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薬剤師の説明に「満足」は3分の2−イプソス「調剤薬局/処方せん薬局に関する患者調査」の結果を発表

イプソス ヘルスケア ジャパンは、日本国内において、特定疾患の患者さんを対象に調剤薬局/処方せん薬局に関する意識調査を実施しました。


主な調査結果
・ 半数以上の患者さんは、いわゆる“門前薬局”を利用
・ 患者さんが薬局選択で最も重視するのは「近くて便利」なこと
・ 患者さんの3分の2は、薬剤師の説明内容に対して“満足している”


<調査概要>
調査実施機関:イプソス ヘルスケア ジャパン リミテッド     実施時期: 2012年9月28日〜9月30日
調査手法: インターネット調査
対 象 者 : 過去3ヶ月以内に以下の疾患の治療を目的として医療機関を受診し、現在処方せん薬を服用している、
        または投与を受けている、20歳以上の患者
対象疾患: C型肝炎、潰瘍性大腸炎、クローン病、関節リウマチ、てんかん、2型糖尿病、高血圧症、脂質異常症、不整脈
対象地域: 全国  
実施期間: 2012年9月28日〜9月30日  
有効回答数: 930
疾患別回答者数:  C型肝炎−34人(4%)、潰瘍性大腸炎−96人(10%)、クローン病−34人(4%)、
              関節リウマチ−95人(10%)、てんかん−97人(10%)、2型糖尿病−184人(20%)、
              高血圧症−210人(23%)、脂質異常症−110人(12%)、不整脈−70人(8%)


インターネットが普及し医療や薬に関する情報が入手しやすくなったことで、情報格差が減少し、「患者中心の医療」が定着しつつある。病院、診療所と並んで、患者さんとの接触が多い調剤薬局/処方せん薬局は非常に重要な役割を果たす場所である。今回のイプソス ヘルスケアによる「調剤薬局/処方せん薬局に関する患者調査」は、患者さんの薬局についての考え方を明らかにし、薬局の対応や薬剤師に対する満足度がどのように患者さんの服薬の実態に影響しているのかなどを把握するために実施された。

半数以上の患者さんは、いわゆる「門前薬局」を利用  
今回の調査では、55%の患者さんが「普段通院している医療機関の近くにある薬局」を利用していると回答した。また、17%は「自宅から近いところにある薬局」と回答し、「その他の院外薬局」を含む院外薬局の利用率は74%という結果であった。
患者さんが薬局選択で最も重視するのは「近くて便利」なこと  
主に院外処方せん薬局を利用している患者さんのうち、69%が「普段通院している医療機関の近くにあって便利」、17%が「自宅、または勤務先から近くて便利」と回答しており、ほとんどの患者さんは「近くて便利」であることを最も重視していた。一方で「ポイントがもらえる」ことを最も重視している患者さん は、わずか2%であった。

患者さんの3分の2は、薬剤師の説明内容に「満足している」
今回の調査では、薬局や薬剤師についての評価についても尋ねた。全体の3分の2に当たる67%の患者さんが、処方せん薬を受け取る際に薬剤師から受ける説明内容に対して、「満足している」と回答した。一方で「不満である」と回答した患者さんは6%であり、薬剤師の説明内容に対する全体的な満足度は高い。
薬剤師の説明内容に対する満足度を、現在処方されている薬剤の服薬コンプライアンス率*(注:処方せんの指示通りに服用する)別に分析してみた。結果は、 服薬コンプライアンスが良好であるほど、薬剤師の説明内容に対する満足度が高い。因果関係は不明なものの、薬剤師の説明内容と服薬コンプライアンスには、 相関があることが示唆される。
このニュースリリースについてのお問い合わせ:
山野辺有子
Ipsos in Japan
03 6867 8151
yuko.yamanobe@ipsos.com

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