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核酸（※1）栄養の健康食品および化粧品を販売する国内ネットワークビジネス第4位フォーデイズ株式会社（本社：東京都中央区、代表取締役：和田佳子）は、遺伝的な難病「鎌形赤血球症」（※2）治療薬の第III相治験（※3）を行なっているエマウス・メディカル株式会社を傘下にもつホールディング・カンパニーのエマウス・ライフサイエンス株式会社（両社とも本社：米国カリフォルニア州トーランス市、代表取締役：新原　豊）へ資本参加を2012年10月から段階的に行い、このほど合計252万ドル（約2億1,000万円）の資本参加及び融資の履行をさせていただきました。


この資金援助によりフォーデイズはエマウス・ライフサイエンス社の100％子会社であるエマウス・メディカル社が取り組む「鎌形赤血球症」治療新薬の最終段階ともいえる第III相治験を支援することになりました。

またエマウス・メディカル社は、この資本参加及び融資を受けて2012年12月3日に第III相治験の患者登録を完了することができました。
フォーデイズでは、難病治療薬開発に取り組むエマウス・メディカル社を支援することで世界的に広がる「鎌形赤血球症」罹患者を救済するための社会貢献を第一義としてとらえ、今回の資本参加及び融資の実施をさせていただきました。
今後もお客様の健康を守る役割と同時に、大手の製薬会社が営利の観点から開発に力を入れない分野で、恵まれない環境にあって救済を待つ罹患者を助けようとその治療薬を開発するエマウス社を支援することにより一日も早く新薬が投与できるよう共に推進していく方針です。

また、フォーデイズは今回の資本参加及び融資の実施にあわせて、エマウス社の遺伝的難病への創薬開発に加えて、双方の知見を生かした業務提携も視野にいれております。

フォーデイズでは主力製品「核酸ドリンク」を使った乳がんの放射線治療による副作用軽減などの臨床試験の実施を通じて科学的な実証を行い、人々の健康の促進及び回復の両面で寄与できるように協力していく方針です。その他の新規ビジネスの展開など業務の多様化にも一層加速してまいります。

※1　「核酸」とは
遺伝子の情報は細胞の核内に存在するDNAに書き込まれており、その情報をRNAが写し取ってさまざまなたんぱく質を合成しています。DNAとRNAは核内にある酸性の物質ということで「核酸」と呼ばれています。

※2　「鎌形赤血球症」とは
赤血球が酸化することで堅い鎌状になり、それが毛細血管を閉塞させる遺伝的な血液疾患で、アフリカ系の黒人特有の病気です。この「鎌形赤血球症」の遺伝子を一つでも持っている人はマラリアにかかりにくい結果が判明されている一方、両親から二つの遺伝子を受け継いだ場合は、その遺伝子が原因で「鎌形赤血球症」が発生します。

この症状が発生すると耐え難い痛みや若くして死に至るほどの臓器損傷を引き起こします。患者は米国とＥＵで20万人、世界全体では中央アフリカと南米を中心に400万人以上にものぼります。一部の地域では50人に1人がこの病気と共に生まれてきますが、その内90％は5歳まで、99％は20歳まで命が持たないと言われています。現在のところ「鎌形赤血球症」に対する有効な治療法はありません。

※3　第III相治験とは
第I相治験から第III相治験までがあり、第I相治験では新薬候補の安全性、第II相治験では有効性、第III相治験では安全性と有効性双方の最終確認とされています。


＜本件に関するお問い合わせ先＞
フォーデイズ株式会社
広報室：小松
TEL：03-5643-0761（直通）
Mail：komatsu@fordays.jp