の豊かさの啓発等により、地域と共に鳥取の豊かな海を取り戻すことを目的に活動。その一環として、青谷高校の2年生が鳥取県長和瀬漁港を訪問し、漁港内に発生するウニの駆除と、駆除したウニを試食する体験実習を実施しました。
この取り組みは、現在、鳥取県沿岸全域で問題となっているムラサキウニによる食害を主な要因とする藻場衰退を切り口に、海の問題について学び、体験し、考えていくもので、次世代へ豊かで美しい海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環として行っています。
公式サイト http://tottori-bluecarbon.jp/
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/77920/3035/77920-3035-28259b70face4d05dc83f6a8ace62d8e-788x591.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


イベント概要
・開催概要:ウニ駆除および試食を行う体験実習
・日程: 2024年10月16日(水)
・開催場所:鳥取県鳥取市青谷町 長和瀬漁港
・参加人数:鳥取県立青谷高等学校2年生12名及び教職員2名

漁港の斜路でのウニ駆除体験
今、鳥取の海ではムラサキウニが大量に発生し、海藻を食べつくすという問題が起きています。海藻が生い茂る場所「藻場(もば)」は魚のすみかであり、二酸化炭素の吸収源でもある、海にとって大切な存在です。
鳥取ブルーカーボンプロジェクト「豊かな海の再生を目指して」実行委員会(公益財団法人鳥取県栽培漁業協会)では、令和4年度より青谷高校において行われている学習カリキュラム「青谷学」で「鳥取県の漁業」の課題に取り組む2,3年生を対象に、「ウニに触れ、ウニを学び、海について考える」ウニ学習プログラムを行うとともに、「青谷学」において高校生自身が自発的に取り組むウニ学習を支援してきました。


今年度は2年生が6月から勉強会にてウニのことを学び、現地学習で実際の漁業現場の視察を行い、ウニ等の藻場のめぐみを実際に食べて感じてもらうための調理実習を実施することで、ウニをはじめとする藻場の生き物や藻場の大切さを体験してきました。今回は今年度の授業の集大成として、実際にウニの発生に困っている長和瀬漁港の斜路(船舶を陸上に滑らせて引き上げるための斜面部分)でのウニの徹底駆除と、駆除したウニを実際に捌いて試食する体験学習を実施しました。


鳥取の海に大量発生しているウニは藻場だけでなく、漁業者が普段使っている漁港の斜路にも発生しています。漁港の斜路にいるウニを全て駆除することが今後の大量発生を防ぐためには重要となることから、大きいウニは試食用として回収し、身が詰まっていない小さなウニはバールで駆除していきます。
しかし、実際に駆除を始めてみると斜路の浅瀬には意外とウニが少ないように見えました。実はウニはとげの間にある菅足という器官を使って移動します。地元の漁師さんに話を聞くと、この漁港付近では前日に雨が降ったため、真水を嫌ったウニが斜路の深いエリアに移動したとのことでした。また満潮の時刻も重なり斜路の浅瀬にはウニが少なくなっているようでした。それでも学生たちは順番に海に入りながら丁寧にウニの回収・駆除を行い、浅瀬に発生していたウニの大部分の駆除を完了しました。
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/77920/3035/77920-3035-f4e53ce16b02b8fdecef18ed7fd2f018-788x591.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]



駆除ウニの試食体験
次に駆除したウニを捌いて身を取り出していきます。ウニの口の部分に器具を入れ2つに割り、中にあるオレンジ色の身をスプーンで取り出していきます。この時期はウニの産卵期が終わっているので、身がたっぷり入ってはいないですが、それでも一つ一つ身を取り出していくとかなりの量になっていきます。
学生たちは、最初は生きているウニを触るのにも躊躇していましたが、時間がたつにつれて徐々に慣れていき、効率よくウニを割り、中身を取り出せるようになってきました。
50個以上あったウニを捌いたあとは、炊き立てのご飯にうずら卵ときざみのりをふりかけ、そのうえに自分たちで捌いたウニを載せ、「ウニの卵かけご飯」がついに完成!試食した感想を聞くと、ウニや磯の風味が感じられてとても美味しいとのことで、海のやっかいものであるウニがこんなにおいしく食べられるということを五感でも体験できた学習プログラムとなりました。
[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/77920/3035/77920-3035-a55590e11a1948ff59ead1e03fb0037b-502x377.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]

[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/77920/3035/77920-3035-96ae6081bb0199884e76b1ae34e3b899-500x375.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]



<団体概要>
団体名称:鳥取ブルーカーボンプロジェクト「豊かな海の再生を目指して」実行委員会
(公益財団法人 鳥取県栽培漁業協会)
URL:http://tottori-bluecarbon.jp/
活動内容:鳥取県漁業協同組合、鳥取県、農林中央金庫らが官民一体となり、藻場の衰退の要因となっているムラサキウニの商品化をモデルケースとした海の豊かさの啓発等により、地域と共に鳥取の豊かな海を取り戻すことを目的に活動。
[画像5: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/77920/3035/77920-3035-c9ec7dd7e2c2497387371a8e66ad4a12-1868x535.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]





日本財団「海と日本プロジェクト」
さまざまなかたちで日本人の暮らしを支え、時に心の安らぎやワクワク、ひらめきを与えてくれる海。そんな海で進行している環境の悪化などの現状を、子どもたちをはじめ全国の人が「自分ごと」としてとらえ、海を未来へ引き継ぐアクションの輪を広げていくため、オールジャパンで推進するプロジェクトです。
https://uminohi.jp/
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