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CSRの位置情報機能およびコネクティビティ・ソリューション、ルネサスエレクトロニクス社の車載インフォテインメント・リファレンス・プラットフォームに搭載

CSR plc(英国ケンブリッジ、ロンドン証券取引所 略号:CSR.L、以下、「CSR」)は本日、車載対応位置情報機能およびコネクティビティ・ハードウェアとソフトウェアが、ルネサスエレクトロニクス社(以下:ルネサス)の車載インフォテインメント・リファレンス・プラットフォームに採用されたことを発表しました。CSRのソリューションにより、ルネサスは、リファレンス・プラットフォームでクラス最高レベルの位置情報機能とコネクティビティ機能を実現し、自動車業界の主要サプライヤやOEM、サードパーティ・ソフトウェアソリューションプロバイダが、開発時における複雑性の軽減、市場投入までに要する時間の短縮化を実現できるようサポートします。

ルネサスの車載インフォテインメント・リファレンス・プラットフォームは、以下のCSRのハードウェアおよびソフトウェア製品を統合しています:

−CSR SiRFstarIV GSD4e-9500 AEC-100対応GPSエンジン
−CSR8311 AEC-100対応Bluetoothコネクティビティ・ソリューション
−CSR6000 AEC-100対応Wi-Fiコネクティビティ・ソリューション
−CSR SiRFDRiveターンキー・デッドレコニング・ソリューション
−Bluetooth Hi-Fi、低遅延ステレオ向けCSR aptXオーディオコーデック
−ホストソフトウェア内蔵CSR Synergy

Renesas Electronics America, Inc.、Director of Business Development, Automotive Business Unit、Amrit Vivekanand氏のコメント:
「CSRとSiRFstarは、自動車業界において実質的にBluetoothやWi-Fi、GPSソリューションの同義語として認識されています。GPSやWi-Fi DirectTM、Bluetooth low energy、Wideband Speech向けのアクティブ・ジャマーリムーバルなどのイノベーションを実現するCSRのテクノロジリーダーシップは、当社の顧客が業界をリードする製品を開発できるよう支援します。当社は、CSRの優れたサポートに大変満足しています。我々は、CSRのサポートとその革新的なテクノロジにより、ユーザ体験の向上を可能にする将来性の高いリファレンス・プラットフォームを開発することが可能になりました」

ルネサスのシステムオンチップ製品は、Renesas-Carまたは「R-Car」シリーズとして発表された、ARM CortexTMアプリケーションプロセッサテクノロジを搭載しています。このリファレンス・プラットフォームは、ソフトウェア開発およびコンセプトデザイン用に設計されており、CANやUSB、I2C、SDIOポートインターフェースなどの車載周辺機器のホスト、533MHzで計2500MIPS、1つのSGX530 2D/3Dグラフィックエンジン、2つのARM Cortex-A9コアを搭載しています。Linux Genivi OSをベースにしたこのプラットフォームは、インターネット接続および高度なグラフィックデモに対応する豊富なグラフィカルユーザインターフェース、メディアプレイヤー、BluetoothおよびWi-Fiコネクティビティ、音声認識、ナビゲーションおよび位置情報ベースの関連アプリケ―ションを備えたGPS、AM/FM/HDラジオなど、包括的な車載インフォテインメントプラットフォームの主要な機能を提供します。

GSD4e-9500は、コンシューマおよびハンドセット市場で定評のある製品を自動車業界に提供し、AEC-Q100対応デバイスとしては初めての製品です。GSD4e-9500は、CSR8311BluetoothおよびCSR6000スタンドアロン型Wi-Fiコネクティビティ・デバイスと共に、車載対応位置情報機能および、自動車市場向け高性能プラットフォームソリューションの3大コネクティビティを提供します。(エディタ・ノート:SiRFstarIV GSD4e-9500に関する詳細については、本日発表されたプレスリリースをご覧ください)

CSR、オートモーティブマーケティングディレクター、Lars Boerydのコメント:
「CSRは、ルネサスの最新の戦略をサポートすることで、長期にわたり協業関係を維持できることを光栄に思います。これにより、ルネサスはクラス最高のリファレンス設計の開発を可能で、自社のアプリケーションプロセッサおよび同社のパートナーソリューションの性能を証明できると共に、OEM各社が可能な限り迅速かつ低コストで特定の製品を開発できるよう支援します。当然のことながら、CSRは、業界をリードする車載用アプリケーションプロセッサベンダーの1つであるルネサスが、当社の車載用ハードウェアとソフトウェアポートフォリオを支持してくいることに感謝しています。当社は、今後も同社との協業関係を強化していくことを期待しています」

車載対応CSR8311は、自動車市場向けにBluetooth low energyとWideband Speech (HD voice)機能に対応した初めてのデバイスです。HD音声機能は、車内でのハンズフリーでの音質を飛躍的に改善するだけでなく、昨今の携帯電話によく見られる音声ダイヤル機能の性能を向上させます。CSR8311は、自動車メーカーに対して、既存の独自のキーレスエントリーテクノロジに対応するプラットフォームを提供します。このプラットフォームは、Bluetooth low energyテクノロジによって近い将来益々増加するコンシューマアプリケーションへの可能性を切り開くと共に、成長著しいリアシートエンターテインメント市場に適用されます。

CSR6000は、業界初の車載向けWi-Fiソリューションです。製品開発者は、最小のリスクと優れたコスト効率で既存の自動車設計にWi-Fiを追加することができます。CSR6000は、IEEE 802.11b.g.n基準に対応しており、Wi-Fi Client、Wi-Fi Access Point、Bluetooth v3.0+HS性能をサポートしています。

SiRFstarIV GSD4e-9500、CSR8311、CSR6000、その他のCSR車載用位置情報、コネクティビティ・ハードウェアおよびソフトウェア・ソリューションは、2011年6月8日〜9日にミシガン州ノーヴィにあるSuburban Collection Showplaceで実施されたTelematics Detroit 2011(ブース番号:26番)にて展示されました。

CSRについて:
CSRは、多機能コネクティビティとロケーション・プラットフォームを開発・提供するリーディング企業です。CSRのテクノロジ・ポートフォリオには、完全統合型ラジオ、ベースバンド、マイクロコントローラ・エレメントを含むシリコン・プラットフォームの開発を可能にする、Bluetooth、GPS、FM、Wi-Fi(IEEE802.11)、UWB、NFC、その他のコネクティビティ技術が含まれます。CSRのConnectivity Centreは、複合的なワイヤレス・コネクティビティと位置情報検出処理技術とを合理的に統合することで、主なモバイルデバイスにおけるユーザ体験を向上させるよう設計されています。CSRのロケーション・プラットフォームは、量産向けコンスーマ・モバイル・デバイスおよび汎用アプリケーション用のワイヤレス・コネクティビティおよびマルチメディア機能によって補完されています。

主要なコンスーマ製品開発企業は、携帯電話、カーナビ、テレマティクス・システム、ポータブルナビ(PND)、ワイヤレス・ヘッドセット、モバイル・コンピュータ、モバイル・インターネット・デバイス、GPS対応リクリエーション・デバイス、デジタルカメラ、携帯ゲーム機器、その他の幅広い個人用・商用トラッキング・アプリケーションなど、幅広いコンスーマ・モバイル・デバイスにCSRの技術を採用しています。

本文に記載されたすべてのブランド名とその商品名はそれぞれ帰属者の登録商標または商標です。

【本件に関するお問い合わせ先】
シーエスアール株式会社
深田 学
E−mail:prjp@csr.com


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