アジアの親の関心は「子供の健康」と「価値観を教えること」
[13/11/06]
提供元:DreamNews
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主な調査結果
● 調査対象国全体で親の関心が高いのは「子供の健康」(66%)、「価値観を教えること」(66%)、「基本的な教育」(51%)
● マレーシアの親の75%がマレーシアは子育てに良い場所であると考えている
● 韓国の親は子供が美容整形手術を受けることに寛容。42%が賛成。
◆ 調査概要 調査実施機関: イプソス 実施時期: 2013年7月16日〜25日
調査手法: Tolunaのシステムを利用したオンライン調査
対象国(地域): 中国、香港、韓国、マレーシア、シンガポール
対象者: 21歳以下の同居する子供を持つ50歳以下の親 675名
10月31日、イプソスが発表した調査結果によると、アジアパシフィック地域の21歳以下の同居する子供を持つ親(50歳以下)にとって関心があるのは、「子供の健康(」66%)、「子供に価値観を教えること」(66%)、「子供に基本的な教育を受けさせること」(51%)が上位3項目であることがわかった。以下、「良い仕事に就いて経済的に独立すること」(42%)、「社会的な自信を持たせること」(33%)、「学業で優秀であること」(19%)、「幸せな結婚生活を送ること」(18%)、「学業以外の分野で優秀であること」(6%)が後に続いた。
調査対象国の中で韓国だけが異なる傾向を見せた。韓国の親は、子供に基本的な教育を受けさせること(26%)よりも、子供がよい仕事について経済的に独立すること(50%)に関心が高いという結果であった。
母親と父親の意見は同じ?
今回の調査では、中国、香港、シンガポールで母親と父親の考え方が大きく違うことがわかった。
シンガポールでは、「勉強を良くする子供は将来成功する可能性が高い」と考える母親は72%で、そう考える父親(54%)をはるかに上回った。
香港では、56%の父親が「香港は子供を育てるのに良い場所である」と考えているのに対し、そう考えている母親はわずか33%であった。また、父親の45%は「自国の現状を考慮すると、子供は両親の社会的立場を引き継ぐだろう」と考えているが、それに同意する母親は24%に留まった。
この点では中国でも同様の傾向が見られた。父親は72%が「子供は両親の社会的立場を引き継ぐ」と考えているが、それに同意した母親は54%であった。
自分の国は子育てに向いている
子供を育てる場所に関しての質問では、マレーシアの親の意見が際立っており、75%が「マレーシアは子供を育てるのに良い場所である」と回答した。それに対し韓国では「韓国は子供を育てるのに良い場所である」と考えている親はわずか17%であった。
イプソスマレーシアのマネージングディレクター、スティーブ・マーフィーは以下のように述べている。「マレーシアの親は、全体的にはマレーシアは正しい価値観と良い教育を受けることができ、子供が育つのに良い環境であると考えています。どこの親でも子供の将来を心配するのは自然なことです。だから、子供のこれからの人生がうまくいくように、経済的に自立できるように、子供の学業が殊更重要だと考えるのです。」
イプソス韓国のバイスプレジデント、ヴィヴィアン・リーは、「韓国の調査結果は、大学入試に偏重する我が国の教育システムにあると考えられます。韓国では、子供を良い大学に入学させることが子育ての成功であると広く信じられています。だからこそ親は経済的にも心理的にも子供を非常によくサポートしますが、これが子供の重荷になることはよくあることです。」
自分の子供に整形手術を受けさせたい
今回の調査対象国全体では、将来子供に整形手術を受けさせたいと考えている親は少なかった。最も消極的だったのはマレーシアで、わずか7%であった。最も積極的だったのは韓国で、42%の親が子供の整形手術に賛成すると回答した。母親のみで見るとその割合はさらに上がる。
