Nordic Semiconductor、Arduinoベースのプロジェクトに対応したBluetooth Smart SDKを発表
[14/02/17]
提供元:DreamNews
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2014年2月17日、ノルウェー・オスロ発 -超消費電力(ULP)無線技術の専門企業であるNordic Semiconductor ASA(OSE: NOD、以下Nordic)は本日、Arduino(アルドゥイーノ)ベースのプロジェクトに対応した、Bluetooth Smartソフトウェア開発キット(以下Bluetooth Smart SDK)の提供開始を発表しました。Bluetooth Smart SDKは、nRF8001 Bluetooth Smartコネクティビティ・デバイスを採用した一連のArduino/ChipKITシールドとの間に互換性があります。
2005年に誕生したArduinoは、その後、極めて高い人気とコスト効果を誇るプロトタイプ開発用のプラットフォームとなっており、ユーザーは思いついたアイデアをすぐに形にすることが可能です。この技術は、「組み込みマイクロコントローラ向けLinux」としても認知度が高く、一連のハードウェアとソフトウェア・ツールで構成されています。これを使用することで、エンジニアはもちろんのこと、エンジニア以外のユーザーでも同様に、日常のニーズに幅広く応えるエンジニアリング・ソリューションを開発できます。
現在、Arduinoボードの生産数は30万個を上回っていますが、これを支えるのが、モジュール型アプローチによるプロトタイプ作成を可能にする、広範な「シールド」です。シールドは、個々または統合型のハードウェア・タスクを実行し、Arduinoの標準的なインターフェイス・フォーマットを用いたArduino互換ボードに接続できます。シールドは、多数のメーカーから提供されており、センサー、モーター駆動回路、LCDディスプレイ、Wi-Fi、Bluetooth無線技術、Ethernetなどのタスクを遂行します。
Bluetooth Smart SDKは、nRF8001 Bluetooth Smartコネクティビティ・デバイス向けに用意されている既存SDKの移植版です。Bluetooth Smart SDK の提供は、GitHub上のリポジトリとして行われ、加入者は、自らのバージョンのフォークを行い、プルリクエストを通知し、寄与貢献を行うことで、SDKをよりいっそう改善・拡張できます。
Bluetooth Smart SDKのサポートは、Nordic製品を使用中の開発者が、課題の解決策を話し合い、アイデアを共有することのできる人気フォーラムNordic Developer Zone(devzone.nordicsemi.com)で提供されます。
Bluetooth Smart SDK には、以下をはじめ、多数のサンプルが用意されています。
・ ヒューマンインターフェイスデバイス(HID)
・ Bluetooth low energyによるUART
・ 心拍モニター(HRM)
・ 温度センサー
・ 距離センサー
このほか、Arduino向けBluetooth Smart SDKのソフトウェア・インターフェイスは、多岐にわたるマイクロコントローラおよびマイクロコントローラ・プラットフォーム(ChipKIT、Maple、Teensy、mbed等)上でも実装されています。このような幅広い対応によって、Arduinoプラットフォーム上でプロトタイプ作成されたプロジェクトを、エンジニアの選択したプラットフォームやマイクロコントローラへと容易に移行できます。
さらに、Bluetooth Smart SDKを補完するものとして、Red Bear Lab社のBluetooth Smart BLE Arduinoシールドがあります。BLEのシールドボードは、Arduinoのフォームファクタに対応しており、ArduinoプロジェクトがBluetooth Smart Ready製品(iPhone 4S以降、Android 4.3以降のスマートフォン、OS X Mountain Lion以降、Windows 8以降、等)との通信を開始するのに必要な回路をすべて取り揃えています。
Nordic のプロダクトマネージメント ディレクター、Thomas Bonnerudは次のように述べています。
「Arduinoは近年、その人気を着実に伸ばしています。Arduinoは、迅速・簡単、そしてコスト効果に優れた形で、プロトタイプ作成可能な、極めて便利な手段となっています。その人気はまさに、今日の『MAKERSムーブメント』の中心に位置するものです。そして、新たなBluetooth Smart製品は日々登場しており、小規模な企業様による製品も多数存在しています。しかし、Arduinoは、小規模な企業様のみを対象としている訳ではなく、多数の大企業様で、アイデアのプロトタイプを迅速に作成するための手段としても使用されています。今回のBluetooth Smart向けSDKを通じ、Nordicは、Arduinoコミュニティがこの魅力的な新技術を活用し、開発作業に従事できるよう支援しています。」
Red Bear Labs社のチーフ・ソフトウェア・エンジニア、Poon Yuk-Cheong氏は、次のように述べています。
「Bluetooth Smartは、Bluetooth low energyの名でも知られている新技術で、開発者は、その可能性を見出すことに大きな意欲を見せています。開発者はまた、短期間でプロトタイプを作成し、簡単にソフトウェア開発を行える方法についても模索しています。そこで、Nordicでは、Arduino対応のnRF8001 SDKによって、こうした開発者にとって必要不可欠な手段を提供しています。このSDKは包括的で、オープンソースかつ無償で提供されます。これは、Bluetooth low energyの仕組みを学ぶ上で、最も簡単な手段です。SDK付属のチュートリアルは、Bluetooth Smartの初心者にとって、非常に優れた入門書となっています。」
