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【MIC - 産業情報研究所 発表】 2014年における台湾の半導体産業は世界平均を上回る成長を見せる

◆プレスリリース本文

2014年における台湾の半導体産業は世界平均を上回る成長を見せる-MIC予測


2014年5月30日
世界の半導体の市場収益額は、エンドユーザ市場における電子機器への世界的需要の高まりが見込まれることから、前年度比5.3%増3220億米ドルへの到達が予測されるとMIC (Market Intelligence and Consulting Institute) 社は伝えている。この成長は世界経済の回復に加え、スマートフォンやウェアラブル機器の人気上昇によるものである。

MIC - 産業情報研究所のChris Hung氏は、台湾の半導体産業はPC下落スピードが減速し、中低価格帯のスマート携帯機器の販売が引き続き好調なため、2014年に世界平均を上回る成長をとげるであろうと語っている。台湾の半導体産業の出荷額は前年度比12%増でおよそ2兆ニュー台湾ドル (700億米ドル;US$1 = NT$30) のピークが見込まれる。Hung氏はIC設計やIC製造セクタは2ケタの前年度成長比を伴いながら2014年により目覚ましい活躍を見せるであろうと伝える。

MICでは2014年における台湾のIC設計産業のみの出荷額は前年度比10%増のおよそ5134万ニュー台湾ドル (171万米ドル) へと到達するであろうと見込んでいる。Hung氏によれば、PC市場の勢いの減速、スマート携帯機器の成長の継続、ウェアラブル装置への高まる要求に伴って、台湾のIC設計企業は市場の変化に対応しながら該当アプリケーションの展開を行っている。それに加え、台湾の主要なICデ設計企業は多方面にわたる製品ラインアップを有し、ハイエンド(高額)製品の出荷シェアを伸ばしており、市場出荷額の面で産業全体のパフォーマンスを向上させる効果が期待される。

一方、MICでは2014年のIC製造産業における出荷額についても前年度比15%増の総額およそ1兆1000億ニュー台湾ドル (400億米ドル) になるであろうと予測しているが、この成長は主にモバイル通信製品に対する強い需要と28nmウェハー製品シェアの増加によるところである。加えて、ハイエンドなIC製造工程への新たな要求においてはパネルドライバICや指紋認証がもたらされ、関連企業らは大きな利益を受けている。この産業の成長は第2および第3四半期においては継続することが期待されるが、第4四半期においての需要は通常のサイクルの状態へとペースを落としていくと思われる。第4四半期における産業の出荷額は20nmウェハーの出荷シェアの急激な上昇に支えられて、緩やかな落ち込みになると予測される。

2014年における台湾のIC実装および検査業界の出荷額は、前年比6.5%増のおよそ3906 億ニュー台湾ドル (120億2000万米ドル)へ到達することが期待される。これは、主に通信用ICや家庭用電化製品の需要の向上によるものである。

2014年の台湾のICパッケージおよび検査業界は第1四半期後、4K2K高画質 TVや指紋認証センサ搭載機器への人気上昇により、例年であれば動きの鈍い第2四半期から第3四半期にかけて上向いていくであろうとHung氏は言及する。2014年の第4四半期の出荷額はハイエンドな実装および検査サービスにおけるシェア増加に支えられ、本来の期間的な影響にも関わらず横ばい程度かあるいは緩やかな減少程度におさまるであろう。


◆レポートについて
台湾のスマートフォン向けIC市場 2014年第1四半期
The Taiwanese Smartphone Application IC Market, 1Q 2014
http://www.dri.co.jp/auto/report/mic/micquartwspic1q.html


◆市場調査会社 MIC - 産業情報研究所
(Market Intelligence & Consulting Institute) について
http://www.dri.co.jp/auto/report/mic/index.html

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