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CSR は本日、高性能ヘッドフォン、コネクティビティ・ソリューション、AVアクセサリの開発・製造の世界的企業、Monster社と、CSR aptXオーディオ・コーデックテクノロジの使用に関する複数年ライセンス契約を締結したことを発表。これによってMonsterは、CSRによるワイヤレス・オーディオプラットフォームを活用した、広範にわたる様々なhi-fiワイヤレス・スピーカやヘッドフォン製品（今後数ヶ月のうちに発表予定）の市場投入を通じて、ワイヤレスオーディオ市場への進出を加速していく。

本契約の当初の成果として、Monster ClarityHDTM Model One高品位マルチメディアスピーカモニタ用StreamCast Bluetooth Moduleの国際見本市「IFA2011」（ベルリンショー）での発表と、今後のMonster iPodドックやワイヤレス・ヘッドフォンの発表が挙げられる。これらの製品はすべて、わずらわしいワイヤーを使うことなく素晴らしいサウンド品質を提供し、比類なきユーザエクスペリエンスを実現するCSR aptXテクノロジとワイヤレス・オーディオプラットフォームを採用している。

Monster社社長、Noel Lee氏は、「これらの発表は、Monsterによるワイヤレスオーディオ市場への注力の第一歩となるものです。また、当社は、CSR aptXとBluetoothワイヤレス・オーディオ・プラットフォームを採用することで、高品質のコンシューマオーディオ製品を提供してきた当社への評価を維持することができます。当社では、家庭用オーディオやパーソナルオーディオは今後、ワイヤレス化されると確信しています。CSR aptXオーディオコーデックは、オリジナルのデジタルオーディオを100％忠実に再現する業界標準で、当社のスピーカ製品やヘッドフォン製品において優れたサウンドの実現を可能にしています」と述べた。

Monster ClarityHDTM製品ラインは、革新的な技術と機能によって、「深みのある、正確に再現されたサウンドを提供する」というMonsterの製品開発に対するミッションを明確に反映している。Monsteの製品は、アーティストやプロデューサーがそれぞれのスタジオで完璧を求めて取り組んだサウンドの低音部、ディテール、ダイナミクスを再現するために設計されている。高品質を誇る「ClarityHD」スピーカ製品は、オリジナル音源を忠実に再現することを追求すると共に、あらゆる周波数にわたって卓越した再現性でのサウンド再生の実現、クリスタルな透明感と明瞭度の提供を可能にする。

CSR、ホームビジネスユニットSVP、Anthony Murrayは、「Monsterは、高性能オーディオソリューションの分野で世界有数のメーカーであり、当社のaptXオーディオコーデックへの同社の支持は、コンシューマ電子機器におけるワイヤレスステレオオーディオの品質ベンチマークとなります。また、それは、aptXオーディオコーデックの確立を目指す当社にとって、特筆すべき重要な出来事といえます。市場でトップを走る当社のBluetoothステレオオーディオコーデックプラットフォームと相まって、aptXテクノロジは、幅広いコンシューマ製品に対して、CDクオリティのステレオオーディオをワイヤレスで提供する画期的な可能性を提案しています。aptXテクノロジは、Monsterを始めとする主要メーカーによって、業界全体で急速に採用されつつあります」と語った。

標準Bluetoothテクノロジは、オーディオ機器からヘッドフォンやスピーカにワイヤレスでステレオオーディオをストリームすることは可能だが、帯域幅が制約されるソリューションであるため、エンドユーザがエンターテイメントシステムに期待するオーディオ品質にはほど遠い。CSR aptXオーディオコーディングテクノロジは、帯域幅の障害を打破することによってこの問題を解決し、Bluetoothコネクションを通じて、様々なコンシューマ電子機器に対して、CDクオリティのステレオオーディオをワイヤレスで提供。

CSRのBluetooth機器とオーディオプラットフォームは、世界的な人気を誇る数多くのコンシューマ電子機器の心臓部に導入されている。これらは、Bluetooth 4.0、Low Energyサポート、ワイドバンド音声、aptX hi-fiオーディオ、CVCノイズキャンセレーション、多種多様なマルチメディアアプリケーション向けのテクノロジを各種備えた、高集積型ソリューションとして使用されている。

シーエスアール株式会社
深田　学