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ams、電動スクーターのバッテリー残量ゲージ向け最新リファレンスデザインを提供

ams(日本法人:東京都品川区、カントリーマネージャー 岩本桂一)は本日、電動スクーターの充電状態(SOC)を表示可能にするシンプルな電流・電圧測定リファレンスデザインを開発したと発表しました。

このリファレンスデザインは、amsの「AS8510」2チャンネル電源センサーインターフェースと、シンプルな8ビットマイクロコントローラ、LDOおよびLEDドライバ(LEDバーグラフディスプレイを駆動)を使用しています。主要部品のBOMコストは、約3ユーロ/3.70ドルです。
このリファレンスデザインにより、電動スクーターメーカーは、現在の電圧計ディスプレイをより精密な残量ゲージに置き換えるこが可能です。これにより、当該メーカーは、使用部品数を増やすことなく、より使いやすい電動スクーターの開発が可能になります。

通常、12Vの鉛蓄電池4個を使用する電動スクーターは、近年交通手段として急速に普及しています。その理由として、手頃な購入価格と利便性、有害な排気ガスを出さないなどの特徴があげられます。しかしながら、バッテリーの出力電圧は、SOCとは非線形関係にあり、その負荷に応じて著しく変化します。そのため、電圧計の目盛りは、正確性に欠けます。

amsの新しいバッテリー残量ゲージのリファレンス回路により、メーカーはコストを抑えながら、充放電サイクルや動作温度範囲に左右されない正確な電圧・電流の測定を導入することができます。そのポイントは、回路に使用しているAS8510センサーインターフェースにあります。これはデータの収集と変換を一つのチップに統合し、広いダイナミックレンジの電流・電圧を実質的にオフセットのない状態で測定します。

amsの回路設計では、4個のバッテリーそれぞれに対し、高いサンプリングレートでの電流および電圧の同時測定が可能です。8ビットマイクロコントローラに実装されているデモンストレーションソフトウェアでは、オープンサーキット電圧測定器とクーロンカウンタを組み合わせて、SOC値を割り出しています。このリファレンスデザインは、シンプルなLEDバーグラフ・ディスプレイを使用する仕様となっていますが、より高価なLCDディスプレイを搭載し、さらに精密なSOCを表示することも可能です。amsが開発した無料のソフトウェアで、この残量ゲージがハードウェアのリファレンスデザインで問題なく作動するか、また電圧および電流が正しく測定され、精密なSOCをユーザーに提供できるかを確認できます。

ams、オートモーテイブ事業担当上級副社長兼ジェネラル・マネジャー、バーンド・ゲスナーのコメント:
「amsのこの革新的なデザインを実装することで、電動スクーターメーカーは、コストを抑えながらも、自社の製品に多大な付加価値を与えることができます。AS8510による正確な残量ゲージ表示により、バッテリーにお金をかけたくないユーザーでも、どれくらいのバッテリー残量で、どのくらいの距離を走れるかを正確にそして簡単に確認することができます」

リファレンスデザインは、無償提供中です。ご希望の方は、amsもしくは販売代理店までお問い合わせください。

「AS8510」センサーインターフェースに関する詳しい情報とサンプルのご要望についてはこちらのページをご覧ください。www.ams.com/AS8510.

本件に関するお問い合わせ先
ams広報担当:鳥羽
Tel: 03-5269-1038
Email:ams@jspin.co.jp
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