マックレイ天王洲スタジオ、DaVinci Resolveを本格稼働
[11/06/07]
提供元:DreamNews
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東京 2011年6月6日-Blackmagic Designはこのほど、マックレイ株式会社、マックレイユニット/天王洲スタジオにおいてDaVinci Resolveを導入、本格稼働を開始したことを発表した。同スタジオでは、LinuxシステムおよびDaVinci for Mac およびMac版ソフトウェアを導入しており、より効率的なワークフローを提供している。さらに同社の撮影チームにおいても、DaVinci Resolve for Macを導入し、撮影からグレーディングまでの統合的な色作りを行っていく。
同社では東京都内に3つスタジオを所有しており、撮影、編集、CG、グレーディングといった映像制作業務のワンストップサービスを提供している。DaVinci Resolveは同社天王洲スタジオのグレーディングルーム「T5」および同スタジオのマシンルームに導入され、4月より本格稼働を開始している。
Resolveを使用した作品の第一号はライオン株式会社の「クリニカ アドバンテージ」で、CM作品を中心にResolveを活用している。さらに同社では天王洲スタジオの他に、撮影チームがResolve for Macを導入している。撮影でVEがベーシックな色調整を行い、グレーディングルーム「T5」にその素材を持ち込んで、色を作りこむ、といったワークフローが実現できる。
同社制作技術部テクニカルチーム/カラリストの黒部尊仁氏は長年DaVinciシステムを使っており、「T5」でLinuxおよびMacの両方を使い分ける利点について、こう語る。「グレーディングルームでLinuxとMac版の両方のResolveを使えるので、ProRes素材のグレーディングにはMacを、その他の素材でよりマシンパワーを要する作業にはLinuxを使用するなどの使い分けできます。またスタジオ内にソフトウェア単体のResolve for Macも設置し、レンダリングなどの裏方的な作業に使うことによって、T5に設置したシステムをよりクリエティブな作業に使えるので、作業の効率化につながっています。」
黒部氏はResolveのコントロールサーフェスについて高く評価している。「個人的にはResolveを使うなら、コントロールサーフェスは必須です。メニューも全てパネルに出ていて分かりやすいですね。これからはカメラマンの好みを熟知したVEが撮影した素材をLinuxシステムでグレーディングしたり、私がMacを持ち込んで撮影に同行する、というようなこともあるのではないでしょうか。撮影現場に持って行けるような、もっと小さめのコントロールサーフェスもあったらいいですね」と黒部氏は結んだ。
DaVinci Resolveとは
DaVinci Resolveは、世界で最も高性能なMacおよびLinux用のカラーコレクション・システム。Linux版のResolveは他社製のカラーコレクション・システムよりも多くのリアルタイムカラーコレクションをサポートしている。高性能のGPUでコンピュータークラスターを構成することでCPU性能による制限を排除し、あらゆる処理をリアルタイムで実行できる。つまり、スーパーコンピュータークラスのパワーを持ち、多数のプライマリー、セカンダリー、power windowsTM、マルチポイントトラッキング、ブラーを使用している際にも、リアルタイムでカラーグレーディングが実行可能ということである。新しいMac OSバージョンでは、さらに低コストで高パフォーマンスのソリューションを実現した。さらにユーザーは4K解像度や、ステレオ3Dネイティブ4Kの解像度やステレオスコピック3D、RED RAW R3Dファイルのダイレクトなリアルタイムグレーディングを快適に行うために、Mac版からLinuxのスーパーコンピューターパワーへと簡単にアップグレードすることができる。
フォト
DaVinci Resolveおよび、その他のBlackmagic Design製品の写真はこちらwww.blackmagic-design.com/press/images.
