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【総評】「平成23年度・宅地建物取引主任者資格試験」昨年同様、ハイレベルな得点争いが予想される本年度宅建試験
[11/10/18]
提供元：DreamNews
提供元：DreamNews
【１】 総評
１．出題配分・出題範囲・法改正点の出題等
各科目の出題配分については、例年どおり、権利関係14問、法令上の制限８問、税・価格３問、宅建業法等20問、その他（免除科目）５問の出題でした。また特定住宅瑕疵担保責任の履行の確保等に関する法律（履行確保法）が問45において１問出題されたのも昨年度と同様でした。今年は大きな法改正がなかったため、法改正についての出題はありませんでしたが、その代わり、従来には見られないような形式や内容の問題も出題され、新傾向化が見られました。
２．難易度
権利関係では新傾向の問題も見受けられたものの、平易な問題もあり、昨年よりも難易度は低かったと思われます。法令上の制限及び税・その他は昨年並みの難易度、宅建業法については昨年と比較してやや難しかったと思われます。
全体を総合すると、合格基準点は昨年と同程度となることが予想され、昨年同様、ハイレベルな得点争いとなることが予想されます。
【２】 科目ごとの出題傾向の概要
１．権利関係
民法では、「債権の発生原因」を問う新傾向問題（問８）や「相殺」（問６）など、やや難易度の高い問題もありましたが、過去に出題された項目についての問題が多かった点などを考えると、権利関係全体としては昨年度よりも平易だったと思われます。
２．法令上の制限
国土利用計画法（問15）及び都市計画法（問16）は難しい問題でしたが、他の問題については、選択肢中に難易度の高い内容が含まれているものの、正解肢については基本的な知識で正解できる問題であり、全体的には昨年度と同程度の難易度だったと思われます。
３．税・価格
昨年度は贈与税（相続時精算課税の特例）と不動産取得税の問題が出題されましたが、本年度は固定資産税（問24）と印紙税（問23）からの出題となりました。固定資産税は、問われている内容もやや細かく、難易度の高い問題でしたが、印紙税は消去法で解ける問題でした。また、昨年度の不動産鑑定評価基準に代わって、今年は地価公示法（問25）が出題されましたが、内容は平易でした。
４．宅建業法
基本的な知識を素直に問う問題が中心であったものの、やや細かい知識を問う問題や未出題論点を扱った問題もあり、昨年度と比較するとやや難易度は上がったと思われます。また、昨年度から新しく出題範囲に加わった履行確保法は、昨年と同様に１問出題されました。
５．免除科目
免除科目については、住宅金融支援機構法（問46）でやや細かい内容が問われた以外は、例年どおりの標準的な出題でした。
【３】 出題形式
難易度を上げる要因となる個数問題（正しいものがいくつあるかを選ぶ問題）は、21年度は法令上の制限と宅建業法で計２問出題され、22年度は宅建業法で２問出題されました。本年度は、宅建業法で２問出題（問41、42）されましたが、比較的基本的な内容だったため、受験生が戸惑うことは少なかったと思われます。
また組み合わせ問題（正しい組み合わせを選ぶ問題）は、21年度は宅建業法で２問出題されましたが、22年度の出題はありませんでした。本年度は１問出題（問35）されましたが、内容は平易なものでした。
【４】 総括
どの科目でも、基本的知識で解答できる平易な問題と、応用力が試されるやや難易度の高い問題がバランスよく出題されていました。まず、基本的な問題をミスなく確実に得点した上で、やや難易度の高い問題でどれだけ正解できたかが合否を左右したと思われます。
また、一見すると難易度の高そうな問題も、過去の出題ポイントを正しく理解していれば、消去法で解答できる問題がほとんどであり、難しい出題にも対応できる応用力が試される試験であったといえます。
【会社概要】
[社名] 株式会社総合資格
[本社所在地] 東京都新宿区西新宿1-26-2 新宿野村ビル22階
[TEL] 03-3340-2801(代)
[社名] 株式会社中部資格
[本社所在地] 愛知県名古屋市中区錦1-2-22 中部資格ビル
[TEL] 052-202-1751(代)
[代表者] 岸 隆司
[設立] 1987年1月
[URL] http://www.shikaku.co.jp
[社員数] 709名 （2011年5月現在）
[資本金] 株式会社 総合資格10,000万円、 株式会社中部資格：2,000万円
[売上高] 115億円
●本件のお問合せ：
株式会社総合資格 営業部販促企画一課 小野寺、内海
TEL：03-3340-3082 FAX：03-3340-6715
●取材等のお問合せ：