RedBearLab社のCEOであるMa Chi-Hung氏は、次のように述べています。
「NordicのArduino対応Bluetooth low energy SDKには、準備作業なしに導入可能なテンプレートが多数用意されており、ヒューマンインターフェイスデバイス(HID)や心拍モニター(HRM)など、Bluetooth Smartの一般的なアプリケーションの内部動作をご覧いただくことができます。自身のBluetooth Smartのサービスと特徴の生成や試験をご希望のユーザーは、これらのテンプレートを活用することで、極めて簡単に第一歩を踏み出すことができます。Arduino 版のBluetooth Smart SDKが実現することは、Arduinoにとって大きな一歩です」
Bluetooth low energy, Bluetooth Smart, Bluetooth Smart Readyについて(英語サイト)
https://www.nordicsemi.com/eng/News/Press-Center/Press-Backgrounders/About-Bluetooth-low-energy-wireless-technology-Bluetooth-Smart-and-Bluetooth-Smart-Ready
About nRF8001 について(英語サイト)
https://www.nordicsemi.com/eng/News/Press-Center/Press-Backgrounders/About-nRF8001
Arduino について(英語サイト)
http://www.arduino.cc/
Nordic Semiconductor ASAサイトについて(英語サイト)
http://www.nordicsemi.com/eng/News/Press-Center/Press-Backgrounders/About-Nordic-Semiconductor
Nordic Developer Zoneについて(英語サイト)
https://devzone.nordicsemi.com/
RedBearLab社のArduino向けシールドMakershed社(英語サイト)
http://www.makershed.com/Bluetooth_Low_Energy_BLE_Shield_for_Arduino_2_0_p/mkrbl1.htm
RedBearLab社のArduino向けシールドSeeedstudio社(英語サイト)
http://www.seeedstudio.com/depot/Bluetooth-40-Low-Energy-BLE-Shield-p-1255.html?cPath=73
【本リリースに関する報道関係からのお問い合わせは下記にお願いいたします】
Nordic Semiconductor PRエージェンシー(日本国内)
株式会社ブラッド・スウェット アンド ビアーズ
早田 真由美 (ハヤタ マユミ)
TEL: 03-6809-2301
E-mail: hayata@bsbeers.com
本社お問い合わせ(ノルウェー)
Marketing contact: Anne Strand
TEL: +47 22 51 10 62
Fax: +47 22 51 10 99
E-mail:Anne.Strand@nordicsemi.no
Website:www.nordicsemi.com
2005年に誕生したArduinoは、その後、極めて高い人気とコスト効果を誇るプロトタイプ開発用のプラットフォームとなっており、ユーザーは思いついたアイデアをすぐに形にすることが可能です。この技術は、「組み込みマイクロコントローラ向けLinux」としても認知度が高く、一連のハードウェアとソフトウェア・ツールで構成されています。これを使用することで、エンジニアはもちろんのこと、エンジニア以外のユーザーでも同様に、日常のニーズに幅広く応えるエンジニアリング・ソリューションを開発できます。
現在、Arduinoボードの生産数は30万個を上回っていますが、これを支えるのが、モジュール型アプローチによるプロトタイプ作成を可能にする、広範な「シールド」です。シールドは、個々または統合型のハードウェア・タスクを実行し、Arduinoの標準的なインターフェイス・フォーマットを用いたArduino互換ボードに接続できます。シールドは、多数のメーカーから提供されており、センサー、モーター駆動回路、LCDディスプレイ、Wi-Fi、Bluetooth無線技術、Ethernetなどのタスクを遂行します。
Bluetooth Smart SDKは、nRF8001 Bluetooth Smartコネクティビティ・デバイス向けに用意されている既存SDKの移植版です。Bluetooth Smart SDK の提供は、GitHub上のリポジトリとして行われ、加入者は、自らのバージョンのフォークを行い、プルリクエストを通知し、寄与貢献を行うことで、SDKをよりいっそう改善・拡張できます。
Bluetooth Smart SDKのサポートは、Nordic製品を使用中の開発者が、課題の解決策を話し合い、アイデアを共有することのできる人気フォーラムNordic Developer Zone(devzone.nordicsemi.com)で提供されます。
Bluetooth Smart SDK には、以下をはじめ、多数のサンプルが用意されています。
・ ヒューマンインターフェイスデバイス(HID)
・ Bluetooth low energyによるUART
・ 心拍モニター(HRM)
・ 温度センサー
・ 距離センサー
このほか、Arduino向けBluetooth Smart SDKのソフトウェア・インターフェイスは、多岐にわたるマイクロコントローラおよびマイクロコントローラ・プラットフォーム(ChipKIT、Maple、Teensy、mbed等)上でも実装されています。このような幅広い対応によって、Arduinoプラットフォーム上でプロトタイプ作成されたプロジェクトを、エンジニアの選択したプラットフォームやマイクロコントローラへと容易に移行できます。