リーによると、「韓国の美容整形市場は継続的に成長し、社会的認知も高まりました。今はまだ60%近くの親が整形には反対で保守的な傾向も見られますが、他のアジア諸国に比べると韓国では親世代の美しさへの欲求が高いので、今後ますます子供が美容整形手術を受けることへの抵抗感はなくなることでしょう。」
結婚する前に自立してほしいと望む親
香港(55%)と中国(65%)では、自分の子供には結婚前に自立した生活をしてほしいと考えている親が多い。
イプソス中国のリサーチディレクターは、「中国の親は子供を甘やかしているという認識がありますが、社会意識が成長する中で中国の親の考え方も変化し、自分の子供に自立を促す親が増加しました。これは現在の社会構成の状況にほぼ一致します。」
子供の将来が心配
今回の調査対象者の約半数が子供の将来を心配していると回答した。シンガポールでは65%、マレーシアでは72%の親が子供の将来が心配だと回答した。
イプソスシンガポールでリサーチディレクターを務めるアミット・グルワディは、「もちろん、親は子供の将来を心配するものですが、それぞれの国で事情は違います。シンガポールの親の目標は、競争が激化すればするほど、子供が元気に力強く成長するための環境を整えるというものです。自律性を身に付けさせることとしつけが子育てに非常に重要であると考えられています。」
イプソスについて
1975年創業。イプソスはリサーチのプロフェッショナルが経営する世界第3位のグローバル市場調査会社です。
世界85カ国の拠点では、16,000人以上のスタッフが、5,000を越えるクライアントにサービスを提供しています。年間の調査プロジェクト数は10万件以上、実施インタビュー数は7,000万件以上に上ります。
GreenBook Research Industry Trend Survey 2011で最もイノベイティブなリサーチ会社の第2位に選ばれました。
Ipsos in Japanホームページ: http://www.ipsos.jp/
Tolunaについて
ヨーロッパ、北アメリカ、アジアに18の拠点を持つToluna は世界の市場調査会社、広告代理店など多くの企業にサービスを提供しております。
現在、34カ国・400万人の登録モニターが活動するオンラインリサーチパネルを有し、オンラインサーベイ業界で最大手の企業のひとつです。新しいサービスSmartSelectTMは代表性の高いサンプルを抽出し回答の正確性を高めるための対象者選定メソッドです。Tolunaのサービスについての詳細はwww.toluna-group.com をご覧ください。
このニュースリリースについてのお問い合わせ:
山野辺有子
Ipsos in Japan
03 6867 8151
yuko.yamanobe@ipsos.com
● 調査対象国全体で親の関心が高いのは「子供の健康」(66%)、「価値観を教えること」(66%)、「基本的な教育」(51%)
● マレーシアの親の75%がマレーシアは子育てに良い場所であると考えている
● 韓国の親は子供が美容整形手術を受けることに寛容。42%が賛成。
◆ 調査概要 調査実施機関: イプソス 実施時期: 2013年7月16日〜25日
調査手法: Tolunaのシステムを利用したオンライン調査
対象国(地域): 中国、香港、韓国、マレーシア、シンガポール
対象者: 21歳以下の同居する子供を持つ50歳以下の親 675名
10月31日、イプソスが発表した調査結果によると、アジアパシフィック地域の21歳以下の同居する子供を持つ親(50歳以下)にとって関心があるのは、「子供の健康(」66%)、「子供に価値観を教えること」(66%)、「子供に基本的な教育を受けさせること」(51%)が上位3項目であることがわかった。以下、「良い仕事に就いて経済的に独立すること」(42%)、「社会的な自信を持たせること」(33%)、「学業で優秀であること」(19%)、「幸せな結婚生活を送ること」(18%)、「学業以外の分野で優秀であること」(6%)が後に続いた。
調査対象国の中で韓国だけが異なる傾向を見せた。韓国の親は、子供に基本的な教育を受けさせること(26%)よりも、子供がよい仕事について経済的に独立すること(50%)に関心が高いという結果であった。
母親と父親の意見は同じ?