会社概要
Blackmagic Designは、映画、ポストプロダクション、放送業界に向けて世界最先端のビデオ編集製品、カ ラーコレクター、ビデオコンバーター、ビデオモニタリング、ルーター、ライブプロダクション・スイッチャー、ディスクレコーダー、波形モニター、そしてフィルムレストレーションソフトウェアを開発している。Blackmagic DesignのDeckLinkキャプチャーカードは放送業界に革命をもたらしてきた。その一 方でエミーTM賞を受賞したDaVinciカラーコレクションシステムは、1984年以降、テレビ、映画業界の中心と なり、ステレオスコピック3D、4Kワークフローなどの独創的な革新を続けている。世界をリードするポストプ ロダクションエディターやエンジニアにより設立されたBlackmagic Designは、現在アメリカ合衆 国、イギリ ス、日本、シンガポール、そしてオーストラリアにオフィスを構えている。詳細は http://www.blackmagic- design.com/jp
同社では東京都内に3つスタジオを所有しており、撮影、編集、CG、グレーディングといった映像制作業務のワンストップサービスを提供している。DaVinci Resolveは同社天王洲スタジオのグレーディングルーム「T5」および同スタジオのマシンルームに導入され、4月より本格稼働を開始している。
Resolveを使用した作品の第一号はライオン株式会社の「クリニカ アドバンテージ」で、CM作品を中心にResolveを活用している。さらに同社では天王洲スタジオの他に、撮影チームがResolve for Macを導入している。撮影でVEがベーシックな色調整を行い、グレーディングルーム「T5」にその素材を持ち込んで、色を作りこむ、といったワークフローが実現できる。
同社制作技術部テクニカルチーム/カラリストの黒部尊仁氏は長年DaVinciシステムを使っており、「T5」でLinuxおよびMacの両方を使い分ける利点について、こう語る。「グレーディングルームでLinuxとMac版の両方のResolveを使えるので、ProRes素材のグレーディングにはMacを、その他の素材でよりマシンパワーを要する作業にはLinuxを使用するなどの使い分けできます。またスタジオ内にソフトウェア単体のResolve for Macも設置し、レンダリングなどの裏方的な作業に使うことによって、T5に設置したシステムをよりクリエティブな作業に使えるので、作業の効率化につながっています。」
黒部氏はResolveのコントロールサーフェスについて高く評価している。「個人的にはResolveを使うなら、コントロールサーフェスは必須です。メニューも全てパネルに出ていて分かりやすいですね。これからはカメラマンの好みを熟知したVEが撮影した素材をLinuxシステムでグレーディングしたり、私がMacを持ち込んで撮影に同行する、というようなこともあるのではないでしょうか。撮影現場に持って行けるような、もっと小さめのコントロールサーフェスもあったらいいですね」と黒部氏は結んだ。
DaVinci Resolveとは
DaVinci Resolveは、世界で最も高性能なMacおよびLinux用のカラーコレクション・システム。Linux版のResolveは他社製のカラーコレクション・システムよりも多くのリアルタイムカラーコレクションをサポートしている。高性能のGPUでコンピュータークラスターを構成することでCPU性能による制限を排除し、あらゆる処理をリアルタイムで実行できる。つまり、スーパーコンピュータークラスのパワーを持ち、多数のプライマリー、セカンダリー、power windowsTM、マルチポイントトラッキング、ブラーを使用している際にも、リアルタイムでカラーグレーディングが実行可能ということである。新しいMac OSバージョンでは、さらに低コストで高パフォーマンスのソリューションを実現した。さらにユーザーは4K解像度や、ステレオ3Dネイティブ4Kの解像度やステレオスコピック3D、RED RAW R3Dファイルのダイレクトなリアルタイムグレーディングを快適に行うために、Mac版からLinuxのスーパーコンピューターパワーへと簡単にアップグレードすることができる。
フォト
DaVinci Resolveおよび、その他のBlackmagic Design製品の写真はこちらwww.blackmagic-design.com/press/images.
会社概要
Blackmagic Designは、映画、ポストプロダクション、放送業界に向けて世界最先端のビデオ編集製品、カ ラーコレクター、ビデオコンバーター、ビデオモニタリング、ルーター、ライブプロダクション・スイッチャー、ディスクレコーダー、波形モニター、そしてフィルムレストレーションソフトウェアを開発している。Blackmagic DesignのDeckLinkキャプチャーカードは放送業界に革命をもたらしてきた。その一 方でエミーTM賞を受賞したDaVinciカラーコレクションシステムは、1984年以降、テレビ、映画業界の中心と なり、ステレオスコピック3D、4Kワークフローなどの独創的な革新を続けている。世界をリードするポストプ ロダクションエディターやエンジニアにより設立されたBlackmagic Designは、現在アメリカ合衆 国、イギリ ス、日本、シンガポール、そしてオーストラリアにオフィスを構えている。詳細は http://www.blackmagic- design.com/jp