NetSuite、次世代のサービス・リソース・プランニング(SRP)を発表
[14/06/23]
提供元:DreamNews
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2014年5月13日、NetSuite SuiteWorld 2014 カリフォルニア州サンノゼ発 -業界屈指のクラウドベース財務会計/ERP、そしてオムニチャネルコマースのソフトウェアスイートを提供するネットスイート(NYSE: N)は、本日、次世代のサービスリソースプランニング(SRP)ソリューションを発表いたします。
今回提供されるSRPは、ERPとプロフェッショナルサービスオートメーション(PSA)の長所を組み合わせて提供されます。1つのシステムでプロジェクト単位のビジネスを提供するサービス型および製品型企業のプロジェクト管理からリソース管理、タイムシートや経費管理、プロジェクト会計に至るすべての事業工程を統合管理し、ニーズを満たすことができる業界で唯一のクラウドサービスです。
また、今回の新しいリリースは、プロジェクト単位のサービス提供を行う企業のために定期的かつ計画的な請求業務、タイムシートに基づく請求や実費請求など、あらゆる請求業務に対応します。また、将来のビジネスに対応するためにNetSuite SRPはサービス事業者のビジネス情報に場所にとらわれず効率的にアクセスできるモバイルやソーシャル機能を提供します。業界に比類なき機能性をもって、NetSuite SRPでは、サービス事業者独自のニーズに対応するためSuiteCloud Development Platformを通じて容易にカスタマイズすることも可能です。
ネットスイートの画期的なSRPソリューションは、1990年代に製造業が資材所要量計画(MRP)を活用したのと同じように、プロジェクト型事業者と製品型事業者の事業運営を向上させ、また、一変させます。たとえば、入札から請求までのすべての工程において作業の自動化と管理を実現します。これにより企業は、競争力を確保し、効率性を向上すると同時に、顧客に質の高いサービスを提供することが可能になります。
サービス型事業者は、NetSuite SRPを用いて財務管理やフロントオフィスの事業運営を1つのシステムに統合することが可能になり、経営指標に基づき事業全体を可視化することでプロジェクト収益を最大化することが可能になります。また、統合的な可視化ソリューションにより、データに則った戦略的な意思決定の迅速化が可能となります。NetSuite SRPは、当該企業だけでなく、子会社に至るまで、地域や通貨、税務管轄区域をまたがった状況においても、グローバルに分散されたプロジェクトのリアルタイムでの把握、統一された財務管理やリソース最適化、事業管理が行えるためグローバル企業のニーズに応えることも可能になります。
また、サービスだけでなく製品も提供する企業においてもNetSuite SRPは、あらゆる販路における販売状況の把握を可能にするだけでなく、複数のモデルを用いた配送処理においても統合された請求処理を実現可能なため、事業全体にわたるプロセスの完全な把握と統制ができます。
SPRのニーズと市場機会
プロジェクト型および製品型企業は、両者ともに独立した情報と社員の最適配置という2つの課題を長年抱え続けてきました。従来、経営陣は事業データを表計算ファイルに記録し、それを財務部とEメールを通して連絡してきたため、リアルタイムで事業を把握する難しさと、データ入力ミスや二重入力といった結果を招いてきました。さらに、これらの企業は、成果、収益、そして顧客満足度を最大化するために適任の人材を適時に最もふさわしいプロジェクトに配置することにも苦戦してきました。一般的なPSAソフトウェアは、これらの課題の多くに対応しますが、多くの企業ではPSAソフトウェアと財務管理が連携していないため収益性を把握することができません。
「利益と事業拡大を促進するために、プロジェクト型・製品型企業は社内で従来、独立する傾向にある事業、製品、そして財務に関するデータを把握する必要があることは明らかです」とIDCのソフトウェアビジネスソリューションズでグループ副社長を務めるMike Fauscette氏は述べています。さらに、「これらのデータを1つのクラウド型システムに集約することで、私の調べによると、2013年には29億ドルの規模に達し、前年比9.5%で成長している世界のSRP市場においてはかなり魅力ある事業提供です」と述べています。
