モノの「適切な距離感」を定量化する「関係性メトリック」技術のデモを展示 -京都大学、電気通信大学、神戸デジタル・ラボが共同研究成果を「ワイヤレスジャパン2014」で出展-
[14/05/19]
提供元:DreamNews
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国立大学法人京都大学大学院情報学研究科(新熊亮一准教授、以下京都大学)、国立大学法人電気通信大学大学院情報システム学研究科(笠井裕之准教授、以下電気通信大学)、および株式会社 神戸デジタル・ラボ(代表取締役:永吉一郎、本社:神戸市、以下KDL)は、5月28日から5月30日に東京ビッグサイトで開催される「ワイヤレスジャパン2014」に出展します。
今回の出展では3者の産学連携による研究成果として、社会における「関係性メトリック(※1)」の実用例を紹介します。
ブースでは、関係性メトリックをアメーバのように可視化するアプリケーションを使って、サーバマシンやネットワーク回線などの仮想インフラ資源の制御をデモンストレーションします。さらに本技術の普及活動を行うモバイルソーシャライズシステムフォーラム(※2、以下MSSF)からは、フォーラムの会員企業/団体によって実用化されたアプリケーションを展示します。
■研究の背景と概要
従来のインターネットは、物理的に遠いクライアント間でのより低遅延、高品質な通信の実現を基本指針としていました。しかし広い範囲からいち早く膨大な情報を入手できるようになった一方で、膨大な情報から適切な情報を取り出すことが困難な状況となっています。
この課題に対し3者は、場所や時期等の違いによる関心の違いや価値観の変化など、人/場所/モノ間の「適切な距離感」に応じたサービス・資源制御を実現することを目的とし、2011年9月より共同研究を実施しています。これまでの研究では、サーバやネットワーク回線などの利用状況を関係性メトリックによって定量化し、その値に基づいた資源配分の最適化に取り組んで参りました。
本研究成果は、独立行政法人 情報通信研究機構の委託研究「新世代ネットワークを支えるネットワーク仮想化基盤技術の研究開発」によるものです。
■今後の展望
「関係性メトリック」では、従来の統計的分析や自然言語処理とは全く異なる概念で、移動履歴や閲覧履歴などのライフログデータから当事者にとってのモノのつながりを評価し、さらに評価に基づいて未来のつながりの強さを予測します。「関係性メトリック」を利用すれば、大量の情報から当事者の状況に応じたコンテンツやサービスを提供できるほか、当事者が意識していない潜在的なニーズを発見し、将来を先読みしたライフナビゲーションなどの応用が期待できます。
本技術はMSSF内で、会員企業/団体によってマーケティングや予防保全などの用途でサービス化に向けた取り組みが行われています。
※1 関係性メトリック
行動履歴や地理的関係などの物理情報とネット上の閲覧履歴やSNS上のつながりなどのオンライン情報から、社会における人/場所/モノの関係性を定量化したもの。
※2 モバイルソーシャライズシステムフォーラム(MSSF)
KDLが京都大学と共に主宰する、関係性技術の研究成果の産業応用を目的とした産業化推進フォーラム。2011年9月30日に設立。現在36企業/団体が関係性技術のサービス化に取り組んでいる。
■ワイヤレスジャパン2014 概要
会期 :2014年5月28日(水)〜5月30日(金) 10:00〜18:00(最終日は17時閉場)
主催 :株式会社リックテレコム
会場 :東京ビッグサイト 西3,4ホール、会議棟
出展ブース位置:西3、4ホール境界のステージ付近
公式HP :http://www.wjexpo.com/
■本件に関するお問い合わせ先
国立大学法人 京都大学 大学院情報学研究科(http://cube.kuee.kyoto-u.ac.jp/~shinkuma/)
新熊亮一准教授 TEL:075-753-3556 電子メール:shinkuma@i.kyoto-u.ac.jp
国立大学法人 電気通信大学 大学院情報システム学研究科(http://klab.appnet.is.uec.ac.jp/)
