クラシックカーの祭典『コンコルソ・デレガンツァ・ヴィラ・デステ 2014』でマセラティが快挙
[14/05/30]
提供元:DreamNews
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『コンコルソ・デレガンツァ・ヴィラ・デステ 2014』でマセラティが快挙
「1956年式マセラティ450 S」がベスト・オブ・ショーに選出
レーシングカーカテゴリー『フォア・ザ・トラック』でも優勝
「マセラティアルフィエーリ」が
『コンセプトカー&プロトタイプ・デザイン・アワード』に輝く
100周年記念特別カテゴリー『マセラティ―最初の世紀』は「1929年式V4スポーツ」
「1953年式A6GCSベルリネッタ」がオート&デザイン・トロフィーを獲得
モデナ発 − 5月24日から26日までイタリア北部コモ湖畔で開催されたクラッシックカーの祭典『コンコルソ・デレガンツァ・ヴィラ・デステ2014』は、マセラティの創業100周年を祝う素晴らしい結果となりました。
マセラティは審査員と一般参加者の両方から高い賞賛を受け、『ベスト・オブ・ショー』のほか、『コンセプトカー&プロトタイプ・デザイン・アワード』をはじめとする、数々の栄誉に輝きました。並みいるライバルを抑え、『ベスト・オブ・ショー』のトロフィーが授与されたのは、スイスの実業家でコレクターでもある、アルベルト・シュピース氏所有のダークブルーの「1956年式マセラティ450 S」。1956年から1957年にかけてモデナで9台だけ生産された2シーターのレーシングカーで、4.5リッターの400psエンジンを搭載し、ボディはファントゥッツィがデザインしました。車台番号4502のこの車両は、トニー・パラヴァノ氏によって購入され、1956年10月にアメリカに渡りました。そして数々のレースに出場しました。その後、複数のオーナーの手を経た後、現在のスイス人オーナーの所有となっています。この「450 S」は今年のヴィラ・デステで、1950年代から60年代にかけて活躍したレーシングモデルを対象としたレース部門の『フォア・ザ・トラック―栄光のレーシング』部門でも優勝を飾りました。
マセラティの100周年を記念して設けられた特別カテゴリー『マセラティ― 最初の世紀』部門には、時代別に6台のマセラティモデルが顔を揃え、その中から1929年製の「V4スポーツ(車台番号4002)」が、他の”姉妹モデル”を抑えて 1位に選ばれました。アメリカのローレンス・オーリアナ氏が所有するこの「V4」は、実に貴重でユニークな車です。そもそも2台しか製造されず、もう1台は「V5」に改造され、しかもレース中に大破してしまいました。この「V4」は、「ティーポ26B」の直列8気筒エンジン2基で構成される16気筒Vエンジンが特徴で、排気量は3961cc、エンジン出力は305psです。1929年9月28日、クレモナ・ロードサーキットレース(一部分のみアスファルト舗装)に「V4」で出場したバコニン・ボルザッキーニは、世界最速記録を10kmも上回る平均246.069km/hを達成しました。1934年のヴィラ・デステに出品された「V4」は、新オーナーたっての希望でザガートによってスパイダーにリボディされ、しかも2色のグリーンにペイントされました。
今年は「V4」が多くの栄誉を手にしましたが、ヴィラ・デステに登場した他のモデルも名車ぞろいでした――1956年「A6G/54 ベルリネッタ」(アレマーノ、米国/ジョナサン・シーガル氏所有)、1956年「A6G/2000 ベルリネッタ」(ザガート、アルゼンチン/クラウディオ・スカリーゼ氏所有)、1957年「150 GT プロトタイプ・スパイダー」(ファントゥッツィ、オーストリア/アンドレアス・モーリンガー氏所有)、1965年「クアトロポルテ1stシリーズ・サルーン」(フルア、イタリア/エマンノ・ケラー氏所有)、1953年「A6GCS ベルリネッタ」(ピニンファリーナ、イタリア/マッテオ・パニーニ氏所有)。