先進的な機能
NetSuite SRPを使うと、プロジェクト型・製品型企業は1つのシステムで、組織の財務状態の監視とリアルタイムな経営指標の把握が可能となります。この新しいリリースには以下の特長と利点があります。
・プロジェクト管理 - プロジェクトリーダーとそのチームメンバーが協力し、いつでもどこでも進捗状況を更新できます。それによって、プロジェクト効率を高め、お客様を満足させ、費用請求できない業務を減らすことにつながります。高度な機能として、プロジェクト用のテンプレート、タスクの依存関係、ベースラインとクリティカルパスの要点を示したガントチャートなどがあります。そして、新しいプロジェクトセンターはコンサルタントの生産性を向上させるために設計されています。また、iPhoneアプリを使うことで、絶えず活動するサービス提供者はいつでもどこでも時間制の費用請求や経費精算を行えます。
・人材管理 - リアルタイムのプロジェクト予定表に基づき、各人員が適任のプロジェクトに取り組んでいて、誰ひとりとして能力が無駄にされていないことを確認します。各個人の能力と現場経験に基づき、最適な従業員を各プロジェクトに配属することによって、人材活用の最適化を促します。
・プロジェクト会計 - 高度な作業見積り機能により、勤務表の勤務時間と財務諸表を照らし合わせ、実時間でプロジェクト収益の考察が行なえます。さらに、詳細なプロジェクト費用の見積りによりプロジェクトに直接要した費用の振り分けや、実時間に対応する見積り、実費の支出の比較ができます。
・モバイル機能とソーシャル機能 - NetSuite SRPをスマートホンやタブレット端末などのモバイル機器に対応させることによって、絶えず活動するサービス提供者が時間と費用の管理をし、取引先のオフィス、あるいは空港、自宅を含む世界のどこからでもより迅速・簡単に重要なビジネス情報にアクセスできる柔軟性を実現します。そして、SRPスイートに搭載されているソーシャル機能も共同作業の向上に役立ちます。
・費用請求の柔軟性 -定期的な請求業務や計画的な請求業務、タイムシートに基づく請求や実費請求など、あらゆる請求業務に対応します。
・時間・実費管理 - 勤務時間と実費精算の簡略化と複雑なビジネスニーズに対する業務開始と承認プロセスの把握は、コンサルタントの作業効率化と請求業務の短縮を促します。
・作業費の見積り - 財務状況を瞬時に把握できるだけでなく費用請求ができる時間数は直接総勘定元帳に記されます。
・収益認識 - 自動的に収益を認識することによって、正確な財務諸表の提出に向けた準備と計算が可能です。
・財務管理と報告 - プロジェクト型事業の各項目についてリアルタイムな状況の把握が可能です。また、統合された財務情報を関係者全員が参考にすることで堅実な報告と分析を行なえるためサービス事業の全工程を最適化することができます。
ソフトウェア、広告、マーケティングサービス、ITサービス、そしてコンサルティング企業のために
NetSuite SRPは、あらゆる業種のニーズに対応するように設計されています。具体的には、広告、マーケティングサービス企業、ITサービス、コンサルティング企業などのプロジェクト型事業社やサービスの遂行やコンサルティングを行なうサービス提供を行うソフトウェア企業、さらにはサービスも提供するハードウェアの再販売業者などに対応します。
ソフトウェア企業に対しては、高度なプロジェクト会計ソフトウェアによるプロジェクト会計の管理分析を簡単かつ効率的に行うプロジェクト予算管理を提供し、入札準備や時間・支出管理、顧客や社内の他部署への社内付け替え請求といった工程にも対応します。NetSuite SRPは、定期購入型のビジネスの収益認識を合理化しながら、収益や費用請求可能な支出、収益性、売掛金回収期間 (DSO) といったサービス事業の要となる要素を管理するための高度な機能を統合されたシステムで提供します。