今回の調査では、中国、香港、シンガポールで母親と父親の考え方が大きく違うことがわかった。
シンガポールでは、「勉強を良くする子供は将来成功する可能性が高い」と考える母親は72%で、そう考える父親(54%)をはるかに上回った。
香港では、56%の父親が「香港は子供を育てるのに良い場所である」と考えているのに対し、そう考えている母親はわずか33%であった。また、父親の45%は「自国の現状を考慮すると、子供は両親の社会的立場を引き継ぐだろう」と考えているが、それに同意する母親は24%に留まった。
この点では中国でも同様の傾向が見られた。父親は72%が「子供は両親の社会的立場を引き継ぐ」と考えているが、それに同意した母親は54%であった。
自分の国は子育てに向いている
子供を育てる場所に関しての質問では、マレーシアの親の意見が際立っており、75%が「マレーシアは子供を育てるのに良い場所である」と回答した。それに対し韓国では「韓国は子供を育てるのに良い場所である」と考えている親はわずか17%であった。
イプソスマレーシアのマネージングディレクター、スティーブ・マーフィーは以下のように述べている。「マレーシアの親は、全体的にはマレーシアは正しい価値観と良い教育を受けることができ、子供が育つのに良い環境であると考えています。どこの親でも子供の将来を心配するのは自然なことです。だから、子供のこれからの人生がうまくいくように、経済的に自立できるように、子供の学業が殊更重要だと考えるのです。」
イプソス韓国のバイスプレジデント、ヴィヴィアン・リーは、「韓国の調査結果は、大学入試に偏重する我が国の教育システムにあると考えられます。韓国では、子供を良い大学に入学させることが子育ての成功であると広く信じられています。だからこそ親は経済的にも心理的にも子供を非常によくサポートしますが、これが子供の重荷になることはよくあることです。」
自分の子供に整形手術を受けさせたい
今回の調査対象国全体では、将来子供に整形手術を受けさせたいと考えている親は少なかった。最も消極的だったのはマレーシアで、わずか7%であった。最も積極的だったのは韓国で、42%の親が子供の整形手術に賛成すると回答した。母親のみで見るとその割合はさらに上がる。
リーによると、「韓国の美容整形市場は継続的に成長し、社会的認知も高まりました。今はまだ60%近くの親が整形には反対で保守的な傾向も見られますが、他のアジア諸国に比べると韓国では親世代の美しさへの欲求が高いので、今後ますます子供が美容整形手術を受けることへの抵抗感はなくなることでしょう。」
結婚する前に自立してほしいと望む親
香港(55%)と中国(65%)では、自分の子供には結婚前に自立した生活をしてほしいと考えている親が多い。
イプソス中国のリサーチディレクターは、「中国の親は子供を甘やかしているという認識がありますが、社会意識が成長する中で中国の親の考え方も変化し、自分の子供に自立を促す親が増加しました。これは現在の社会構成の状況にほぼ一致します。」
子供の将来が心配
今回の調査対象者の約半数が子供の将来を心配していると回答した。シンガポールでは65%、マレーシアでは72%の親が子供の将来が心配だと回答した。
イプソスシンガポールでリサーチディレクターを務めるアミット・グルワディは、「もちろん、親は子供の将来を心配するものですが、それぞれの国で事情は違います。シンガポールの親の目標は、競争が激化すればするほど、子供が元気に力強く成長するための環境を整えるというものです。自律性を身に付けさせることとしつけが子育てに非常に重要であると考えられています。」
イプソスについて
1975年創業。イプソスはリサーチのプロフェッショナルが経営する世界第3位のグローバル市場調査会社です。
世界85カ国の拠点では、16,000人以上のスタッフが、5,000を越えるクライアントにサービスを提供しています。年間の調査プロジェクト数は10万件以上、実施インタビュー数は7,000万件以上に上ります。
GreenBook Research Industry Trend Survey 2011で最もイノベイティブなリサーチ会社の第2位に選ばれました。
Ipsos in Japanホームページ: http://www.ipsos.jp/
Tolunaについて
ヨーロッパ、北アメリカ、アジアに18の拠点を持つToluna は世界の市場調査会社、広告代理店など多くの企業にサービスを提供しております。
現在、34カ国・400万人の登録モニターが活動するオンラインリサーチパネルを有し、オンラインサーベイ業界で最大手の企業のひとつです。新しいサービスSmartSelectTMは代表性の高いサンプルを抽出し回答の正確性を高めるための対象者選定メソッドです。Tolunaのサービスについての詳細はwww.toluna-group.com をご覧ください。
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山野辺有子
Ipsos in Japan
03 6867 8151
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