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プラチナ価格が昨年末の1539ドルから1629ドルまで一気に上昇基調になりましたが、プラチナの逆襲「金」価格との再逆転はあるのでしょうか?(株)メリンダ・ダイヤモンドのプラチナ市況分析です。

今年になって上昇傾向のプラチ相場・・・「金」との再逆転はあるか?

プラチナカードとしてゴールドカードの上の地位に長く君臨していたプラチナが2011年9月に

「金」に価格逆転され、「金」の後塵を拝してきたが、ここへ来て、プラチナの上昇が目立ちます。

プラチナの逆襲、「金」との再逆転はあるのでしょうか?

NYプラチナ相場は、昨年12月31日に一時1,519ドルまで値位置を切り下げていたが、

1月11日のGLOBEXでは早くも1,629ドル台を回復している。

「金」・白金スプレッド(価格差)は、昨年12月28日時点では134ドルだったのが、

1月11日時点では43ドルまで縮小してきた。

プラチナは本日、1629ドルで、東京工業品相場で、4665円で推移していますが、

昨年初めのドル建ては1429ドル、グラム建てで3525円でしたから、ドル建てで199ドル、

グラム建てで1139円の上昇となってます。現在のプラチナドル建て価格1629ドルで、

一円の変動は52円の変動幅がありますので、プラチナも同様に10円の円安で、約520円ほど上昇したことになります。


プラチナの需給について

まず、プラチナは年間に190トン前後の採掘(供給)しかない稀少貴金属ですが、

需要はメインには約6割が自動車の触媒に、宝飾に使われますが、英ジョンソン・マッセイ社は昨年11月に発表した、

「Platinum 2012 Interim Review」において、

2012年のプラチナ需給バランスが40万オンス(12.8トン)の供給不足になったとの見方を示した。

今年も2年連続の供給不足環境が高い確率で予測される中、

価格低下で更に鉱山会社の生産意欲が低下する一方、需要が喚起され、

需給逼迫度が一段と高まるリスクが警戒されているのです。

先週発表された2012年全米自動車販売は、

13.4%増加の1449万1873台と好調でトヨタも26%増の208万台を売り、

実需で自動車触媒需要の押し上げ効果も大きく、

何と言っても供給面で昨年から続いている鉱山ストライキによる生産の減少と

スト終結に結ばれた賃金引き上げによる、鉱山算出コストの引き上げですが、

採算に乗らない鉱山の閉鎖を含めた供給不安が依然としてあるようで、

プラチナ需給のタイト化見通しには何ら変化が生じていないという事実です。

供給見通しに大幅な引き上げを迫るような動きは全く確認されない一方、

需要環境には改善の兆候が増えており、むしろ需給見通しは更にタイト化の方向に傾いている。

1月3日に公表された12月11,12日のFOMCの議事録に複数の委員から

量的金融緩和第三弾の2013年末、もしくはもっと早い時期に中止したほうが良いとの報告以来、

金融政策の先行き不透明感から軟調地合を強いられる「金」価格動向が大きなリスク要因であることは間違いないが、

強気のプラチナ需給が改めてプラチナ相場を強力にサポートしている。

「金」価格とプラチナ価格の再逆転も視界に入り始めており、プラチナ相場は大きな転換期を迎えている可能性がある。


WHY NOT(いいんじゃないの?)