デジタル化への対応や販売手数料、成果に基づく売り上げへの推移を目の当たりにしている広告・マーケティングサービス企業は、NetSuite SRPにより顧客へサービス提供や法的な承認、プロジェクト管理の合理化、リソースの最適化、営業から請求までの一連の業務を行うことができるようになります。その他にも、見積りや人材配置の最適化、社員の活用度や俊敏性を向上させることで重要な広告・マーケティング事業工程を割り振ることができます。ITサービスやコンサルティング会社ではNetSuite SRPを使うことによって、才能ある人材の効率的な配置、より正確な見積りの作成、そして利益率向上の余地がある分野の特定をすることが可能になります。これにより人材活用度やプロジェクト収益の向上を図ることができます。また、NetSuite SRPのグローバル機能により、経営コンサルティング会社は、1つのシステムで世界に分散する従業員を管理・監視し、地域や子会社に関係なく人材を配置することが可能になります。SuiteCloud Development Platformの追加により、事業に適したワークフローや最適化を簡単にカスタマイズすることができ、またこれらのカスタマイズされた内容は今後のNetSuiteのアップグレードにも対応します。
サービスを効率化した顧客事例
YouGov、 W2O Group、Just Marketing Inc.などのサービス事業者はNetSuiteを用いて実績や収益性を様変わりさせています。
イギリスに本部を置くグローバルマーケットリサーチ企業であるYouGov社は、NetSuiteの統合されたサービスと財務データの利点に満足しています。同社のオンラインアンケートには約300万人の回答者がおりますが、YouGovの収入源には、ブランド認知リサーチを行なう購読制のBrandIndex、高速処理のOmnibusリサーチサービス、その他幅広いプロジェクト型カスタムリサーチサービスが含まれています。したがって、YouGovは、収入認識、販売パイプライン、および、財務実績の把握をそれぞれ3つの異なった事業にわたって行なう必要があるわけです。カスタムリサーチは比較的従来のサービス業と似ているのに対し、データ商品とOmnibusは多くの場合1度限りの販売形式として扱われます。NetSuiteを活用することで、YouGov社は、全事業を通してプロジェクトを監視し、資源や時間がどのように使われているか調べることができるようになり、また、定期的に各事業からの収入を把握し、重要な情報を生み出しながら早期の決算処理を目指せるのです。
「ネットスイートのCRM(顧客関係管理)や財務会計機能の統合により、事業の状態が1つの体系に集約され、各事業種が共通の情報を参考にしながら業務に取り組めるようになりました」とYouGovの最高財務責任者Alan Newman氏は述べました。また、「複雑さの回避を常に目標としてきましたが、ネットスイートのおかげで一貫した体系を作るのが簡単になり、1つの販売商品をどこでも同じように扱うことができるようになります。NetSuiteのプロジェクト管理機能をとても楽しみにしています」と付け加えました。
さらに、NetSuiteのクラウドベース・システムおよびNetSuite OneWorldの国際的な機能は、YouGov社の世界進出や、バックオフィス関連の出費を抑えることに貢献してきました。具体的には、ロンドンの事務所が会計業務を支援しながらフランスに新たな事務所を開いたり、新たに買収した香港オフィスをわずか4週間で会社のシステムに取り込むことを可能としました。。
マーケティング、通信、そして研究開発の企業が集まって形成する独自のネットワークであるW2O Groupは、プロジェクト、財務、顧客データをすべて1つのシステムに統合し、お客様により良いサービスを提供し、アメリカ全域にわたる人事を管理し、利益率を上昇させるためにNetSuite SRPに目を向けたのことです。
主にNASCAR、F1、インディカーのレースで活動する世界的なモータースポーツマーケティング会社Just Marketing Inc. (JMI) は、個別のサービスや財務システムに悩まされていました。独立したシステムが時間や支出、財務諸表の管理を困難にし、既存の報告制度ではプロジェクト収益性の把握、費用請求に関するルールの設定、そして2つ以上の支払い請求方法を用いることが困難となっていました。
