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2003年に、東京の逓信総合博物館（2013年８月末で閉館）において、正チャン生誕80周年記念展が開催されるのにあわせて、貴重な史料を当時のままの姿で、という意図で『アサヒグラフ』などに掲載されていた全作品の中から選りすぐりの代表作を復刻したのが『正チャンの冒険』でした。
それ以来、点数を着実に増やしてきました。
その中には、大城のぼるが旭太郎の原作で描き、手塚治虫や松本零士らに多大な影響を与えた戦前の名作『火星探検』（昭和15年　中村書店）や、手塚治虫の単行本デビュー作『新寶島』（酒井七馬との共作／昭和22年　育英出版）、藤子・Ｆ・不二雄と藤子不二雄Ａのコンビが、足塚不二雄名義で描いた幻の単行本『ＵＴＯＰＩＡ最後の世界大戦』（昭和33年　鶴書房）といった、現存する物がほとんどない貴重な本も多数含まれています。描き下ろし単行本だけでなく、昭和30年代には街角に必ず見かけた貸本屋だけに並んでいた貸本マンガからも、水木しげるや白土三平らの名作が最新のデジタル技術で甦りました。
10周年記念企画としては、手塚治虫のライフワーク『火の鳥』全11巻など豪華なラインナップを予定しています。

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小学館クリエイティブ・コミック編集部
０３−３２８８−１３５４
担当・山田