土曜日には、「A6GCS ベルリネッタ」が、最も刺激的なスタイルを評価されて「オート&デザイン・トロフィー」を授与されました。ピニンファリーナが手掛けた6気筒2リッターエンジン搭載の車体はわずか4台のみでしたが、このデザインにインスピレーションを受けたマセラティ・スタイル・センターはコンセプトカー「アルフィエーリ」を生みだし、今年のジュネーブ・モーターショーで発表されました。ヴィッラ・エルバで行われたパレードで最も人気を集めたのがこの「アルフィエーリ」で、2014年モデルで最高にエキサイティングなプロトタイプとして、『コンセプトカー&プロトタイプ・デザイン・アワード』を受賞しました。
このように伝統のバトンは確実に引き継がれています。創業100周年を記念してデザインされたこのコンセプトカーは、エキサイティングな魅力と機能性の両方を追求。名前の由来となったアルフィエーリ・マセラティが兄弟と力を合わせ、ボローニャのペポリ通りに“オフィチーネ・アルフィエーリ・マセラティ”を構えたのは1914年のことでした。
「マセラティ アルフィエーリ」はトリノにあるマセラティ・スタイル・センターで、マルコ・テンコーネ率いるデザイナーチームの手によって開発されました。プロジェクトを統括したロレンツォ・ラマチョッティは、現在グローバル・デザインFCAのCEOを務めています。
「アルフィエーリ」は、直接賞を受けたマセラティCEOハラルド・ウェスターによって、ヴィッラ・エルバのスペースに展示されました。また、ヴィッラ・エルバのマセラティ特設スペースでは創業100周年を記念する展示も行われ、「ギブリ」や「グランカブリオMC」といった新しいモデルのほか、1934年の「4C」や「3500GTスパイダー」といった往年の傑作も登場しました。
さらにモーターサイクル部門の『60年代の6日間』クラスには、マセラティ・モーターバイクを所蔵するボローニャ・ヒストリカル・レジストリーから156ccシングルシリンダー搭載の1961年「T 4 レゴラリータ」も展示されました。
<お問い合わせ先>
マセラティ コールセンター 0120-965-120
「1956年式マセラティ450 S」がベスト・オブ・ショーに選出
レーシングカーカテゴリー『フォア・ザ・トラック』でも優勝
「マセラティアルフィエーリ」が
『コンセプトカー&プロトタイプ・デザイン・アワード』に輝く
100周年記念特別カテゴリー『マセラティ―最初の世紀』は「1929年式V4スポーツ」
「1953年式A6GCSベルリネッタ」がオート&デザイン・トロフィーを獲得
モデナ発 − 5月24日から26日までイタリア北部コモ湖畔で開催されたクラッシックカーの祭典『コンコルソ・デレガンツァ・ヴィラ・デステ2014』は、マセラティの創業100周年を祝う素晴らしい結果となりました。
マセラティは審査員と一般参加者の両方から高い賞賛を受け、『ベスト・オブ・ショー』のほか、『コンセプトカー&プロトタイプ・デザイン・アワード』をはじめとする、数々の栄誉に輝きました。並みいるライバルを抑え、『ベスト・オブ・ショー』のトロフィーが授与されたのは、スイスの実業家でコレクターでもある、アルベルト・シュピース氏所有のダークブルーの「1956年式マセラティ450 S」。1956年から1957年にかけてモデナで9台だけ生産された2シーターのレーシングカーで、4.5リッターの400psエンジンを搭載し、ボディはファントゥッツィがデザインしました。車台番号4502のこの車両は、トニー・パラヴァノ氏によって購入され、1956年10月にアメリカに渡りました。そして数々のレースに出場しました。その後、複数のオーナーの手を経た後、現在のスイス人オーナーの所有となっています。この「450 S」は今年のヴィラ・デステで、1950年代から60年代にかけて活躍したレーシングモデルを対象としたレース部門の『フォア・ザ・トラック―栄光のレーシング』部門でも優勝を飾りました。
