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オーダーシャツ販売のファースト・エクスペリエンスは、20011年6月1日より、イタリアA社など世界的ブランドのシャツを作る海外工場から、製品の８０％以上を日本製に移行します。

オーダーシャツを日本製にする大きな理由は下記の２つ。

ひとつ目は、FIRST EXPERIENCEブランドが評価され、今後アジア・マーケットで販売される予定となりました。これに伴い海外工場ラインの生産能力をアジア・マーケット用に開放する必要があるため。

ふたつ目は、省庁や府県など行政の方々から日本の製造業の衰退とその歯止めなどを相談されることがありながら、自社が海外に 依存しているる生産であるということを改め、日本の製造業と作る人にを少しでもスポットライトが当たってほしいという思いからです。

しかし、日本の製造業（特に繊維産業）を見る限りにおいて、大きな課題は、製造に従事する日本人が非常に少ないことです。このため、中規模以上の縫製工場では、海外研修生と言う名の外国人労働力に頼らざるおえない状況となっています。

これが、日本製の繊維産業の実情です。
「日本人が、海外で作っても外国製。」
「外国人が、日本で作っても日本製。」

もちろん、これが法的なルールであり、公正取引に準じる表記に誤りがあるわけではありませんが、 生産を追うあまりこのような事態となり、本当に技術を持ちながら、跡継ぎがいない、高齢などで作業スピードが遅い、賃金の問題などの理由で、家内工業的作業所がどんどん減少しています。

このような技術者は、日本の高度経済成長に貢献し、海外の国々において、日本製が信頼の証となった製品を支えた人たちです。

私たちは、このような方々にもう一度活躍の場を提供し、若い技術者を育て、ワーカーとしてではなく、アルチザンとして活躍してほしいと願って、今回の「made by ニッポン人 project」を立ち上げました。

もちろん、FIRST EXPERIENCEの縫製を担当するのは、海外の超高級シャツなども手がけた経験を持つ熟練のアルチザン（職人）とその後継者。
製品に関しては、職人仕事ですので、工程効率や日々の生産枚数では管理しないため、日本製ではあり得ないボタンの手付けなども従来どおりの仕様でお届けします。

モデリングは、フランス人モデリストと日本人モデリストが生み出した奇跡のスタイル。

広告として語られることの多い「日本製」と「日本の職人製」で、その製品の違いより、思いの違いをぜひ感じていただければと思います。

小さな1歩しか進めませんが、この小さな試みが技術者を維持し、次代へとつながると私たちは信じています。

なお、このプロジェクトは、技術があり働けるのに環境がない（もしくは適切な報酬とならない）、仕事が量が少ないので後継者が育たないという悩みを抱えている日本の職人の皆さんをサポートするためのプロジェクトです。現在、日本製としている商品や人材難の日本でがんばっておられる工場を否定したり、日本の労働力を補い助けてくれている外国の方々を排除することを目的としているのではないことをご理解と認知いただきますようよろしくお願いします。


フレンチテイストのオーダーシャツ
FIRST EXPERIENCE
http://www.firstexperience.jp/



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株式会社グローバルグロー・イマジン
support@firstexperience.jp


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