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ウォルフソン、音声プロセッサDSPを備えた次世代オーディオハブを発表

ウォルフソン・マイクロエレクトロニクス株式会社(神奈川県横浜市、代表:山田貴久。以下「ウォルフソン」)は本日、音声プロセッサDSPを備えた次世代の高性能オーディオハブ、「WM5102」を発表しました。これによりメーカーは、ノイズの多い環境下でも、よりクリアかつ自然な音声通話を実現にするスマートフォンの開発・提供が可能となります。

WM5102は、一体化されたトランスミットパス(Tx)ノイズリダクション、エコーキャンセレーションおよびレシーブパス(Rx)ノイズリダクションを搭載し、明瞭で自然な音声会話を可能にします。さらに、本製品は、混雑した駅やバーなどにいるとき、あるいは家でくつろいでいるときなど、ユーザの環境・状況に関係なく、通話中の背景ノイズを最大90%まで削減します。
スマートフォンやタブレットPC、その他のポータブルオーディオデバイスに特化して設計された高性能WM5102は、SLIMbusおよびI2Sインターフェースを搭載しています。これにより、OEM開発メーカー各社は、単一のオーディオハブソリューションを使用して、独自のオーディオ特性をすべてのプラットフォームに適用することができます。WM5102は、完全にプラットフォーム非依存のシステムを提供します。

WM5102は、S/N比(SNR)102dBを実現すると共に、最小の電力消費で非常に優れた高精細オーディオ体験を提供する高度なオーディオDSPによって、50 MIPSの処理能力を提供します。さらに、WM5102は、競合他社のパーツと比べ最大20%も小さく、部品点数では最大で17も少ないので、プリント基板(PCB)スペースおよび、全体的なBOMコスト大幅に削減します。
WM5102は、完全なデジタルミキシングアーキテクチャであるため、柔軟性と拡張性に優れ、将来継続的に利用可能なソリューションです。本製品は、同時利用の場合のサポートができるだけでなく、統合も容易で市場投入までの時間も短縮できます。

また、WM5102のデジタルコアは、プログラマブルDSPと固定機能シグナルプロセシングブロックの強力なコンビネーションを提供します。これには、フィルター、完全なパラメトリックイコライザ、ダイナミックレンジコントロール(DRC)、サンプルレートコンバータが含まれています。

ウォルフソン・マイクロエレクトロニクス、オーディオハブ製品ラインマネージャ、ダンカン・マカディのコメント:
「当社は、オーディオハブにおけるDSP能力を、現在の市場では入手不可なレベルにまで向上させると同時に、超低消費電力性能を維持することで、オーディオプロセシング機能ともシームレスに連動するトランスミット・ノイズリダクションを統合することができました。顧客はBOMコストを大幅に削減するため、このレベルでの統合を待ち望んでいました。SLIMbusインターフェースを加えることで、アプリケーションプロセッサの種類にかかわらず、このオーディオプラットフォームをすべての製品に適用できるようになります」
出荷時期:WM5102は現在、W-CSPパッケージでサンプル出荷中です。

ウォルフソン・マイクロエレクトロニクス株式会社
TEL : 045-440-1230
E-mail : JapanSales@wolfsonmicro.com
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