日本では86%がオバマ再選を支持 − イプソス「アメリカ大統領選挙に関する3カ国調査」の結果を発表
[12/11/07]
提供元:DreamNews
提供元:DreamNews
AFPとグローバル・マーケティング・リサーチ会社のイプソスが実施した「アメリカ大統領選挙に関する調査」の結果を発表しました。調査は日本、中国、オーストラリアの3カ国で実施されました。
主な調査結果
・日本と中国ではオバマ現大統領支持が圧倒的: 日本86%、中国63%
・ロムニー氏の強気な発言にアジアは否定的
・アメリカ大統領選挙の結果を最も重要視しているのは日本
<調査概要>
調査実施機関: イプソス 実施時期: 2012年9月28日〜10月3日
調査手法: インターネット調査 調査対象国: 日本、中国、オーストラリア
対象者: 【日本】20歳以上の男女 1000人 【中国】 18歳以上の男女 800人 【オーストラリア】18歳以上の男女 1000人
日本と中国では、オバマ現大統領再選の支持が広がっている -- ロムニー氏はアジアパワーを警戒する強気な発言によりイメージが低下したようだ。
日本と中国では圧倒的にオバマ現大統領支持
グローバル・マーケティング・リサーチ会社のイプソスが日本、中国、オーストラリアの3カ国で実施したアメリカ大統領選挙に関する調査結果を発表した。アメリカ国内では、五分五分の戦いを演じている両者であるが、日本では民主党代表候補であるオバマ現大統領支持が86%にも上ることが明らかになった。共和党代表候補であるロムニー氏への支持は12.3%に止まった。
中国では日本ほど顕著ではないものの、63%がオバマ現大統領に次の4年を託したいとの結果であった。
ロムニー氏の強気な姿勢にアジアは否定的な反応
アジアでのオバマ現大統領への支持は、在任中の経済政策、防衛政策の結果によるものと思われる。一方、ロムニー氏は中国の通貨操作疑惑や日本経済の失速に対する発言によりイメージが低下したようだ。
「全体的にアジアではオバマ大統領の再選が支持されています。しかし、中国では日本と比較するとロムニー氏が支持されてます」とイプソス香港のアソシエイトディレクター、アンドリュー・ラムは述べる。「中国では、通貨と貿易に関するロムニー氏の強気な姿勢と、太平洋地域での軍事力強化案により、現状維持が好ましいという雰囲気が広がっています。また、日本での不人気は、日本経済は斜陽であるとのロムニー氏の発言が関係しているようです。自国に自信を持つ日本人がこの批判に否定的な反応を見せたのではないでしょうか。」
ロムニー氏は、中国政府を通貨操作を行っていると決め付け、アメリカの大幅な対中赤字はそれが原因だと発言している。しかし中国では、このタカ派的な発言にもかかわらず、日本のほぼ3倍にあたる35%がロムニー氏を支持するとの結果であった。
日本ではアメリカ大統領選挙の結果を重要視
日本と中国の過半数が、アジアの経済成長のためにはオバマ現大統領が再選されるのが望ましいと回答した(日本 81.8%、中国 53.3%)。
また、アジア太平洋地域の平和と安全のためには誰が大統領に選出されるのが望ましいか、との質問には、85.3%の日本人、56.3%の中国人がオバマ現大統領と回答した。
アメリカ大統領選挙の重要性については、日本で「重要である」と回答したのは54.4%で、3カ国中最も高かった(中国43.1%、オーストラリア36.3%)。前出のラムは以下のように述べる。「日本人にとってアメリカ大統領の選挙結果が重要なのは、長い間、日本にとってアメリカが外交的にも軍事的にも、最も重要な同盟国であるかだと思われます。」
「どちらとも言えない」と中庸的な回答をした層が中国で47.1%(日本30.1%、オーストラリア27.8%)であった。これは、アメリカ大統領選挙の直後に、中国共産党の党大会で10年に一度の指導部の交代が控えているためであろう。さらに2008年のオバマ大統領勝利後に感じた失望感が輪をかける。ラムは「中国は、政治力、経済力がより強固になり、たとえそれがアメリカであっても、ひとつの国に依存しなくてもやっていけると自信をつけているのではないでしょうか。
イプソスについて
1975年創業。イプソスはリサーチのプロフェッショナルが経営する世界第3位のグローバル市場調査会社です。 世界84カ国の拠点では、16,000人以上のスタッフが、5,000を越えるクライアントにサービスを提供しています。年間の調査プロジェクト数は10万件以上、実施インタビュー数は7,000万件以上に上ります。 GreenBook Research Industry Trend Survey 2011で最もイノベイティブなリサーチ会社の第2位に選ばれました。
イプソス北米では、ロイターと共同でアメリカ大統領選挙に関する調査を実施しています。関連サイトは以下の通りです。
● ロイター/イプソス共同調査(イプソス北米のサイト・英語のみ): http://ipsos-na.com/news-polls/us/2012-election/
● ロイターの関連ニュースサイト: http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPTK826513920121106
イプソスについての詳細は弊社ウェブサイトwww.ipsos.comをご覧ください。