「NetSuiteの統合されたシステムを用いればプロジェクトの収益性をリアルタイムで把握し、決算時に目に見える形で成果が出るような迅速な決断を下すことが可能になります。またスピーディな経営を可能とし、お客様は正確で素早い対応に満足しています」とJMIで財務担当のGreg Nordhoff氏は話しています。
グローバルなアプローチ
グローバルサービス事業者は、世界規模で正確に事業の実績を把握するために必要な統合された事業管理ツールを欠いてきました。会計パッケージソフトや自社製のシステムでは子会社や異なる部署の把握は全くできず、利益のないプロジェクトを見抜くことができません。プロジェクトに適任の人材を見つけ、またその人材が出動できる状態にあるか知るのは至難の業でもあります。別の地域での需要や未対応の注文を定量的に評価するのはとても難しいものです。
これらの事業はさらに、異なる通貨での請求、そして収益認識を異なる税務管轄区域で行なうことで時間と労働を浪費し、経済的リスクを背負うことにもなります。また、この間もずっと現行のプロジェクトの迅速な遂行、支払い請求、そして受け取りを点在する部署や子会社に対して継続していかなければなりません。
そこで、新しいリリースでは、グローバルなプロジェクト管理と財務管理に関する課題の克服に挑みました。新商品の包括的サービス管理機能はグローバルに展開するプロジェクト型事業者と製品型事業者にとって理想的なものです。自動多通貨管理、そして多国の税制、コンプライアンス、複雑な収入認識管理のために組み込まれたサポートにより、NetSuite SRPは骨の折れる手作業を省略し、期末から締めまでの期間の短縮を実現します。NetSuite SRPは、グローバルサービス事業者が素早い配備をしつつ、最小限の出費でこれらの機能を時間と場所を問わずアクセスできるようにします。そして、各チームが世界中で協力できるようにするため、経営を継続するための必要事項は無駄のないように配慮しています。
■NetSuiteについて
NetSuiteは、世界中の20,000を超える企業や組織で、ミッションクリティカルビジネス領域で利用されています。NetSuiteを販売する米国法人NetSuite, Incは、1998年の創業以来、企業向けのクラウドERPのリーディングカンパニーとして確固たる地位を築いています。大企業の部門レベルや中堅・中小企業がクライアント/サーバー型のERPをNetSuiteへ移行しています。これらの企業がNetSuiteへ移行することにより、ビジネスプロセスを分断させることなくスムースな業務の遂行が可能になります。最新のガートナー社のレポートによるとNetSuiteは会計システムを提供するベンダー上位10社のなかで最も成長しているベンダーとして位置づけられています。NetSuiteは、最高のクラウド会計/ERPを低コストでお客様に提供することにより、企業の生産性を向上させ成功を支援し続けます。
■ネットスイート株式会社について
ネットスイートは、米国NetSuite, Inc.の日本法人として2006年4月に設立されました。NetSuite, Inc.は、SaaS型統合業務アプリケーションソフトウェア(SaaS:Software as a Service)のリーディングプロバイダです。ネットスイートは、会計システム、ERP(Enterprise Resource Planning)、CRM(Customer Relationship Management)、Eコマースなどを含む主要な業務アプリケーション機能を、単一のシステムで実現可能な環境で企業に提供しています。 NetSuiteの環境はオンデマンドサービスとして提供されますので、ハードウェアの調達、ライセンス料金の一括支払い、複雑な設定などがすべて不要となります。また、NetSuiteの「リアルタイム ダッシュボード」テクノロジーは、常に最新のビジネス情報を一覧表示させることが可能な、使いやすいインターフェイスをお客様に提供します。
■本件に関する問い合わせ先
ネットスイート株式会社 広報担当
〒107-0052 東京都港区赤坂2-5-27SKIビル2階
