ams、ヒスノイズを発生させない世界初の ノイズキャンセレーション・スピーカドライバICを発表
[13/09/18]
提供元:DreamNews
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ams(日本法人:amsジャパン株式会社、東京都品川区、カントリーマネージャー 岩本桂一)は本日、ANCスピーカドライバの「AS3435」および「AS3415」を発表しました。これらのデバイスは、ヒスノイズの発生を抑制する新世代のノイズキャンセレーション・ステレオヘッドセットの開発を可能にします。
AS3435およびAS3415は、バイパススイッチを内蔵した業界初のANC(アクティブノイズキャンセレーション)ICです。開発メーカは、これまで以上にスタイリッシュで低価格なヘッドセットを設計できるようになります。
フィードバックシステム用のAS3435、フィードフォワードシステム用のAS3415は、高い評価を得ているamsのアナログANC ICポートフォリオに新たに追加したデバイスです。ノイズフロア関連の入力で900nVという最新の超低ノイズアンプを組み込んだ両デバイスは、低ノイズマイクと組み合わせたときに高周波のヒスノイズをまったく発生させない、初めてのANCスピーカドライバです。
オーディオメーカは、既存のANCソリューションをAS3435およびAS3415に置き換えることで、32Ω負荷の35mWステレオ出力においてTHD+N 0.1 %、SN比110dB以上という優れたオーディオ特性を得られ、さらに向上したリスニングエクスペリエンスの提供が可能になります。
AMSの新しいANC ICは、ヘッドセット筐体の機構設計も改善できます。従来のANCヘッドセットでは、バイパスモードに移行するための機械的なスイッチが必要でした。ヘッドセットのバッテリが無くなった状態で、ユーザは、ラインインチャネルで音楽を聴き続けるために、ノイズキャンセル機能をバイパスしなければなりません。このためのスイッチを用意することは、ヘッドセット筐体および回路基板の設計を困難にします。
AS3435およびAS3415は、バイパススイッチを内蔵しています。そのため、3.5mmのオーディオジャックから入力された音楽信号は、デバイスが通電していなくてもANCチップセットを通過して出力します。バイパス機能により、外部スイッチを無くせ、BOMコストを削減しPCBスペースを縮小することができるだけでなく、設計者が機械的なスイッチをヘッドセット筐体に取りつける必要性を排除します。
また同時に、アナログICで実現したノイズキャンセレーション機能は、競合デジタルソリューションの2〜3倍少ない消費電力を可能にします。ノイズキャンセレーションモード時1.5V で 10mW の電力消費を実現するこれらのデバイスは、単4電池一つで100時間以上の動作が可能です。
amsがこれまで、改善を重ねた設計ツールの提供によって、AS3435およびAS3415を使用したヘッドセット設計における音特性にノイズキャンセレーションの動作を合わせ込むフィルタネットワークの開発は、よりスピーディかつ簡単に実現できます。
amsのWindowベースのツールは、シンプルなグラフィックインターフェースで、ユーザのスクリーン全体にシグナルチェーンを表示することができ、SPICEモジュールでフィルタアーキテクチャのオペレーションをシミュレーションすることを可能にします。
amsは、AS3435およびAS3415に、新たに低音ブーストイコライゼーション機能も付加したことで、イコライザ機能に必要だったシグナル処理ICを不要にしました。
ams、ANC製品担当マーケティングマネージャ、オリバー・ジョーンズのコメント
「ノイズキャンセリングヘッドセット業界の主導者からの要請にこたえて、当社は、これらの新しい機能を取り込みました。AS3435およびAS3415によって、ヘッドセットのOEMメーカは次の設計において、新しい次元のオーディオ品質を実現できるでしょう。」
価格および出荷時期
ANCスピーカドライバIC「AS3415」および「AS3435」は、現在すでに量産中です。AS3435フィードバックANC ICおよびAS3415フィードフォワードANC ICの価格については、1当社の販売代理店までお問い合わせください。AS3435はPFN36パッケージ、AS3415はPFN32パッケージ、それぞれ5mm×5mmとなっています。
テクニカルサポート
