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Google ページランクは、Google 独自のアルゴリズムによりウェブページに対して行うランク付けです。
以前は、「ページランクが高い＝検索順位が高い」というイメージが強かったのですが、最近ではGoogle も「ページランクは数ある要素の中の一つ」と公言しているように、SEO 業界内でも検索順位との相関関係が以前ほど強く叫ばれることはなくなりました。
しかしながら、Google ページランクは、Google 自身が公開している数少ない指標のひとつですから、Google ページランクが順位に無関係とは思えません。実際にGoogle ページランクと順位に相関関係があるか調べてみました。

【検証方法】
任意の250個のキーワードで、Google検索した際に表示される上位50位のウェブサイト(計：12500サイト)のページランクを取得し、順位との相関を調査しました。※データは、2011年3月から2012年3月の間に収集したデータを基にしています。
収集したサイトを順位ごとに5つのグループに分けて各グループごとの相関関係を調べました。さらに、各グループ間での多重比較を行い、順位の相関関係が偶然なのか必然なのかを分析しました。

順位グループ
　G1：1ページ目(1位〜10位)
　G2：2ページ目(11位〜20位)
　G3：3ページ目(21位〜30位)
　G4：4ページ目(31位〜40位)
　G5：5ページ目(41位〜50位)


【統計結果】

上の統計グラフから以下のことがわかります。
・ページランクの平均値は2〜2.7、中央値は2〜3。
・ページランクは、G1グループ(1ページ目)が頭ひとつ高い。
・ページランクは、上位ページほど高い傾向にある。
・度数分布から、3が最も多く、4以上から急激に数が減少している。

各順位グループ間において、強い有意差がみられたことから、順位との相関関係は強いといえます。
度数分布をみると、0から3にかけて比較的緩やかに上昇しているのに対して、4以降は急激に下降しています。これは、4以上のページランクを持つウェブページが極端に少ないことを示しています。
G1グループ(1ページ目)の中央値は3と順位グループ内でもっとも高いページランクですが、度数分布でみてもページランク3は、決して高い数値ではないため(最頻値)、1ページ目を狙うのでればページランク3は必要といえるでしょう。



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