TEL:03-5545-7621 FAX :03-5545-7622
http://www.netsuite.co.jp
※ネットスイート(NetSuite)の名称およびロゴはNetSuite Inc.のサービスマークです。他の商標は各所有者が権利を保有しています。
今回提供されるSRPは、ERPとプロフェッショナルサービスオートメーション(PSA)の長所を組み合わせて提供されます。1つのシステムでプロジェクト単位のビジネスを提供するサービス型および製品型企業のプロジェクト管理からリソース管理、タイムシートや経費管理、プロジェクト会計に至るすべての事業工程を統合管理し、ニーズを満たすことができる業界で唯一のクラウドサービスです。
また、今回の新しいリリースは、プロジェクト単位のサービス提供を行う企業のために定期的かつ計画的な請求業務、タイムシートに基づく請求や実費請求など、あらゆる請求業務に対応します。また、将来のビジネスに対応するためにNetSuite SRPはサービス事業者のビジネス情報に場所にとらわれず効率的にアクセスできるモバイルやソーシャル機能を提供します。業界に比類なき機能性をもって、NetSuite SRPでは、サービス事業者独自のニーズに対応するためSuiteCloud Development Platformを通じて容易にカスタマイズすることも可能です。
ネットスイートの画期的なSRPソリューションは、1990年代に製造業が資材所要量計画(MRP)を活用したのと同じように、プロジェクト型事業者と製品型事業者の事業運営を向上させ、また、一変させます。たとえば、入札から請求までのすべての工程において作業の自動化と管理を実現します。これにより企業は、競争力を確保し、効率性を向上すると同時に、顧客に質の高いサービスを提供することが可能になります。
サービス型事業者は、NetSuite SRPを用いて財務管理やフロントオフィスの事業運営を1つのシステムに統合することが可能になり、経営指標に基づき事業全体を可視化することでプロジェクト収益を最大化することが可能になります。また、統合的な可視化ソリューションにより、データに則った戦略的な意思決定の迅速化が可能となります。NetSuite SRPは、当該企業だけでなく、子会社に至るまで、地域や通貨、税務管轄区域をまたがった状況においても、グローバルに分散されたプロジェクトのリアルタイムでの把握、統一された財務管理やリソース最適化、事業管理が行えるためグローバル企業のニーズに応えることも可能になります。
また、サービスだけでなく製品も提供する企業においてもNetSuite SRPは、あらゆる販路における販売状況の把握を可能にするだけでなく、複数のモデルを用いた配送処理においても統合された請求処理を実現可能なため、事業全体にわたるプロセスの完全な把握と統制ができます。
SPRのニーズと市場機会
プロジェクト型および製品型企業は、両者ともに独立した情報と社員の最適配置という2つの課題を長年抱え続けてきました。従来、経営陣は事業データを表計算ファイルに記録し、それを財務部とEメールを通して連絡してきたため、リアルタイムで事業を把握する難しさと、データ入力ミスや二重入力といった結果を招いてきました。さらに、これらの企業は、成果、収益、そして顧客満足度を最大化するために適任の人材を適時に最もふさわしいプロジェクトに配置することにも苦戦してきました。一般的なPSAソフトウェアは、これらの課題の多くに対応しますが、多くの企業ではPSAソフトウェアと財務管理が連携していないため収益性を把握することができません。
「利益と事業拡大を促進するために、プロジェクト型・製品型企業は社内で従来、独立する傾向にある事業、製品、そして財務に関するデータを把握する必要があることは明らかです」とIDCのソフトウェアビジネスソリューションズでグループ副社長を務めるMike Fauscette氏は述べています。さらに、「これらのデータを1つのクラウド型システムに集約することで、私の調べによると、2013年には29億ドルの規模に達し、前年比9.5%で成長している世界のSRP市場においてはかなり魅力ある事業提供です」と述べています。
先進的な機能
