『八九六四 「天安門事件」は再び起きるか』安田峰俊 著、第50回「大宅壮一ノンフィクション賞」ノミネート!
[19/04/25]
提供元:PRTIMES
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2019年4月24日(水)、第50回「大宅壮一ノンフィクション賞」(主催:公益財団法人日本文学振興会)の候補作が発表され、株式会社KADOKAWAより2018年5月に発売しました安田峰俊著『八九六四 「天安門事件」は再び起きるか』もノミネートされました。
なお、本書は2018年10月31日(水)、第5回「城山三郎賞」(主催:公益財団法人角川文化振興財団)を受賞、天安門事件から30年目となる本年(2019)、さらに注目を集めている作品です。
[表: https://prtimes.jp/data/corp/7006/table/5802_1.jpg ]
[画像: https://prtimes.jp/i/7006/5802/resize/d7006-5802-774018-0.jpg ]
現代中国最大のタブー、天安門事件に迫った大型ルポ!!
中国、香港、台湾、そして日本。60人以上を取材。
この取材は、今後もう出来ない――。
台湾の民主化、東西ドイツの統一、ソ連崩壊の一つの要因ともされた天安門事件。毎年、六月四日前後の中国では治安警備が従来以上に強化され、スマホ決済の送金ですら「六四」「八九六四」元の金額指定が不可能になるほどだ。
あの時、中国全土で数百万人の若者が民主化の声をあげていた。世界史に刻まれた運動に携わっていた者、傍観していた者、そして生まれてもいなかった現代の若者は、いま「八九六四」をどう見るのか? 中国、香港、台湾、そして日本を巡り、地べたの労働者に社会の成功者、民主化運動の亡命者に当時のリーダーなど、60人以上を取材した大型ルポ。
語り継ぐことを許されない歴史は忘れさられる。これは、天安門の最後の記録といえるだろう。
●“現代中国”で民主化に目覚めた者たち
●タイに亡命し、逼塞する民主化活動家
●香港の本土(独立)派、民主派、親中派リーダー
●未だ諦めぬ、当時の有名リーダー
●社会の成功者として“現実”を選んだ者、未だ地べたから“希望”を描く者 etc.
語ってはならない事件を、彼らは語った!!
【著者プロフィール】
安田峰俊(やすだ・みねとし)
1982年滋賀県生まれ。ルポライター。立命館大学人文科学研究所客員研究員。立命館大学文学部(東洋史学専攻)卒業後、広島大学大学院文学研究科修士課程修了。大学在学中、中国広東省の深圳大学に交換留学。一般企業勤務を経た後、運営していたブログを見出されて著述業に。現代社会に鋭く切り込む論を、中国やアジア圏を題材に展開している。著書に『和僑』『境界の民』(KADOKAWA)、『知中論』(星海社新書)、編訳書に『「暗黒・中国」からの脱出』(顔伯鈞、文春新書)など。
※著者Twitterアカウント:@YSD0118
【書誌情報】
書名:八九六四 「天安門事件」は再び起きるか
著者名:安田峰俊
発売:2018年5月18日(金) 電子書籍も配信中
定価:本体1,700円+税
体裁:四六判/上製
頁数:304頁
発行:株式会社KADOKAWA
★作品情報ページ
https://www.kadokawa.co.jp/product/321712000260/
★文芸情報サイト「カドブン」にて【試し読み】
https://kadobun.jp/readings/250/ca077040