マセラティの100周年を記念して設けられた特別カテゴリー『マセラティ― 最初の世紀』部門には、時代別に6台のマセラティモデルが顔を揃え、その中から1929年製の「V4スポーツ(車台番号4002)」が、他の”姉妹モデル”を抑えて 1位に選ばれました。アメリカのローレンス・オーリアナ氏が所有するこの「V4」は、実に貴重でユニークな車です。そもそも2台しか製造されず、もう1台は「V5」に改造され、しかもレース中に大破してしまいました。この「V4」は、「ティーポ26B」の直列8気筒エンジン2基で構成される16気筒Vエンジンが特徴で、排気量は3961cc、エンジン出力は305psです。1929年9月28日、クレモナ・ロードサーキットレース(一部分のみアスファルト舗装)に「V4」で出場したバコニン・ボルザッキーニは、世界最速記録を10kmも上回る平均246.069km/hを達成しました。1934年のヴィラ・デステに出品された「V4」は、新オーナーたっての希望でザガートによってスパイダーにリボディされ、しかも2色のグリーンにペイントされました。
今年は「V4」が多くの栄誉を手にしましたが、ヴィラ・デステに登場した他のモデルも名車ぞろいでした――1956年「A6G/54 ベルリネッタ」(アレマーノ、米国/ジョナサン・シーガル氏所有)、1956年「A6G/2000 ベルリネッタ」(ザガート、アルゼンチン/クラウディオ・スカリーゼ氏所有)、1957年「150 GT プロトタイプ・スパイダー」(ファントゥッツィ、オーストリア/アンドレアス・モーリンガー氏所有)、1965年「クアトロポルテ1stシリーズ・サルーン」(フルア、イタリア/エマンノ・ケラー氏所有)、1953年「A6GCS ベルリネッタ」(ピニンファリーナ、イタリア/マッテオ・パニーニ氏所有)。
土曜日には、「A6GCS ベルリネッタ」が、最も刺激的なスタイルを評価されて「オート&デザイン・トロフィー」を授与されました。ピニンファリーナが手掛けた6気筒2リッターエンジン搭載の車体はわずか4台のみでしたが、このデザインにインスピレーションを受けたマセラティ・スタイル・センターはコンセプトカー「アルフィエーリ」を生みだし、今年のジュネーブ・モーターショーで発表されました。ヴィッラ・エルバで行われたパレードで最も人気を集めたのがこの「アルフィエーリ」で、2014年モデルで最高にエキサイティングなプロトタイプとして、『コンセプトカー&プロトタイプ・デザイン・アワード』を受賞しました。
このように伝統のバトンは確実に引き継がれています。創業100周年を記念してデザインされたこのコンセプトカーは、エキサイティングな魅力と機能性の両方を追求。名前の由来となったアルフィエーリ・マセラティが兄弟と力を合わせ、ボローニャのペポリ通りに“オフィチーネ・アルフィエーリ・マセラティ”を構えたのは1914年のことでした。
「マセラティ アルフィエーリ」はトリノにあるマセラティ・スタイル・センターで、マルコ・テンコーネ率いるデザイナーチームの手によって開発されました。プロジェクトを統括したロレンツォ・ラマチョッティは、現在グローバル・デザインFCAのCEOを務めています。
「アルフィエーリ」は、直接賞を受けたマセラティCEOハラルド・ウェスターによって、ヴィッラ・エルバのスペースに展示されました。また、ヴィッラ・エルバのマセラティ特設スペースでは創業100周年を記念する展示も行われ、「ギブリ」や「グランカブリオMC」といった新しいモデルのほか、1934年の「4C」や「3500GTスパイダー」といった往年の傑作も登場しました。
さらにモーターサイクル部門の『60年代の6日間』クラスには、マセラティ・モーターバイクを所蔵するボローニャ・ヒストリカル・レジストリーから156ccシングルシリンダー搭載の1961年「T 4 レゴラリータ」も展示されました。
<お問い合わせ先>
マセラティ コールセンター 0120-965-120