（広報窓口）株式会社アネティ 真壁、仲村
TEL：03-5475-3488 FAX：03-5475-3499
１．出題配分・出題範囲・法改正点の出題等
各科目の出題配分については、例年どおり、権利関係14問、法令上の制限８問、税・価格３問、宅建業法等20問、その他（免除科目）５問の出題でした。また特定住宅瑕疵担保責任の履行の確保等に関する法律（履行確保法）が問45において１問出題されたのも昨年度と同様でした。今年は大きな法改正がなかったため、法改正についての出題はありませんでしたが、その代わり、従来には見られないような形式や内容の問題も出題され、新傾向化が見られました。
２．難易度
権利関係では新傾向の問題も見受けられたものの、平易な問題もあり、昨年よりも難易度は低かったと思われます。法令上の制限及び税・その他は昨年並みの難易度、宅建業法については昨年と比較してやや難しかったと思われます。
全体を総合すると、合格基準点は昨年と同程度となることが予想され、昨年同様、ハイレベルな得点争いとなることが予想されます。
【２】 科目ごとの出題傾向の概要
１．権利関係
民法では、「債権の発生原因」を問う新傾向問題（問８）や「相殺」（問６）など、やや難易度の高い問題もありましたが、過去に出題された項目についての問題が多かった点などを考えると、権利関係全体としては昨年度よりも平易だったと思われます。
２．法令上の制限
国土利用計画法（問15）及び都市計画法（問16）は難しい問題でしたが、他の問題については、選択肢中に難易度の高い内容が含まれているものの、正解肢については基本的な知識で正解できる問題であり、全体的には昨年度と同程度の難易度だったと思われます。
３．税・価格
昨年度は贈与税（相続時精算課税の特例）と不動産取得税の問題が出題されましたが、本年度は固定資産税（問24）と印紙税（問23）からの出題となりました。固定資産税は、問われている内容もやや細かく、難易度の高い問題でしたが、印紙税は消去法で解ける問題でした。また、昨年度の不動産鑑定評価基準に代わって、今年は地価公示法（問25）が出題されましたが、内容は平易でした。
４．宅建業法
基本的な知識を素直に問う問題が中心であったものの、やや細かい知識を問う問題や未出題論点を扱った問題もあり、昨年度と比較するとやや難易度は上がったと思われます。また、昨年度から新しく出題範囲に加わった履行確保法は、昨年と同様に１問出題されました。
５．免除科目
免除科目については、住宅金融支援機構法（問46）でやや細かい内容が問われた以外は、例年どおりの標準的な出題でした。
【３】 出題形式
難易度を上げる要因となる個数問題（正しいものがいくつあるかを選ぶ問題）は、21年度は法令上の制限と宅建業法で計２問出題され、22年度は宅建業法で２問出題されました。本年度は、宅建業法で２問出題（問41、42）されましたが、比較的基本的な内容だったため、受験生が戸惑うことは少なかったと思われます。
また組み合わせ問題（正しい組み合わせを選ぶ問題）は、21年度は宅建業法で２問出題されましたが、22年度の出題はありませんでした。本年度は１問出題（問35）されましたが、内容は平易なものでした。
【４】 総括
どの科目でも、基本的知識で解答できる平易な問題と、応用力が試されるやや難易度の高い問題がバランスよく出題されていました。まず、基本的な問題をミスなく確実に得点した上で、やや難易度の高い問題でどれだけ正解できたかが合否を左右したと思われます。
また、一見すると難易度の高そうな問題も、過去の出題ポイントを正しく理解していれば、消去法で解答できる問題がほとんどであり、難しい出題にも対応できる応用力が試される試験であったといえます。
【会社概要】
[社名] 株式会社総合資格
[本社所在地] 東京都新宿区西新宿1-26-2 新宿野村ビル22階
[TEL] 03-3340-2801(代)
[社名] 株式会社中部資格
[本社所在地] 愛知県名古屋市中区錦1-2-22 中部資格ビル
[TEL] 052-202-1751(代)
[代表者] 岸 隆司
[設立] 1987年1月
[URL] http://www.shikaku.co.jp
[社員数] 709名 （2011年5月現在）
[資本金] 株式会社 総合資格10,000万円、 株式会社中部資格：2,000万円
[売上高] 115億円
●本件のお問合せ：
株式会社総合資格 営業部販促企画一課 小野寺、内海
TEL：03-3340-3082 FAX：03-3340-6715
●取材等のお問合せ：
（広報窓口）株式会社アネティ 真壁、仲村
TEL：03-5475-3488 FAX：03-5475-3499
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