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【プレスリリース内容】
“フィーチャーフォン”の成長が促進する統合プロセッサ

モバイルデバイス市場の着実な成長によって、モバイルプロセッサ市場は2011年に60％の成長を遂げたという調査結果を米国の半導体専門調査会社リンレイグループ社は調査レポート「モバイルプロセッサガイド 第4版：アプリケーションプロセッサを中心に　−　A Guide to Mobile Processors Fourth Edition」で発表した。

この調査レポートは、スマートフォン、タブレット、電子リーダのようなモバイル装置での使用に向けられたアプリケーションプロセッサと統合プロセッサを調査している。アプリケーションプロセッサとセルラーベースバンドを組み合わせた統合プロセッサの需要は低価格帯や標準価格帯のスマートフォンの成長によって促進されるだろうとリンレイグループ社はみている。

「統合プロセッサの需要は、低下の後、2016年にはスマートフォンの73％が統合プロセッサを使うことによって、来年には成長を回復するだろう。これは、低価格帯や標準価格帯のスマートフォンの需要が高まることによるもので、対照的に高価格帯のスマートフォンは通常スタンドアロンのアプリケーションプロセッサを使用している」とリンレイグループ社の社長で主席アナリストのLinley Gwennap氏は語る。

この調査レポートは、よりよいウエブ閲覧やゲームを可能にする3Dグラフィックス機能についても詳述している。精巧な3Dグラフィックスのニーズは、モバイルプロセッサの設計全般や、現在高性能CPUコアに統合されている多くのチップ、GPU（画像処理ユニット）やメモリとのデータ転送速度の向上などの変化を促すだろう。ARMがインテルやクアルコムとの競争に直面していることから見てとれるように、コアスペースでの競争も激化している。

この調査レポートは、モバイルプロセッサ市場に関する独自の分析を行っている。まず、モバイル技術とプロセッサの背景に関する情報に始まり、CPUアーキテクチャに影響を与える機能と動向を論じ、ベンダ毎の市場シェアなどの定量分析も記載している。ブロードコム、フリースケール、インテル、マーヴェル、エヌビディア、クオルコム、サムソン、STエリクソン、テキサスインスツルメンツなどの主要ベンダに章を割き、HiSilicon、MediaTek、ルネサス、モービル、Rockchip、ZiiLabsなどのより小さいベンダについても次の章で述べている。アップル、LG、ノキアの内製プロセッサソリューションの分析も行っている。

【調査レポート】
モバイルプロセッサガイド 第4版：アプリケーションプロセッサを中心に
A Guide to Mobile Processors Fourth Edition
Focusing on application processors
http://www.dri.co.jp/auto/report/lg/lgmobprocessor.html

◆米国市場調査会社　リンレイグループ社について
http://www.dri.co.jp/auto/report/lg/index.html

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