NetSuite SRPを使うと、プロジェクト型・製品型企業は1つのシステムで、組織の財務状態の監視とリアルタイムな経営指標の把握が可能となります。この新しいリリースには以下の特長と利点があります。
・プロジェクト管理 - プロジェクトリーダーとそのチームメンバーが協力し、いつでもどこでも進捗状況を更新できます。それによって、プロジェクト効率を高め、お客様を満足させ、費用請求できない業務を減らすことにつながります。高度な機能として、プロジェクト用のテンプレート、タスクの依存関係、ベースラインとクリティカルパスの要点を示したガントチャートなどがあります。そして、新しいプロジェクトセンターはコンサルタントの生産性を向上させるために設計されています。また、iPhoneアプリを使うことで、絶えず活動するサービス提供者はいつでもどこでも時間制の費用請求や経費精算を行えます。
・人材管理 - リアルタイムのプロジェクト予定表に基づき、各人員が適任のプロジェクトに取り組んでいて、誰ひとりとして能力が無駄にされていないことを確認します。各個人の能力と現場経験に基づき、最適な従業員を各プロジェクトに配属することによって、人材活用の最適化を促します。
・プロジェクト会計 - 高度な作業見積り機能により、勤務表の勤務時間と財務諸表を照らし合わせ、実時間でプロジェクト収益の考察が行なえます。さらに、詳細なプロジェクト費用の見積りによりプロジェクトに直接要した費用の振り分けや、実時間に対応する見積り、実費の支出の比較ができます。
・モバイル機能とソーシャル機能 - NetSuite SRPをスマートホンやタブレット端末などのモバイル機器に対応させることによって、絶えず活動するサービス提供者が時間と費用の管理をし、取引先のオフィス、あるいは空港、自宅を含む世界のどこからでもより迅速・簡単に重要なビジネス情報にアクセスできる柔軟性を実現します。そして、SRPスイートに搭載されているソーシャル機能も共同作業の向上に役立ちます。
・費用請求の柔軟性 -定期的な請求業務や計画的な請求業務、タイムシートに基づく請求や実費請求など、あらゆる請求業務に対応します。
・時間・実費管理 - 勤務時間と実費精算の簡略化と複雑なビジネスニーズに対する業務開始と承認プロセスの把握は、コンサルタントの作業効率化と請求業務の短縮を促します。
・作業費の見積り - 財務状況を瞬時に把握できるだけでなく費用請求ができる時間数は直接総勘定元帳に記されます。
・収益認識 - 自動的に収益を認識することによって、正確な財務諸表の提出に向けた準備と計算が可能です。
・財務管理と報告 - プロジェクト型事業の各項目についてリアルタイムな状況の把握が可能です。また、統合された財務情報を関係者全員が参考にすることで堅実な報告と分析を行なえるためサービス事業の全工程を最適化することができます。
ソフトウェア、広告、マーケティングサービス、ITサービス、そしてコンサルティング企業のために
NetSuite SRPは、あらゆる業種のニーズに対応するように設計されています。具体的には、広告、マーケティングサービス企業、ITサービス、コンサルティング企業などのプロジェクト型事業社やサービスの遂行やコンサルティングを行なうサービス提供を行うソフトウェア企業、さらにはサービスも提供するハードウェアの再販売業者などに対応します。
ソフトウェア企業に対しては、高度なプロジェクト会計ソフトウェアによるプロジェクト会計の管理分析を簡単かつ効率的に行うプロジェクト予算管理を提供し、入札準備や時間・支出管理、顧客や社内の他部署への社内付け替え請求といった工程にも対応します。NetSuite SRPは、定期購入型のビジネスの収益認識を合理化しながら、収益や費用請求可能な支出、収益性、売掛金回収期間 (DSO) といったサービス事業の要となる要素を管理するための高度な機能を統合されたシステムで提供します。