年初に米国で「1兆ドルのプラチナ硬貨案」が話題になった。

2ヶ月先送りした強制的債務削減法を廻る解決策の一つとして

ノーベル経済学賞受賞者のポール・クルーグマン教授が主張しているものだが、

荒唐無稽な話ではあるが、議会がまとまらず、

「崖の転落を防ぐ」妙案の一つとして出てきたのが冒頭の「1兆ドルのプラチナ硬貨案」です。

それは16兆4,000億ドル(約1,430兆円)の連邦債務上限引き上げを巡る議会共和党との攻防を控え、

財務省が額面1兆ドルのプラチナ硬貨を鋳造し、

米連邦準備制度理事会(FRB)に預ける形で債務支払いのためのファイナンスを行うとする案です。

プラチナ硬貨の発行権限は財務長官が有していることで、事実上は債務上限を無視することが可能になる。

このため、プラチナ価格を1,600ドルで計算すると、

1兆ドルのプラチナ硬貨を製造するには、最低でも6億2,500万オンス(約2万トン)の

プラチナが必要とされることになる。

2012年の世界白金供給量が584万オンス(187.7トン)に留まるプラチナ需給においては、

107年分の供給量に相当するものであり、

1兆ドルプラチナ硬貨を作ることは現実的にはできないのだが、

一枚のプラチナコインに1兆ドルと書き入れただけで、取り扱うのは米政府とFRBだけになので、

必ずしも1兆ドル相当のプラチナ現物を用意する必要はなく、マジックのようなものだが、

それで、1兆ドルの債務借り入れを可能とさせる奥の手だそうだが、

なにやら怪しげなマジックなのですが、

ただ、カーニー大統領報道官はそのような可能性を即座に否定しており、

そもそも実現可能性さえ殆どなく、

あくまでも、財政協議に協力的ではない共和党に対するプレッシャーの一つということらしいのですが、

オバマ大統領が債務上限引き上げにより歳出強制削減回避を図るが、

議会は拒否姿勢。このままではデフォルトも想定外とはいえず、という瀬戸際の状況ともなれば、

この案が「最後の手段」として考慮されても止む無しとの判断のようだ。

債務上限引き上げ交渉が決裂しても、この代替手段であれば、デフォルトは回避できるという寸法で、

WHY NOT(いいんじゃないの?)と言う事らしいのですが、

さてさてどうなりますか。

(レポートは弊社の調査・分析によるもので売り買いをお薦めするものではありませんご判断は各自でお願い致します)

このレポートのお問合せは

(株)メリンダ・ダイヤモンド 担当 小野寺 靖

Tel 0120−228914(輝く石)

URL http://www.melindadiamonds.com/index.php

mail info@melindadiamonds.com

(株)メリンダ・ダイヤモンド会社概要

会社名 株式会社メリンダダイヤモンド

設立1988.7.15

代表者小野寺 靖

資本金9,000万円

本社住所〒110-0005 東京都台東区上野5-22-4リューツウ本店ビル2F

電話03-3836-2520 03-3835-3936 03-3836-2635 ファックス03-3833-2031

URL http://www.melindadiamonds.com

担当者 中村 浩徳 小野寺 仁詩 木内 努  平田栄介 片岡沙弥

取引銀行城北信用金庫上野支店 城北信用金庫王子営業部営

業時間月曜〜金曜10:00〜18:00

会社の目的 宝石、貴金属及びその製品に関する製造、販売及び輸出入業

免許情報東京都公安委員会/第306600607583号 古物商許可証

メリンダ・ダイヤモンドの歴史

1973年宝石卸売業を創業

1978年香港現地法人設立。海外仕入の担当社員を常駐

1979年アメリカ New Yorkに Melinda Diamonds Inc を設立、

大粒ダイヤモンドの仕入を開始

DOC会員: ニューヨーク・ダイヤモンドディーラーズクラブの会員になり、

日本人としてユダヤ社会の仲間入りをする

1986年マンハッタンのダイヤモンド街、13W46THにNY自社ビルを置く

同年、イスラエル現地法人としてMelinda Israelをテルアビブに設立、

ファンシー、及び小粒ダイヤモンドの仕入れを開始

1988年 台東区東上野1-11-10に東上野店を設置

2004年 御徒町駅南口前に移転

社長のブログ http://wind.ap.teacup.com/uminoko/

小野寺靖著「プロが伝授するダイヤモンドの賢い売り方・買い方】を

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