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業界最大電流 導電性高分子ハイブリッドアルミ電解コンデンサZUシリーズを製品化〜2020年12月から量産開始




[画像1: https://prtimes.jp/i/3442/4011/resize/d3442-4011-509979-0.jpg ]

パナソニック株式会社 インダストリアルソリューションズ社(以下、パナソニック)は、車載ECU(Electronic Control Unit)[1]などに使用される大電流の導電性高分子ハイブリッドアルミ電解コンデンサZUシリーズ、および大容量のZSUシリーズを製品化、2020年12月から量産を開始します。従来の大電流品ZSシリーズ(Φ10x12.5mm品、Φ10x16.5mm品)から1.4倍以上の大電流化を実現し、車載ECUの高機能化に伴う回路負荷電流の増加への対応、員数削減による車載ECUの小型化に貢献します。

導電性高分子ハイブリッドアルミ電解コンデンサは、導電性高分子と電解液を融合した電解質により低抵抗・高信頼性の特長を持ち、車載エンジンECU、BMS(Battery Management System)[2]などの制御回路から、48VシステムISG(Integrated Starter Generator)[3]、電動ポンプ、ラジエターファンなどのモーター駆動回路、さらにはADAS用途(カメラ、センサー、制御回路等)に幅広く使用されています。車の電動化や自動運転の進展により、車載ECUの高機能化が進み回路の負荷電流が増加するとともに、安全性・信頼性向上を目的とした冗長設計[4]がなされ、同一ECUへの2回路実装などで車載ECUの数も増加しています。実装スペースを確保するために基板の小型化設計が必要であり、コンデンサの大電流化や大容量化による使用員数の削減やコンデンサの小形化が求められています。このような要望に対応するため、パナソニックは高電導度な導電性高分子の形成技術とコンデンサ内部の低抵抗化技術により、業界最大電流(※1)の導電性高分子ハイブリッドアルミ電解コンデンサZUシリーズを製品化しました。

■「導電性高分子ハイブリッドアルミ電解コンデンサ(ZUシリーズ)」の特長
1. 業界最大電流により回路の負荷電流増加への対応及び基板の省スペース化に貢献
・従来品ZSシリーズ比1.4倍以上の大電流化を実現

2. 従来のハイブリッドコンデンサの大容量を継承
・従来品ZSシリーズ同等の大容量を実現

3. 高温135℃保証により高温度環境にも対応
・従来品ZSシリーズ同等の125℃4,000h保証に加え、135℃4,000h保証も実現

※1 2020年11月10日現在、同一サイズの導電性高分子ハイブリッドアルミ電解コンデンサとして
(パナソニック調べ)

■用途
〇モーター駆動回路での電流ノイズの低減と電圧安定化(DCリンク用コンデンサ)
・マイルドハイブリッド車の48VシステムISG
・xEV車に搭載されるモーター駆動アプリ(オイルポンプ、ウォーターポンプ、電動パワーステアリング、電動コンプレッサ等)
〇高出力DC/DC電源(入力フィルタ用コンデンサ、出力平滑用コンデンサ)

■特長の詳細
1. 業界最大電流により回路の負荷電流増加への対応及び基板の省スペース化に貢献
パナソニック独自の導電性高分子の形成技術により電解質の高電導度化を図るとともに、低抵抗リード線の新規採用によりコンデンサ内部の低抵抗化を実現しました。このことにより従来品ZSシリーズ比1.4倍以上の大電流化を実現し、コンデンサの多数個並列使いでの員数削減や、同一定格品でのサイズの小形化が可能となり、基板面積の削減やアプリの小型化に貢献します。

2. 従来の導電性高分子ハイブリッドアルミ電解コンデンサの大容量・高信頼性を継承
従来の導電性高分子ハイブリッドアルミ電解コンデンサZSシリーズの大容量・高信頼設計を適用し、従来品ZSシリーズ同等の大容量化を実現しました。

3.高温135℃保証により高温度環境にも対応
従来品ZSシリーズと同等の125℃4,000h保証設計をベースに、各材料の耐熱信頼性を更に向上させることにより、135℃4,000h保証を実現しました。

■業界最大容量(※2)導電性高分子ハイブリッドアルミ電解コンデンサ ZSUシリーズも製品化
高容量の陽極箔および陰極箔を採用することにより、従来品ZSシリーズ比1.2〜1.8倍の大容量化を実現しました。2020年12月から量産を開始します。
※2 2020年11月10日現在、同一サイズの導性高分子ハイブリッドアルミ電解コンデンサとして(パナソニック調べ)

■特性表
[画像2: https://prtimes.jp/i/3442/4011/resize/d3442-4011-679875-1.png ]

[画像3: https://prtimes.jp/i/3442/4011/resize/d3442-4011-379091-2.png ]

■用語解説
[1]車載ECU(Electronic Control Unit)
車に搭載されるアプリケーションを電子制御するユニット
[2]BMS(Battery Management System)
xEV車に搭載されているリチウムイオンバッテリーの充放電を制御するシステム
[3]48VシステムISG(Integrated Starter Generator)
マイルドハイブリッド車に搭載されるスターターの機能を兼ね備えたジェネレーター。
[4]冗長設計
車の自動運転化の進展により安全設計化も導入されています。一方の回路が故障した場合でも、他回路で
正常動作を継続できる設計。

【商品のお問合せ先】
インダストリアルソリューションズ社 デバイスソリューション事業部
https://industrial.panasonic.com/jp/contact-us

【商品の詳細情報】
・導電性高分子ハイブリッドアルミ電解コンデンサZUシリーズ
https://industrial.panasonic.com/jp/products-cap/polymer-capacitors/hybrid-aluminum/zu-high-temp-reflow?ad=press20201110
・導電性高分子ハイブリッドアルミ電解コンデンサZSUシリーズ
https://industrial.panasonic.com/jp/products-cap/polymer-capacitors/hybrid-aluminum/zsu-high-temp-reflow?ad=press20201110
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