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ヘンケル、速硬化コンポジットマトリックス樹脂「Loctite MAX2」を日本市場に導入

ドイツの化学・消費財メーカー ヘンケルの日本法人ヘンケルジャパン株式会社(本社:東京都品川区 社長:玉置 眞)のオートモーティブ、メタル&エアロスペース事業本部は、5月22日から開催される「人とくるまのテクノロジー展」でヘンケル社開発の新製品「Loctite MAX2」を日本市場導入に向けて発表します。Loctite MAX2はヘンケルのポリウレタンマトリックス樹脂のノウハウと高圧RTM(レジントランスファーモールディング)システムとの融合により、硬化時間が1分に短縮可能となった画期的な製品です。



炭素繊維やガラス繊維強化のコンポジット材料は、非常に強靭でありながら軽量化を実現する材料として、自動車部材の生産において著しく発展を遂げています。しかし、現在、量産自動車向けにはRTMのような樹脂注入型での生産が一般的であり、軽量部材の生産には硬化時間の短いコンポジットマトリックス樹脂の開発が課題でした。ヘンケルが開発したポリウレタン系コンポジットマトリックス樹脂Loctite MAX2はこの課題を解決し、RTMシステムで従来使われているエポキシ樹脂に比べ、飛躍的に短い時間での硬化が可能となりました。さらにLoctite MAX2は低粘度なため、繊維材料に浸透、充填が容易で負荷も少なく、非常に速い速度での注入も可能となります。



当社のオートモーティブ、メタル&エアロスペース事業本部ビジネスディレクターであるチャック・シリングは、「要求度の高い日本の自動車産業において、この画期的な製品が受け入れられることを期待しています。ヘンケルジャパンでは、このマトリックス樹脂だけではなく、コンポジットの接着に不可欠な幅広いラインアップの接着剤の提案や、高圧成形技術のパートナー企業との連携といったフルシステムを提供することが可能です。こうしたコンポジットの生産は日本の自動車メーカーにとってさらなる費用効率アップと信頼性の向上をもたらすこととなると思います」 とコメントしています。



Loctite MAX2と炭素繊維やガラス繊維との融合は自動車産業での軽量化部材量産における費用効率アップという新しい機会を開きました。初の生産品はドイツですでに商業化されています。



ヘンケルジャパンは5月22日からパシフィコ横浜で開催される「人とくるまのテクノロジー展」において、「コンポジットマトリックス樹脂MAX2と構造用接着剤」と題しワークショップ*1を開催します。このワークショップでは、MAX2 のテクノロジーと関連する構造用接着剤を紹介します。またおよそ10年ぶりとなるブース出展*2を通じて自動車産業におけるヘンケルジャパンで提案可能なエンジニアリングデザインテクノロジーの数々をご案内します。





*1 ワークショップ: 5月23日14:00-14:45, 無料 当日聴講予約可

*2 ヘンケルジャパン ブース小間番号138



ヘンケルについて

ヘンケルはブランドとテクノロジーのグローバルリーダーとして、ランドリー&ホームケア、ビューティーケア、アドヒーシブテクノロジーズ(接着技術)の3つの分野で事業展開をしています。ヘンケルは1876年の創立以来、コンシューマービジネスおよび産業分野において、Persil (パーシル)、Schwarzkopf(シュワルツコフ)、Loctite(ロックタイト)などに代表される有名なブランドの数々と共に、グローバルにおけるマーケットリーダーとしての地位を維持しています。ヘンケルの従業員数は約47,000人であり、2012年度の売上高は165億1千万ユーロ、調整後の営業利益は23億3千5百万ユーロを計上しました。ヘンケルの優先株はドイツ株式指数DAXのリストに入っております。



−本件に関するお問合せ先−

ヘンケルジャパン株式会社 接着技術事業部門
マーケティング部 担当:小林由紀
TEL:045-758-1869  e-mail:yuki.kobayashi@jp.henkel.com
〒235-0017 横浜市磯子区新磯子町27-7






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