デジタル化への対応や販売手数料、成果に基づく売り上げへの推移を目の当たりにしている広告・マーケティングサービス企業は、NetSuite SRPにより顧客へサービス提供や法的な承認、プロジェクト管理の合理化、リソースの最適化、営業から請求までの一連の業務を行うことができるようになります。その他にも、見積りや人材配置の最適化、社員の活用度や俊敏性を向上させることで重要な広告・マーケティング事業工程を割り振ることができます。ITサービスやコンサルティング会社ではNetSuite SRPを使うことによって、才能ある人材の効率的な配置、より正確な見積りの作成、そして利益率向上の余地がある分野の特定をすることが可能になります。これにより人材活用度やプロジェクト収益の向上を図ることができます。また、NetSuite SRPのグローバル機能により、経営コンサルティング会社は、1つのシステムで世界に分散する従業員を管理・監視し、地域や子会社に関係なく人材を配置することが可能になります。SuiteCloud Development Platformの追加により、事業に適したワークフローや最適化を簡単にカスタマイズすることができ、またこれらのカスタマイズされた内容は今後のNetSuiteのアップグレードにも対応します。
サービスを効率化した顧客事例
YouGov、 W2O Group、Just Marketing Inc.などのサービス事業者はNetSuiteを用いて実績や収益性を様変わりさせています。
イギリスに本部を置くグローバルマーケットリサーチ企業であるYouGov社は、NetSuiteの統合されたサービスと財務データの利点に満足しています。同社のオンラインアンケートには約300万人の回答者がおりますが、YouGovの収入源には、ブランド認知リサーチを行なう購読制のBrandIndex、高速処理のOmnibusリサーチサービス、その他幅広いプロジェクト型カスタムリサーチサービスが含まれています。したがって、YouGovは、収入認識、販売パイプライン、および、財務実績の把握をそれぞれ3つの異なった事業にわたって行なう必要があるわけです。カスタムリサーチは比較的従来のサービス業と似ているのに対し、データ商品とOmnibusは多くの場合1度限りの販売形式として扱われます。NetSuiteを活用することで、YouGov社は、全事業を通してプロジェクトを監視し、資源や時間がどのように使われているか調べることができるようになり、また、定期的に各事業からの収入を把握し、重要な情報を生み出しながら早期の決算処理を目指せるのです。
「ネットスイートのCRM(顧客関係管理)や財務会計機能の統合により、事業の状態が1つの体系に集約され、各事業種が共通の情報を参考にしながら業務に取り組めるようになりました」とYouGovの最高財務責任者Alan Newman氏は述べました。また、「複雑さの回避を常に目標としてきましたが、ネットスイートのおかげで一貫した体系を作るのが簡単になり、1つの販売商品をどこでも同じように扱うことができるようになります。NetSuiteのプロジェクト管理機能をとても楽しみにしています」と付け加えました。
さらに、NetSuiteのクラウドベース・システムおよびNetSuite OneWorldの国際的な機能は、YouGov社の世界進出や、バックオフィス関連の出費を抑えることに貢献してきました。具体的には、ロンドンの事務所が会計業務を支援しながらフランスに新たな事務所を開いたり、新たに買収した香港オフィスをわずか4週間で会社のシステムに取り込むことを可能としました。。
マーケティング、通信、そして研究開発の企業が集まって形成する独自のネットワークであるW2O Groupは、プロジェクト、財務、顧客データをすべて1つのシステムに統合し、お客様により良いサービスを提供し、アメリカ全域にわたる人事を管理し、利益率を上昇させるためにNetSuite SRPに目を向けたのことです。
主にNASCAR、F1、インディカーのレースで活動する世界的なモータースポーツマーケティング会社Just Marketing Inc. (JMI) は、個別のサービスや財務システムに悩まされていました。独立したシステムが時間や支出、財務諸表の管理を困難にし、既存の報告制度ではプロジェクト収益性の把握、費用請求に関するルールの設定、そして2つ以上の支払い請求方法を用いることが困難となっていました。
「NetSuiteの統合されたシステムを用いればプロジェクトの収益性をリアルタイムで把握し、決算時に目に見える形で成果が出るような迅速な決断を下すことが可能になります。またスピーディな経営を可能とし、お客様は正確で素早い対応に満足しています」とJMIで財務担当のGreg Nordhoff氏は話しています。