笠井裕之准教授 TEL:042-443-5670 電子メール:kasai@is.uec.ac.jp
株式会社 神戸デジタル・ラボ (http://www.kdl.co.jp/)
先端技術開発事業部長 山口和泰 TEL 078-327-2280 電子メール k-yamaguchi@kdl.co.jp
今回の出展では3者の産学連携による研究成果として、社会における「関係性メトリック(※1)」の実用例を紹介します。
ブースでは、関係性メトリックをアメーバのように可視化するアプリケーションを使って、サーバマシンやネットワーク回線などの仮想インフラ資源の制御をデモンストレーションします。さらに本技術の普及活動を行うモバイルソーシャライズシステムフォーラム(※2、以下MSSF)からは、フォーラムの会員企業/団体によって実用化されたアプリケーションを展示します。
■研究の背景と概要
従来のインターネットは、物理的に遠いクライアント間でのより低遅延、高品質な通信の実現を基本指針としていました。しかし広い範囲からいち早く膨大な情報を入手できるようになった一方で、膨大な情報から適切な情報を取り出すことが困難な状況となっています。
この課題に対し3者は、場所や時期等の違いによる関心の違いや価値観の変化など、人/場所/モノ間の「適切な距離感」に応じたサービス・資源制御を実現することを目的とし、2011年9月より共同研究を実施しています。これまでの研究では、サーバやネットワーク回線などの利用状況を関係性メトリックによって定量化し、その値に基づいた資源配分の最適化に取り組んで参りました。
本研究成果は、独立行政法人 情報通信研究機構の委託研究「新世代ネットワークを支えるネットワーク仮想化基盤技術の研究開発」によるものです。
■今後の展望
「関係性メトリック」では、従来の統計的分析や自然言語処理とは全く異なる概念で、移動履歴や閲覧履歴などのライフログデータから当事者にとってのモノのつながりを評価し、さらに評価に基づいて未来のつながりの強さを予測します。「関係性メトリック」を利用すれば、大量の情報から当事者の状況に応じたコンテンツやサービスを提供できるほか、当事者が意識していない潜在的なニーズを発見し、将来を先読みしたライフナビゲーションなどの応用が期待できます。
本技術はMSSF内で、会員企業/団体によってマーケティングや予防保全などの用途でサービス化に向けた取り組みが行われています。
※1 関係性メトリック
行動履歴や地理的関係などの物理情報とネット上の閲覧履歴やSNS上のつながりなどのオンライン情報から、社会における人/場所/モノの関係性を定量化したもの。
※2 モバイルソーシャライズシステムフォーラム(MSSF)
KDLが京都大学と共に主宰する、関係性技術の研究成果の産業応用を目的とした産業化推進フォーラム。2011年9月30日に設立。現在36企業/団体が関係性技術のサービス化に取り組んでいる。
■ワイヤレスジャパン2014 概要
会期 :2014年5月28日(水)〜5月30日(金) 10:00〜18:00(最終日は17時閉場)
主催 :株式会社リックテレコム
会場 :東京ビッグサイト 西3,4ホール、会議棟
出展ブース位置:西3、4ホール境界のステージ付近
公式HP :http://www.wjexpo.com/
■本件に関するお問い合わせ先
国立大学法人 京都大学 大学院情報学研究科(http://cube.kuee.kyoto-u.ac.jp/~shinkuma/)
新熊亮一准教授 TEL:075-753-3556 電子メール:shinkuma@i.kyoto-u.ac.jp
国立大学法人 電気通信大学 大学院情報システム学研究科(http://klab.appnet.is.uec.ac.jp/)
笠井裕之准教授 TEL:042-443-5670 電子メール:kasai@is.uec.ac.jp
株式会社 神戸デジタル・ラボ (http://www.kdl.co.jp/)
先端技術開発事業部長 山口和泰 TEL 078-327-2280 電子メール k-yamaguchi@kdl.co.jp