【ICインサイツ社発表】DRAM平均販売価格の急騰は終わったか?
[14/06/12]
提供元:DreamNews
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◆ プレスリリース本文
DRAM平均販売価格の急騰は終わったか?
DRAMの平均販売価格(ASP)は2014年第一四半期より第二四半期の方が下落するものの、2013年第二四半期よりも24%上昇と予測
2014年6月10日
米国の半導体専門調査会社ICインサイツ社の調査レポート「The McClean Report 2014」の2014年中間期の更新版(来月出版)は、DRAM市場動向の詳細と2018年までの市場予測を提供する。まず、DRAMの平均価格は2014年第一四半期よりやや下落するだろうとしている(図1)。DRAMの出荷数は34億と予測され、2014年第一四半期からは横ばいだが、2013年第二四半期より5%の下落、2012年第二四半期からは15%の下落と予測している。
DRAMの平均販売価格は、2013年は11月以外は毎月上昇した。さらに2014年の2月には、DRAMの平均販売価格は3.19ドルと2007年2月以来の最高水準に達した。しかし、WSTSの図によれば、2013年3月にDRAMの平均販売価格は再び2.98ドル、4月に2.96ドルとなり、2011年以来初めての2か月連続の下落となった。図1にあるように、DRAMの平均販売価格は、2013年第二四半期から2014年第二四半期にかけて24%上昇すると予測され、2年前の2012年第二四半期に比べると74%の上昇となるだろう。ICインサイツ社は、2004年のDRAMの四半期毎の価格は、過去1、2年に比べるとあまり変動しないだろうとみている。多くの主要なサプライヤが3社に収斂し、市場はより成熟し、安定の段階に入るだろう。
より高額なモバイルDRAMへの移行も、DRAM平均販売価格の上昇に貢献してきた。従来のノートPCやデスクトップPCの出荷数は横ばいまたは下落したものの、スマートフォンやタブレットPCの出荷数が急増した。モバイル市場の成長需要に対応するために、多くのDRAMサプライヤが製品構成をより低電力で高価格のモバイルDRAMに移行し、PC用のDRAM生産を縮小した。
DRAMの平均価格が上昇する一方、DRAMの出荷数は異なる様相を見せていた。2012年のDRAMの出荷数は、最高値である2011年の162億セットから4%下落し、2013年に11%急落した。DRAMの出荷数は2014年と2015年には横ばいとなるだろう。2018年までは、PC用のDRAM出荷数の下落をモバイルDRAM出荷数が相殺し、DRAMの出荷数は135億から139億の非常に狭い幅で推移するだろうと予測している。
◆レポートについて
The McClean Report 2014
http://www.dri.co.jp/auto/report/icin/icinmcreport.html
◆市場調査会社 ICインサイツ社 - IC Insightsについて
http://www.dri.co.jp/auto/report/icin/index.html
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DRAM平均販売価格の急騰は終わったか?
DRAMの平均販売価格(ASP)は2014年第一四半期より第二四半期の方が下落するものの、2013年第二四半期よりも24%上昇と予測
2014年6月10日
米国の半導体専門調査会社ICインサイツ社の調査レポート「The McClean Report 2014」の2014年中間期の更新版(来月出版)は、DRAM市場動向の詳細と2018年までの市場予測を提供する。まず、DRAMの平均価格は2014年第一四半期よりやや下落するだろうとしている(図1)。DRAMの出荷数は34億と予測され、2014年第一四半期からは横ばいだが、2013年第二四半期より5%の下落、2012年第二四半期からは15%の下落と予測している。
DRAMの平均販売価格は、2013年は11月以外は毎月上昇した。さらに2014年の2月には、DRAMの平均販売価格は3.19ドルと2007年2月以来の最高水準に達した。しかし、WSTSの図によれば、2013年3月にDRAMの平均販売価格は再び2.98ドル、4月に2.96ドルとなり、2011年以来初めての2か月連続の下落となった。図1にあるように、DRAMの平均販売価格は、2013年第二四半期から2014年第二四半期にかけて24%上昇すると予測され、2年前の2012年第二四半期に比べると74%の上昇となるだろう。ICインサイツ社は、2004年のDRAMの四半期毎の価格は、過去1、2年に比べるとあまり変動しないだろうとみている。多くの主要なサプライヤが3社に収斂し、市場はより成熟し、安定の段階に入るだろう。
より高額なモバイルDRAMへの移行も、DRAM平均販売価格の上昇に貢献してきた。従来のノートPCやデスクトップPCの出荷数は横ばいまたは下落したものの、スマートフォンやタブレットPCの出荷数が急増した。モバイル市場の成長需要に対応するために、多くのDRAMサプライヤが製品構成をより低電力で高価格のモバイルDRAMに移行し、PC用のDRAM生産を縮小した。
DRAMの平均価格が上昇する一方、DRAMの出荷数は異なる様相を見せていた。2012年のDRAMの出荷数は、最高値である2011年の162億セットから4%下落し、2013年に11%急落した。DRAMの出荷数は2014年と2015年には横ばいとなるだろう。2018年までは、PC用のDRAM出荷数の下落をモバイルDRAM出荷数が相殺し、DRAMの出荷数は135億から139億の非常に狭い幅で推移するだろうと予測している。
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