AS3435およびAS3415の評価キットをご用意しています。AS3415/AS3435に関する詳しい情報やサンプル請求については、こちらのサイトをご覧ください。www.ams.com/ANC/AS3415、www.ams.com/ANC/AS3435
本件に関するお問い合わせ先
ams広報担当:鳥羽
Tel: 03-5269-1038
Email:ams@jspin.co.jp
AS3435およびAS3415は、バイパススイッチを内蔵した業界初のANC(アクティブノイズキャンセレーション)ICです。開発メーカは、これまで以上にスタイリッシュで低価格なヘッドセットを設計できるようになります。
フィードバックシステム用のAS3435、フィードフォワードシステム用のAS3415は、高い評価を得ているamsのアナログANC ICポートフォリオに新たに追加したデバイスです。ノイズフロア関連の入力で900nVという最新の超低ノイズアンプを組み込んだ両デバイスは、低ノイズマイクと組み合わせたときに高周波のヒスノイズをまったく発生させない、初めてのANCスピーカドライバです。
オーディオメーカは、既存のANCソリューションをAS3435およびAS3415に置き換えることで、32Ω負荷の35mWステレオ出力においてTHD+N 0.1 %、SN比110dB以上という優れたオーディオ特性を得られ、さらに向上したリスニングエクスペリエンスの提供が可能になります。
AMSの新しいANC ICは、ヘッドセット筐体の機構設計も改善できます。従来のANCヘッドセットでは、バイパスモードに移行するための機械的なスイッチが必要でした。ヘッドセットのバッテリが無くなった状態で、ユーザは、ラインインチャネルで音楽を聴き続けるために、ノイズキャンセル機能をバイパスしなければなりません。このためのスイッチを用意することは、ヘッドセット筐体および回路基板の設計を困難にします。
AS3435およびAS3415は、バイパススイッチを内蔵しています。そのため、3.5mmのオーディオジャックから入力された音楽信号は、デバイスが通電していなくてもANCチップセットを通過して出力します。バイパス機能により、外部スイッチを無くせ、BOMコストを削減しPCBスペースを縮小することができるだけでなく、設計者が機械的なスイッチをヘッドセット筐体に取りつける必要性を排除します。
また同時に、アナログICで実現したノイズキャンセレーション機能は、競合デジタルソリューションの2〜3倍少ない消費電力を可能にします。ノイズキャンセレーションモード時1.5V で 10mW の電力消費を実現するこれらのデバイスは、単4電池一つで100時間以上の動作が可能です。
amsがこれまで、改善を重ねた設計ツールの提供によって、AS3435およびAS3415を使用したヘッドセット設計における音特性にノイズキャンセレーションの動作を合わせ込むフィルタネットワークの開発は、よりスピーディかつ簡単に実現できます。
amsのWindowベースのツールは、シンプルなグラフィックインターフェースで、ユーザのスクリーン全体にシグナルチェーンを表示することができ、SPICEモジュールでフィルタアーキテクチャのオペレーションをシミュレーションすることを可能にします。
amsは、AS3435およびAS3415に、新たに低音ブーストイコライゼーション機能も付加したことで、イコライザ機能に必要だったシグナル処理ICを不要にしました。
ams、ANC製品担当マーケティングマネージャ、オリバー・ジョーンズのコメント
「ノイズキャンセリングヘッドセット業界の主導者からの要請にこたえて、当社は、これらの新しい機能を取り込みました。AS3435およびAS3415によって、ヘッドセットのOEMメーカは次の設計において、新しい次元のオーディオ品質を実現できるでしょう。」
価格および出荷時期
ANCスピーカドライバIC「AS3415」および「AS3435」は、現在すでに量産中です。AS3435フィードバックANC ICおよびAS3415フィードフォワードANC ICの価格については、1当社の販売代理店までお問い合わせください。AS3435はPFN36パッケージ、AS3415はPFN32パッケージ、それぞれ5mm×5mmとなっています。
テクニカルサポート
AS3435およびAS3415の評価キットをご用意しています。AS3415/AS3435に関する詳しい情報やサンプル請求については、こちらのサイトをご覧ください。www.ams.com/ANC/AS3415、www.ams.com/ANC/AS3435
本件に関するお問い合わせ先
ams広報担当:鳥羽
Tel: 03-5269-1038
Email:ams@jspin.co.jp