このニュースリリースについてのお問い合わせ:
山野辺有子
Ipsos in Japan
03 6867 8151
yuko.yamanobe@ipsos.com
主な調査結果
・日本と中国ではオバマ現大統領支持が圧倒的: 日本86%、中国63%
・ロムニー氏の強気な発言にアジアは否定的
・アメリカ大統領選挙の結果を最も重要視しているのは日本
<調査概要>
調査実施機関: イプソス 実施時期: 2012年9月28日〜10月3日
調査手法: インターネット調査 調査対象国: 日本、中国、オーストラリア
対象者: 【日本】20歳以上の男女 1000人 【中国】 18歳以上の男女 800人 【オーストラリア】18歳以上の男女 1000人
日本と中国では、オバマ現大統領再選の支持が広がっている -- ロムニー氏はアジアパワーを警戒する強気な発言によりイメージが低下したようだ。
日本と中国では圧倒的にオバマ現大統領支持
グローバル・マーケティング・リサーチ会社のイプソスが日本、中国、オーストラリアの3カ国で実施したアメリカ大統領選挙に関する調査結果を発表した。アメリカ国内では、五分五分の戦いを演じている両者であるが、日本では民主党代表候補であるオバマ現大統領支持が86%にも上ることが明らかになった。共和党代表候補であるロムニー氏への支持は12.3%に止まった。
中国では日本ほど顕著ではないものの、63%がオバマ現大統領に次の4年を託したいとの結果であった。
ロムニー氏の強気な姿勢にアジアは否定的な反応
アジアでのオバマ現大統領への支持は、在任中の経済政策、防衛政策の結果によるものと思われる。一方、ロムニー氏は中国の通貨操作疑惑や日本経済の失速に対する発言によりイメージが低下したようだ。
「全体的にアジアではオバマ大統領の再選が支持されています。しかし、中国では日本と比較するとロムニー氏が支持されてます」とイプソス香港のアソシエイトディレクター、アンドリュー・ラムは述べる。「中国では、通貨と貿易に関するロムニー氏の強気な姿勢と、太平洋地域での軍事力強化案により、現状維持が好ましいという雰囲気が広がっています。また、日本での不人気は、日本経済は斜陽であるとのロムニー氏の発言が関係しているようです。自国に自信を持つ日本人がこの批判に否定的な反応を見せたのではないでしょうか。」
ロムニー氏は、中国政府を通貨操作を行っていると決め付け、アメリカの大幅な対中赤字はそれが原因だと発言している。しかし中国では、このタカ派的な発言にもかかわらず、日本のほぼ3倍にあたる35%がロムニー氏を支持するとの結果であった。
日本ではアメリカ大統領選挙の結果を重要視
日本と中国の過半数が、アジアの経済成長のためにはオバマ現大統領が再選されるのが望ましいと回答した(日本 81.8%、中国 53.3%)。
また、アジア太平洋地域の平和と安全のためには誰が大統領に選出されるのが望ましいか、との質問には、85.3%の日本人、56.3%の中国人がオバマ現大統領と回答した。
アメリカ大統領選挙の重要性については、日本で「重要である」と回答したのは54.4%で、3カ国中最も高かった(中国43.1%、オーストラリア36.3%)。前出のラムは以下のように述べる。「日本人にとってアメリカ大統領の選挙結果が重要なのは、長い間、日本にとってアメリカが外交的にも軍事的にも、最も重要な同盟国であるかだと思われます。」
「どちらとも言えない」と中庸的な回答をした層が中国で47.1%(日本30.1%、オーストラリア27.8%)であった。これは、アメリカ大統領選挙の直後に、中国共産党の党大会で10年に一度の指導部の交代が控えているためであろう。さらに2008年のオバマ大統領勝利後に感じた失望感が輪をかける。ラムは「中国は、政治力、経済力がより強固になり、たとえそれがアメリカであっても、ひとつの国に依存しなくてもやっていけると自信をつけているのではないでしょうか。
イプソスについて
1975年創業。イプソスはリサーチのプロフェッショナルが経営する世界第3位のグローバル市場調査会社です。 世界84カ国の拠点では、16,000人以上のスタッフが、5,000を越えるクライアントにサービスを提供しています。年間の調査プロジェクト数は10万件以上、実施インタビュー数は7,000万件以上に上ります。 GreenBook Research Industry Trend Survey 2011で最もイノベイティブなリサーチ会社の第2位に選ばれました。
イプソス北米では、ロイターと共同でアメリカ大統領選挙に関する調査を実施しています。関連サイトは以下の通りです。
● ロイター/イプソス共同調査(イプソス北米のサイト・英語のみ): http://ipsos-na.com/news-polls/us/2012-election/
● ロイターの関連ニュースサイト: http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPTK826513920121106
イプソスについての詳細は弊社ウェブサイトwww.ipsos.comをご覧ください。
このニュースリリースについてのお問い合わせ:
山野辺有子
Ipsos in Japan
03 6867 8151
yuko.yamanobe@ipsos.com