さらに、Bluetooth Smart SDKを補完するものとして、Red Bear Lab社のBluetooth Smart BLE Arduinoシールドがあります。BLEのシールドボードは、Arduinoのフォームファクタに対応しており、ArduinoプロジェクトがBluetooth Smart Ready製品(iPhone 4S以降、Android 4.3以降のスマートフォン、OS X Mountain Lion以降、Windows 8以降、等)との通信を開始するのに必要な回路をすべて取り揃えています。
Nordic のプロダクトマネージメント ディレクター、Thomas Bonnerudは次のように述べています。
「Arduinoは近年、その人気を着実に伸ばしています。Arduinoは、迅速・簡単、そしてコスト効果に優れた形で、プロトタイプ作成可能な、極めて便利な手段となっています。その人気はまさに、今日の『MAKERSムーブメント』の中心に位置するものです。そして、新たなBluetooth Smart製品は日々登場しており、小規模な企業様による製品も多数存在しています。しかし、Arduinoは、小規模な企業様のみを対象としている訳ではなく、多数の大企業様で、アイデアのプロトタイプを迅速に作成するための手段としても使用されています。今回のBluetooth Smart向けSDKを通じ、Nordicは、Arduinoコミュニティがこの魅力的な新技術を活用し、開発作業に従事できるよう支援しています。」
Red Bear Labs社のチーフ・ソフトウェア・エンジニア、Poon Yuk-Cheong氏は、次のように述べています。
「Bluetooth Smartは、Bluetooth low energyの名でも知られている新技術で、開発者は、その可能性を見出すことに大きな意欲を見せています。開発者はまた、短期間でプロトタイプを作成し、簡単にソフトウェア開発を行える方法についても模索しています。そこで、Nordicでは、Arduino対応のnRF8001 SDKによって、こうした開発者にとって必要不可欠な手段を提供しています。このSDKは包括的で、オープンソースかつ無償で提供されます。これは、Bluetooth low energyの仕組みを学ぶ上で、最も簡単な手段です。SDK付属のチュートリアルは、Bluetooth Smartの初心者にとって、非常に優れた入門書となっています。」
RedBearLab社のCEOであるMa Chi-Hung氏は、次のように述べています。
「NordicのArduino対応Bluetooth low energy SDKには、準備作業なしに導入可能なテンプレートが多数用意されており、ヒューマンインターフェイスデバイス(HID)や心拍モニター(HRM)など、Bluetooth Smartの一般的なアプリケーションの内部動作をご覧いただくことができます。自身のBluetooth Smartのサービスと特徴の生成や試験をご希望のユーザーは、これらのテンプレートを活用することで、極めて簡単に第一歩を踏み出すことができます。Arduino 版のBluetooth Smart SDKが実現することは、Arduinoにとって大きな一歩です」
Bluetooth low energy, Bluetooth Smart, Bluetooth Smart Readyについて(英語サイト)
https://www.nordicsemi.com/eng/News/Press-Center/Press-Backgrounders/About-Bluetooth-low-energy-wireless-technology-Bluetooth-Smart-and-Bluetooth-Smart-Ready
About nRF8001 について(英語サイト)
https://www.nordicsemi.com/eng/News/Press-Center/Press-Backgrounders/About-nRF8001
Arduino について(英語サイト)
http://www.arduino.cc/
Nordic Semiconductor ASAサイトについて(英語サイト)
http://www.nordicsemi.com/eng/News/Press-Center/Press-Backgrounders/About-Nordic-Semiconductor
Nordic Developer Zoneについて(英語サイト)
https://devzone.nordicsemi.com/
RedBearLab社のArduino向けシールドMakershed社(英語サイト)
http://www.makershed.com/Bluetooth_Low_Energy_BLE_Shield_for_Arduino_2_0_p/mkrbl1.htm
RedBearLab社のArduino向けシールドSeeedstudio社(英語サイト)
http://www.seeedstudio.com/depot/Bluetooth-40-Low-Energy-BLE-Shield-p-1255.html?cPath=73
【本リリースに関する報道関係からのお問い合わせは下記にお願いいたします】
Nordic Semiconductor PRエージェンシー(日本国内)
株式会社ブラッド・スウェット アンド ビアーズ
早田 真由美 (ハヤタ マユミ)
TEL: 03-6809-2301
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Fax: +47 22 51 10 99
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