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二酸化炭素回収・貯留(CCS)関連技術、特許総合力トップ3は三菱重工業、ALSTOM TECHNOLOGY、関西電力

株式会社パテント・リザルトは2013年9月2日、日本に出願された二酸化炭素回収・貯留(CCS:Carbon dioxide Capture and Storage)関連技術について、特許分析ツール「Biz Cruncher」を用いて参入企業に関する調査結果をまとめ、レポートの販売を開始しました。

火力発電所や工場などでは化石燃料の使用により、地球温暖化の主な原因とされる二酸化炭素をはじめとする温室効果ガスが大量に排出されています。CCSは、このような施設から排出される二酸化炭素を効率よく回収し、貯蔵する技術です。本調査ではCCS関連技術の特許を集計し、各個別特許の注目度を得点化する「パテントスコア」をベースとして、特許の質と量から総合的に見た評価を行いました。

その結果、「総合力ランキング」では、1位 三菱重工業、2位 ALSTOM TECHNOLOGY(スイス)、3位 関西電力となりました。

1位三菱重工業の注目度の高い特許には、「冷却と加熱を繰り返したり、水蒸気の消費を増やすことなく、回収したCO2にCOSが混入するのを防ぐことができる高純度CO2回収方法」に関する技術などが挙げられます。

2位ALSTOM TECHNOLOGYは、「二酸化炭素の回収量を増大させつつ、リッチアミン溶液を再生するためのシステム」に関する技術などが、3位関西電力は、三菱重工業との共同出願である「スチーム凝縮水の余熱などを効率的に用いることでエネルギー効率を一層向上させるCO2回収装置」に関する技術などが注目度の高い特許として挙げられます。

国内企業の三菱重工業、関西電力、東芝は早い時期から出願を行っており、2000年代後半以降にさらに出願数を伸ばしていることが分かります。ALSTOM TECHNOLOGYはほとんど見られていなかった出願が2008年以降急増し、BASFは特定の時期での急増は見られないものの、2004年から一定数の出願を行っています。

三菱重工業、関西電力は2008年まではアメリカ、カナダ、ロシアを中心に出願を行っており、2009年以降はオーストラリアへの出願が急増する一方でロシアへの出願が減少しています。東芝は2005年、2006年はアメリカのみへの出願でしたが、2009年以降はこのほかに中国、カナダ、オーストラリアへの出願を伸ばしていることが分かります。ALSTOM TECHNOLOGYは出願数が急増した2008年以降では、アメリカ、中国、カナダのほか、韓国やメキシコといった他の企業にはほとんど見られていない国へ積極的に出願を行っています。BASFはアメリカ、カナダ、オーストラリアを中心に出願を行っています。


本分析の詳細については、簡易コンサルレポート「特定技術分野の競合分析:二酸化炭素回収・貯留(CCS)関連技術」にてご覧いただけます。
■《コース1》税込99,800円
■《コース2》税込31万5000円
詳細は下記URLをご参照ください。
http://www.patentresult.co.jp/news/2013/09/ccs.html


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<< 本件に関するお問い合せ先 >>
株式会社パテント・リザルト 営業部
Tel:03-5835-5644、Fax:03-5835-5699
ホームページURL:http://www.patentresult.co.jp/


<< 会社概要 >>
社名:株式会社パテント・リザルト
住所:〒111-0053 東京都台東区浅草橋5-3-2 秋葉原スクエアビル4 階
事業内容:特許分析ソフトウェア、技術力評価指標の開発・販売、情報提供など
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