グローバルなアプローチ
グローバルサービス事業者は、世界規模で正確に事業の実績を把握するために必要な統合された事業管理ツールを欠いてきました。会計パッケージソフトや自社製のシステムでは子会社や異なる部署の把握は全くできず、利益のないプロジェクトを見抜くことができません。プロジェクトに適任の人材を見つけ、またその人材が出動できる状態にあるか知るのは至難の業でもあります。別の地域での需要や未対応の注文を定量的に評価するのはとても難しいものです。
これらの事業はさらに、異なる通貨での請求、そして収益認識を異なる税務管轄区域で行なうことで時間と労働を浪費し、経済的リスクを背負うことにもなります。また、この間もずっと現行のプロジェクトの迅速な遂行、支払い請求、そして受け取りを点在する部署や子会社に対して継続していかなければなりません。
そこで、新しいリリースでは、グローバルなプロジェクト管理と財務管理に関する課題の克服に挑みました。新商品の包括的サービス管理機能はグローバルに展開するプロジェクト型事業者と製品型事業者にとって理想的なものです。自動多通貨管理、そして多国の税制、コンプライアンス、複雑な収入認識管理のために組み込まれたサポートにより、NetSuite SRPは骨の折れる手作業を省略し、期末から締めまでの期間の短縮を実現します。NetSuite SRPは、グローバルサービス事業者が素早い配備をしつつ、最小限の出費でこれらの機能を時間と場所を問わずアクセスできるようにします。そして、各チームが世界中で協力できるようにするため、経営を継続するための必要事項は無駄のないように配慮しています。
■NetSuiteについて
NetSuiteは、世界中の20,000を超える企業や組織で、ミッションクリティカルビジネス領域で利用されています。NetSuiteを販売する米国法人NetSuite, Incは、1998年の創業以来、企業向けのクラウドERPのリーディングカンパニーとして確固たる地位を築いています。大企業の部門レベルや中堅・中小企業がクライアント/サーバー型のERPをNetSuiteへ移行しています。これらの企業がNetSuiteへ移行することにより、ビジネスプロセスを分断させることなくスムースな業務の遂行が可能になります。最新のガートナー社のレポートによるとNetSuiteは会計システムを提供するベンダー上位10社のなかで最も成長しているベンダーとして位置づけられています。NetSuiteは、最高のクラウド会計/ERPを低コストでお客様に提供することにより、企業の生産性を向上させ成功を支援し続けます。
■ネットスイート株式会社について
ネットスイートは、米国NetSuite, Inc.の日本法人として2006年4月に設立されました。NetSuite, Inc.は、SaaS型統合業務アプリケーションソフトウェア(SaaS:Software as a Service)のリーディングプロバイダです。ネットスイートは、会計システム、ERP(Enterprise Resource Planning)、CRM(Customer Relationship Management)、Eコマースなどを含む主要な業務アプリケーション機能を、単一のシステムで実現可能な環境で企業に提供しています。 NetSuiteの環境はオンデマンドサービスとして提供されますので、ハードウェアの調達、ライセンス料金の一括支払い、複雑な設定などがすべて不要となります。また、NetSuiteの「リアルタイム ダッシュボード」テクノロジーは、常に最新のビジネス情報を一覧表示させることが可能な、使いやすいインターフェイスをお客様に提供します。
■本件に関する問い合わせ先
ネットスイート株式会社 広報担当
〒107-0052 東京都港区赤坂2-5-27SKIビル2階
TEL:03-5545-7621 FAX :03-5545-7622
http://www.netsuite.co.jp
※ネットスイート(NetSuite)の名称およびロゴはNetSuite Inc.のサービスマークです。他の商標は各所有者が権利を保有しています。